2017年06月19日

さくも便りNo.12:おまえに

♪そばにいてくれる だけでいい 
だまっていても いいんだよ
  


フランク永井さんの『おまえに』作詞は岩谷時子さんだったのですね~知らなかった! って、なぜこの歌を思い出したかというと、読売新聞の「四季」という長谷川櫂さんが選んだ俳句や短歌を紹介するコラム(?)みたいなのがあって、昨日の句がコチラだ
ったのです。


【夫が言う「ただ居てくれるだけで良い」そんな人にはなりたくはなし 】


峰由美子さんの歌集『アフター・トーンズ』から。



なんでしょうね、この妻と夫の温度差(笑) ダンナさんは「オレって今イイコト言っちゃったなぁ~σ(≧ω≦*)」という気分なのかもしれませんが、妻からしたら「私はそんなお飾りみたいな女じゃないのよΣ( ̄皿 ̄;;」な気持ちになったのかも・・・。



恋人時代だったら素直に喜ぶことが出来ても、夫婦になるとまた違うのか? ・また結婚年数にもよるのかしらん? 熟年離婚という言葉がうかんでくるような一句でした(; ̄ー ̄A



峰由美子さんがどんな方か知りたくて調べたのですが、こちらのブログ記事によると峰由美子さんは鬼籍に入られたようです。まだお若いのに。この事実を知ってから上記の句を読むとまたいろんな気持ちがわき上がってきました。歌集のタイトル時には同名のアルバムがあるみたいですね。愛の余韻・・・合掌。

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/moutuaruto/52041319





rohengram799 at 10:13コメント(6) |  

コメント一欄

1. Posted by ミューちゃん   2017年06月19日 16:44
5 オスカーさん、こんにちは
そもそも男女の違いって有って当たり前ですから、その理由でイライラする事は、もう無くなりましたね(笑)でも強いて言うなら、女性の主張が強くなって来ましたよね。只、これもケースバイケースで良い方向に行く反面、問題を余計に拗らしてしまう場合も有りますし、最近では女尊男卑って云う言葉も有るぐらいですから、主張をし過ぎるのも困ったものですよね
2. Posted by まろゆーろ   2017年06月20日 08:51
あはは。すごい句。
「そんな人にはなりたくないし」の「し」が、他人行儀の詰まった何ともはや強烈なとどめですね。
一文字で決めた。女性の、これが妻の本性と反逆でしょうか。

最近は熟年離婚どころか死んでから離婚する風潮が。
人生の最後の最後の行き着く先への大きな変更というか、伴侶とも義理のご先祖とも同じ墓には入りたくないという大きな抵抗でしょうね。分かる気もします。
そう思い実行する前にとっとと別けれて違う人生を歩めば良いのにとも。
積年の思いを抱えた女性は、げに恐ろしや。

今晴れている大分も午後から雨に変わるようです。
いよいよ梅雨らしくなるのでしょうね。
オスカーさん、くれぐれもご自愛ください。
3. Posted by オスカー   2017年06月20日 09:19
ミューちゃん様
男女参画事業とかありますが、今の時代にコレは・・・という気もしますね。しかし、やっぱり都合よく女性を利用している部分、団体はあると思います。
4. Posted by オスカー   2017年06月20日 09:23
まろゆーろ様
峰由美子さんは56歳で他界されていました。
「再発のわかりし夕べこの生を癌もろともに君が抱きくる」・・・ご主人はどうされているのかと考えてしまいました。 明日から梅雨空になりそうです。雨の日は雨を楽しむ、そんな余裕が欲しいです~!
5. Posted by 猫ムスメ   2017年06月20日 13:31
いい句ですね。
ある程度、歳月を重ねた夫婦にしか捻り出せない句なのでは? と感じます。

56才で亡くなられたとは…本当に残念(><)
旦那様はさぞお寂しいでしょうね…
6. Posted by オスカー   2017年06月20日 15:40
猫ムスメ様
やはり鬼籍に入られてしまった河野裕子さんの『のちの日々をながく生きてほしさびしさがさびしさを消しくるるまで』という短歌を思い出しました。逝く人も遺された人も辛いですね。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ