このところの週末は荒れた天気……桜もだいぶ散ってしまいました。


*****


合唱組曲「風紋」というのがあります。どこで知ったのか忘れてしまったけれど、作詞は岩谷時子さん。「愛の賛歌」の訳詞でもお馴染みですが、こちらもなんとも官能的な……これを思春期の中学生に歌わせるとしたらセクハラに近いような気がしないでもない……(;´д`)


 
第2章「あなたは風」

あなたは風 あなたは来る 暗い海を渡ってくる
あなたは風 あなたは来る 暗い海を渡ってくる
私に逢いたくて 暗い海を渡って来る

お前は美しい 砂丘よ
風よ 早くここまで来て
砂丘よ 愛している 愛している

風よ風よ あなたを迎えるために
私は喉に熱い太陽を吸うの
砂丘よ おまえを抱きしめる夜のために
私は100万本の手を挙げてひた走る

ああ 闇の中で ああ 闇の中で
向かい合う顔の無い二つの顔
風の歯は砂丘の肩を噛み砕く

あなたは風 あなたは来る 暗い海を渡ってくる
あなたは風 あなたは愛 あなたは来るよ


*****


ほれぼれと桜吹雪の中をゆくさみしき修羅の一人となりて


作者の岡野弘彦さんは戦争を体験されていることもあり、ただ桜を美しいと愛でる気持ちにはなれないのだと思います。

https://tankanokoto.com/2019/03/okano-sakura.html



さまざまのことを思い出す桜かな


松尾芭蕉ではありませんが、季節が巡ったことを一番意識するのが桜かもしれないですね。こちらはお菓子です。

http://blog.livedoor.jp/wagashibuyer/archives/43262118.html


*****


今週も皆さま、どうぞご安全に ヾ(´ー`)ノ