2018年03月26日

桃月雲便りNo.29:100万匹の猫

本屋さんで『100万びきのねこ』という絵本を立ち読みしてきました。表紙には色がありますが、中身は版画のようで色味はありませんでした。


http://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=1



年をとったおじいさんとおばあさんは、寂しいのでネコを飼うおうと思います。ネコ探しに出かけたおじいさんは、たくさんのネコであふれた丘にたどりつきます。どのねこもかわいく見え、おじいさんはみんなを連れてうちに帰ってきます。でも、そんなにたくさんのネコは飼えません。そこで、おじいさんとおばあさんは、どのネコを家に置くか、ネコたちに決めさせようとしますが・・・なんかネコの「バトル・ロワイアル」みたいになっちゃって(具体的には書いてないけれど)、ほんわかした話だと思っていたのに、なんだろう、怖い絵本じゃないかと。


おじいさんが家に帰る途中に、ネコたちがのどが渇いたからといって池の水を飲んだら干上がってしまったり、お腹がすいたからと草を食べたら全部なくなってしまったり・・・一匹が食べる量が少なくても数が多いのでなくなってしまうという・・・それってどうなのよ?



「そこにもねこ、あそこにもねこ、どこにもかしこにも、ねことこねこ、 ひゃっぴきのねこ、せんびきのねこ、ひゃくまんびき、一おく一ちょうひきのねこ」が繰り返されて、子どもだったらギャハハ~(≧▽≦)と笑うのかもしれないけれど、集団的暴力ではないのかと感じてしまうのは大人になりすぎたから?


3才から読み聞かせ、とあったけれど、この本はなんだか怖いので、私はイヤだなぁと思ってしまいました。


サイトに感想がありますが、一匹最後に残ったネコは賢いのかもしれないけれど、ラスボス感があって、よかったね、ヘンな争いに巻き込まれなくて、と素直には思えなかったです。




rohengram799 at 17:01コメント(4) | 絵本・昔話・童話・法話  

コメント一欄

1. Posted by まろゆーろ   2018年03月26日 20:36
ご無沙汰です。
春のぬくさいっぱいの壁紙にオスカーさんと春の優しさを感じています。
100万びきのねこ。元嫁が長男に読み聞かせをしていました。こんな内容だったとは! 元嫁は過激な性格だったのかもしれないなと今思っています。
引っ越しした新しい庭に植えた我が家の桜も咲きました。まだまだ小さくて頼りなげです。この桜が大きくなるまで僕は元気だろうか...しみじみ感じる歳になりました。
素敵な春をお過ごしくださいね。
2. Posted by 猫ムスメ   2018年03月27日 08:32
「100万回生きたねこ」ではないのですね(^^;

確かに100万匹の猫が生き残りをかけ争う…みたいな…あまり微笑ましいイメージではないですね(汗)。
ニャンコにはもっと「野良でもいいにゃ♪」とマイペースでいて欲しいです。
3. Posted by オスカー   2018年03月27日 09:30
まろゆーろ様
師匠の好きな桜の季節がやってきました。「さまざまなこと思い出す桜かな」であります。コメントいただけて嬉しいです。長く読み継がれている絵本なので、人気があるのだと思いますが・・・自分が一番綺麗で家猫にふさわしい!と争うたくさんのネコを想像するのは・・・でした。 いつでも師匠と大切な皆さまのおだやかな毎日を祈っております。ご自愛下さいませ。
4. Posted by オスカー   2018年03月27日 09:34
猫ムスメ様
カラフルな平積みの絵本の上に1冊あったので、とても目立っていたので読んでしまいました。おじいさん、ネコを抱えすぎ!なところまでは微笑ましかったのですが・・・残ったネコがいつかナニかに豹変しそう、という気持ちが消せない絵本でした(-ω-;)

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