2019年06月08日

林鐘雲便りNo.7:架空のオペラ

「架空のオペラ」はジュリーのアルバムタイトルなんですが、こちらの架空の男女の恋愛を短歌で表現したものを読んで、この言葉を思い出しました。まだまだ続くみたいですが、こういう作品もダラダラ長い恋愛小説よりギュッ!と感情の濃厚なエキスだけが抽出されたカプセルみたいで、いいなぁ〜と思いました。昭和のメロドラマ感があって、おやぢなワタクシの妄想を広げさせてくれます(〃艸〃)



http://mahola.xsrv.jp/fictitiouslove/






それぞれの愛しき舌が脳を舐む

 

嵩(たが)文彦『ダリの釘』より…………この「舐む」ですが、単純(?)になめるの意味でいいのか、と考えてしまいます。まぁ、脳をナメるってなんだよ!と言われそうですが(;´д`) いくつかある意味の中に


(火の動きを舌の動きに見たてて)炎がはうようにして燃え広がる。


というのがあって、理性を感情(官能? 本能?)が侵食していくような、そんな感覚をイメージしてみたり……。 案外、舌戦を繰り広げる男女がお互いの理論を突き崩していく様子だったりして(笑)




最近はいかにして、直接表現を避けてお耽美を書くかに頭を悩ませているので(もっと他に考えることがあるだろ!と言われるのはわかっていますが)、短歌や俳句は勉強になりますわ。 では、最後に「くちびる」の句をもうひとつ。



くちびるに雨粒ひとつ花涅槃 白澤良子




rohengram799 at 08:00コメント(6) |  

コメント一欄

1. Posted by ミューちゃん   2019年06月08日 16:35
5 オスカーさん、こんにちは
最近の恋愛ドラマとか映画は、やたらと学園ものが多くて、それこそメロドラマが減って来てるので、ドラマは観ないようになりましたね映画も恋愛ものは観なくなりましたみんな濃厚なラブシーンとかベッドシーンを観るのは、もう嫌なのでしょうかね?よく言われるコンプライアンス問題も関係してるんですかね?何か物足らないですね~
2. Posted by オスカー   2019年06月09日 08:15
ミューちゃん様
最近はマンガがすぐアニメやドラマ、映画になるのでちょっとウンザリしています。リアルな人間が演じるとう~ん、なのが多いです。あとLGBTを意識している、と言ったらおかしいですが、多様性を認めましょう!的なドラマが急に増えたのもイヤですね〜反対に誤解がうまれたりしないか気になります。
3. Posted by 猫ムスメ   2019年06月09日 09:07
最近よく「脳内彼氏」とか「妄想彼女」とか言うのを聞きますね。ゲームやネットの影響でしょう。しかしオーソドックスに「架空」の方が奥ゆかしくて想像力も働く気がします(笑)
4. Posted by なう60   2019年06月10日 08:32
5 オスカ-さん
ご無沙汰しています。
孫誕生、温かいおコメント有難う御座います。おかげさまで孫そしてママも元気で「すくすく成長」しています。
関東は、「梅雨入り」体調に留意して乗り切って下さい。時々、訪れますので宜しくお願い致します。
5. Posted by オスカー   2019年06月10日 09:08
猫ムスメ様
自分ひとりで楽しむのがよかったのに、ここ数年は商業主義に毒されてあちこち見かけるフレーズになってしまい、お耽美さがなくなり、残念です(笑)
6. Posted by オスカー   2019年06月10日 09:10
なう60様
ご無沙汰しております。お目出度い話に嬉しくなりました。徳島、四国の話題を見聞きする時にはいつも思い出しております😳 なう様もお身体に気をつけて下さいませね‼️

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