2017年07月12日

蘭月雲便りNo.8:ウラウラウラ

この前、久しぶりに新撰組関連の本を読みました。小松エメルさん(母方にトルコ人の祖父を持ち、名は、トルコ語で「強い、優しい、美しい」などの意)
の『夢の燈影 新撰組無名録』。ミーハーしていた昔を思い出しました(笑)


先週発売の週刊マガジンから『金田一少年の事件簿』の新連載が始まったのですが~京王電鉄&都営交通とコラボというやらで、高幡不動のお祭り・新撰組のコスプレ・誘拐犯人は沖田総司を名乗る・・・となんだこりゃ、な話になっています。ジャンプの『銀魂』は実写映画化公開間近ですし・・・また新たな新撰組ファンが生まれるのでしょうか?



さてさて、話は変わりますが「うわなり打ち」という言葉を皆さまは聞いたことがありますが? 歌舞伎好きな方なら演目にあるらしいのでご存知かも?
なんでも「離縁された前妻が後妻にいやがらせをする習俗をいう」そうです・・・ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!



調べますと、日本の古代の一夫多妻制では、二度目およびそれ以後の妻を「うはなり」とよんでいたらしい。平安時代になると、今の後妻の意味に。ある人が妻と別れて、その後まもなく後妻を迎えると、前妻が憤慨して、親しい女子を語らって箒(ほうき)やすりこ木などをもって後妻を襲撃。後妻のほうでも親しい女子を集めて防戦に努めたというから驚きです(;゚∇゚) この習俗は平安時代から戦国時代ごろまで行われ、特に戦国時代には盛んであった・・・といいます。


戦国時代なんてお姫様たちは政略結婚であちこちに嫁がされて・・・のイメージですが、この時代を扱った小説を読めば江戸時代の女敵討ち(めがたきうち:妻が不倫をした場合に不倫相手と妻に対して行われる。)みたいに、わりと頻繁に出てくるのかしらん?



rohengram799 at 22:49コメント(4) |  

コメント一欄

1. Posted by 猫ムスメ   2017年07月13日 13:55
うわなり打ち、私も初めて小説で読んだ時には「へぇ〜!」と思いました。家の中がめちゃめちゃに破壊されるほど激しかったみたいですね。湯屋の混浴同様、当時の外国人が見たら「アンビリーバボー!」と仰天したことでしょう(^^;

しかし相当数の時代小説を読んでいる私ですが、このうわなり打ちが登場する作品は多分2〜3しか記憶がありません。
記録が少ないのか、もしくはあまり一般的な文化ではなかったのでしょうか……
2. Posted by ミューちゃん   2017年07月13日 16:57
5 オスカーさん、こんにちは
この話は現代には到底、置き換えられないと思いますが(笑)まぁ、戦国時代の話は、かなり後付けと言うか、かなり無理に美談にしてるような感じもしないでもないですね(笑)他の時代も多分、そうだと思いますよ(笑)
3. Posted by オスカー   2017年07月14日 11:10
猫ムスメ様
最初うちわでペチペチところ近寄ってくるウザい男たちをあしらっている綺麗なおねーさんを想像していたのですが(;´∀`) もう八つ当たりトイレか嫌がらせですね。女の執念、集団ヒステリーみたいな感じだったのかも。
4. Posted by オスカー   2017年07月14日 11:12
ミューちゃん様
後からアレはなんだったのか?という風習・慣習ってありますよね。当時は「女の意地」みたいなので何かしないと気がすまなかったのかも。殿方に敵意が向かないのがなんとも・・・。

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