2018年04月05日

清和雲便りNo.7:14歳

「14歳」という言葉から皆さまは何を連想するのでしょう。私のように楳図かずおさんのバイオ鳥肉の細胞から誕生した天才科学者"チキン・ジョージ"を一番に思い浮かべた人もいるかしら(^^;)(;^^)



『白いうた 青いうた』という日本の作曲家・新実徳英と日本の詩人谷川雁によって1989年から1995年まで作曲された合唱曲のシリーズがあり、合唱曲としては珍しく、曲が先に作られた後に詞が作られたそうです。全100曲を目指していましたが、1995年、肺がんで谷川さんが亡くなられてしまい、53曲で中止に。享年72歳。その中に『14歳』があったのです。




  十四歳


  はなびらのにがさを
       
  だれがしってるの

  ぴかぴかのとうだい

  はだしでのぼったよ

  かぜをたべた

  からっぽになった

  わたしいま十四

  うみよりあおい

  はなびらのにがさを

  だれがしってるの

  だれが





「14歳には14歳の暗さがある。自分たちのことをよくわからない大人たちに、花と呼ばれるとちょっと反発したくなる、そんな気持を代弁したかった」そうです。思春期の少女の子どもの部分と大人の女性の一片をのぞいたような、なんとなくセクシーさを感じてしまった私はやはりおやぢなのでしょうか?







rohengram799 at 18:14コメント(4) 

コメント一覧

1. Posted by 猫ムスメ   2018年04月05日 19:29
私は石田衣良の「4TEEN」を思い出しました^_^ あのシリーズは名作だと思います。

あと、村上龍に「14才のハローワーク」があった気がしますが、あれは13才でした(^^;
2. Posted by のざわ   2018年04月05日 21:54
オスカーさん、こんばんは。新実徳英さんが作曲された歌を今コーラスで習っています。岩間芳樹さん作詞です。
「聞こえる」
鐘が鳴る 鳩が飛びたつ 広場を埋めた群衆の叫びが聞こえる 歌を 歌をください以下省略しますが、メッセージ性の強い歌です。
3. Posted by オスカー   2018年04月06日 07:19
猫ムスメ様
石田衣良さんと辻仁成さんが一緒になってしまう私です(^o^;) 14歳、輝く毎日を過ごしてほしいですが、最近の中学生、ジャージというよりスポーツウェアで生意気!と時代を感じてしまいます。
4. Posted by オスカー   2018年04月06日 07:22
のざわ様
『聞こえる』の歌詞、『レ・ミゼラブル』の「民衆の歌」を思い出しました。検索して全部を読みました。力強いですね。次の記事に書かせていただきたいです。教えていただき、ありがとうございました。

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