2018年09月21日

菊咲雲便りNo.12:月🌃と星🌉

スーパーにお月見だんご🎑が売られていました。十五夜(今年は24日の月曜日)、お天気はどうでしょうね? 新聞に九州で十五夜に綱引きをするところがあると書いてあって、気になり調べてみたら、古いですが各地の行事についての記事がありました!

https://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20130917/161881/?ST=mobile_f


月といえばセットのようについてくる(?)星、夜空の星が降るようで怖くなってしまったことがあります。30年以上前の夏、沖縄に行くフェリーから見上げた夜空でした。ウチの田舎でも結構綺麗に見えたのですが、数が全然違いました🌟


沖縄のおみやげの一つに「星の砂」がありますが、竹富島にこんな民話があるそうです。


それは、まだ八重山の島々ができてまもない頃、天の星の女神さまが「星の子」を身ごもりました。
星の子を産むにあたり、どこか清らかな場所がないかと天の神様に相談したところ、「あの島の沖のサンゴと白砂の美しいところがよかろう」とちょうど現在の竹富島の沖のとても美しい場所を教えてくれました。

星の女神はさっそくその海で星の赤ん坊を産みました。ところが、それを知った海の神は「ワシにことわりもなく、こんな所に子どもをたくさん産み落としたのは誰だ!せっかくのワシのお気に入りの海が台無しではないか」と怒り出してしまいました。
怒った海の神は、海蛇を呼び「よいか、ここに産み落とされているものを全部飲み込んでしまえ!一つも残すな」と命じたのです。海蛇は海の神の命令通りに星の子ども達をすべて飲み込んでしまいました。

後には白い星の子どもの小さな骨だけが砂に混じって残されることに・・・それを知った天の神様は、その骨を拾って香炉に入れ、お正月の朝にお香を焚いて星の子ども達の魂を天に送るように、と人間たちに言いつけました。子ども達の魂は星となり、天の星の女神さまの星の周りで光り輝くようになったと言い伝えられているそうです。


「星の砂」にまつわるこんな話があるとは・・・海神さま、心が狭い~!



rohengram799 at 15:18コメント(4) | 絵本・昔話・童話・法話  

コメント一欄

1. Posted by のざわ   2018年09月21日 16:05
オスカーさん、こんにちは。竹富島に伝わる物語を教えてくださり、ありがとうございます。竹富島は息子夫婦が新婚旅行で行ったところです。とても楽しかったみたいで、私も幸せになりました。息子は旅をあまりしたことがなかったのですが、旅の楽しさに開眼したみたいです。牛の背に揺られたり、おいしい豚の角煮やもずくなどなど。私には竹富島とネームの入ったTシャツを買ってきてくれました。このシャツを着る度にあの日に帰ります。
2. Posted by ミューちゃん   2018年09月21日 16:55
5 オスカーさん、こんにちは
沖縄ってニュースを観る限りでは時間が止まってるのではないか?て思う時が有るんですよ。良い意味でも悪い意味でも。沖縄県民は、安室ちゃんが出て来てから、堂々と沖縄出身って言えるようになったんだそうです。今でも差別が有るみたいですね
3. Posted by オスカー   2018年09月23日 16:33
のざわ様
小さな島に伝わる話は興味深いものがたくさんありますよね。 ウチの二男もこの夏、竹富島に行きました。お天気もスゴくよかったようで、見せてもらった写真の海と空の色はとても美しかったです。おみやげに小さいシーサーの置物をもらいました。あと黒糖(笑)
4. Posted by オスカー   2018年09月23日 16:38
ミューちゃん様
私の専門学校時代の少し年上の同級生は「パスポートを持って本土に行った」と言っていました。夕方、嘉手納基地の近くを通りましたが、米軍の車両がたくさん走っているのを見るとやはり怖かったですね。

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