2019年10月30日

紅樹雲便りNo.28:真闇の美

10/27の読売新聞「四季」にあった俳句です。


すさまじき真闇となりぬ紅葉山 (鷲谷七菜子)


秋晴れの紅葉は晴れやかなものだが、夜は闇に沈む紅葉も格別。まして紅葉山なら底知れぬ闇に包まれる紅葉である。紅葉の名所ではライトアップが盛んだが、あれでは台なし。日本人の感覚が粗くなっているのでは。句集『遊影(ゆうえい)』から。


長谷川櫂さんの「日本人の感覚が粗くなっているのでは。」に、たしかにそうなのかも……と思いました。手つかずの美しさというか、自然そのまま、自然が造り出すものを畏敬の念とともに見つめて来たはずなのに……最近、鳥居に映像を映している(プロジェクションマッピング)記事を読みましたが、正直、えー、そこまでやるの?と思ってしまいました……でも結構前からイベントとしてやったいたんですね。寺社仏閣でアレをやられるのは、なんとなく罰当たりな気分になってしまう私です(´-ω-`)



さてさて……こちらは本屋さんで立ち読みしてきた鏑木清方の画集。100%200%拡大されて細部まで分かり、その美しさ繊細さにクラクラしました。試し読みでその素晴らしさをご覧下さいませ。

https://www.shogakukan.co.jp/books/09682314



あと『目の眼』という美術系雑誌をパラパラ読んだら、剛力彩芽さんが連載をしていました〜最近テレビで見ないと思ったらこういうお仕事をされていたのですね。あの社長さんもいろんな絵画を購入されていたようなので、彼女も美術には関心があるのかしら?と俗なことを考えてしまいましたわ。

https://menomeonline.com/




rohengram799 at 00:00コメント(4) | 紅葉 | アート・博物館・美術館 

コメント一欄

1. Posted by 猫ムスメ   2019年10月30日 09:24
鳥居にプロジェクトマッピングは驚きです(・Д・) なんて罰当たりな…普通にそう感じますよ。日本人の感覚どうなってるんでしょうか?

ちなみに剛力彩芽さんですが、毎年ヤクルトスワローズの始球式に来ていたそうです。でも去年くらいから来なくなったそうで、夫が「やっぱ富豪と付き合ってるとこんな金にならなそうな仕事は受けないのかな〜」なんて拗ねた見方をしていました(苦笑)
2. Posted by オスカー   2019年10月30日 14:00
猫ムスメ様
やはり剛力彩芽に対してはそう思いますよね? 彼女自身の魅力が私にはわかりません(ーー;)

3. Posted by ミューちゃん   2019年10月31日 17:04
5 オスカーさん、こんにちは
プロジェクションマッピングだとかイルミネーションを見ても綺麗とは思えず、寧ろ、電球1つ切れていたら、そっちの方を僕は気にしてしまうタイプですね(笑)何て言うか、美的感覚もそうですが、若い子が口癖のように「可愛い」て言ってるのを見て、本当に思ってるのかな?て云うのが有ります(笑)「どこが可愛いの?」て具体的に聞いたら多分、答えに困るんだろうなって思いますね(笑)
4. Posted by オスカー   2019年10月31日 17:30
ミューちゃん様
イルミネーション! これからクリスマスシーズンなのであちこちで始まりますね。またマナー違反が話題になるんでしょうか😓
「可愛い」とか「ヤバい」とかそれ以外に説明出来なくて使っている、という人は少ないでしょうねぇ😑

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