2025年03月14日
番外編:ばら妄想〜『早く昔になればいい』
こんにちは🥸
今日はとりあえず番外編としておきます😅
アメブロにちょこっと書いた🔔🌹話
https://ameblo.jp/ayaka4131-off/entry-12889156941.html
コチラはその関連?みたいなもの。ファンには不快に感じるかもしれない連想・妄想なので、興味のない方はスルーして下さい🙏 そして引き返すなら今よ!であります😑
⇩
⇩
⇩
⇩
⇩
『早く昔になればいい』 …… まぁ内容が内容なので皆さま、読んでね!と布教したい作品ではないのですが、とんでもない話なのにその人物の心境を美しく描いてしまう技量はさすが久世光彦だわ、と思ってしまいます。
ブクログにあった感想。
🌹
それぞれの章タイトルも「月映えのドラクロア」とか「裸足でラビリンス」とか外国文学や音楽、逸話などを意識しているのか、内容もそんな感じで第五章は「リュクレースの陵辱」でした。お芝居?オベラ?があるらしいですが、人妻を襲う卑劣な男の話ですわ😰
その中にこんな文章がありました。
……セクストゥスがリュクレースを辱める前に言うこんな台詞がある。
《黙れ、わかっている。罪悪だということはわかっている。この罪がどんな不幸を生みだすかもわかっている。おれがひき起こすわざわいも、恥も、苦しみも、みな考えた。今夜の後でどういうことが起こるかも知っている。恥辱、侮蔑、はげしい怨み、みなわかっている。昨日はっきりおれの良心が言ったのだ。今もおなじことを言っている。しかしおれの欲望に耳はない》(P93〜94)
毒ワイン前のアンドレ氏の心情に似通ったものを感じてしまう………。
理代子先生はオペラもお好きだし、このオペラもきっとご存知でしょう。
https://opera-synopsis.sakura.ne.jp/therapeoflucretia.html
……どの程度本当の話かは知らないが、そのころのローマでは、たとえそれがどんなに邪(よこしま)で理不尽な行為でも、愛するあまりという主張があれば、周囲はその潔(いさぎよ)さを認めて男の行為を許すことがあったし、陵辱された女も、愛されたという美辞に飾られて不貞を詰(なじ)られはしなかったしなかったらしい。けれど、そのためには、陵辱者は夜が明けるまで女と床を共にして、朝の光の中に女を抱いて立つ姿を人々に見せなければならなかった。(P94)
ローマ神話によるとセクストゥス・タルクィニウス(ローマ最後の王、ルキウス・タルクィニウス・スペルブスの三番目の末子)がルクレティアを陵辱し(一時間そこそこと本にはあった)その結果、王政の崩壊と共和政の設立を招いたらしく……。
こちらはなんだか「ブラビリ事件」を連想してしまう。
アンドレ氏だったら、一時間そこそこどころじゃないし、絶対朝までベッドにいるし……オイオイ、そうじゃないだろ!?と自分でツッコミをいれながら考えてしまいました。
🔔🌹ファンから石を投げられそうな発想で本当に申し訳ないのですが、アンドレ氏があのまま突っ走ったとしても彼は「愛するあまり」と納得する一定数の人がいるような気もするし、本人が一番「愛しているから」を免罪符にしそうな勢いで迫っていたし、最後には「死んでしまいそうだ」と脅迫まがいの発言もしているし……。
映画特定ポストカードがギリシャ神話風のイラストだったのもなんとなくアンドレ氏を連想させてしまったのかもしれない。
https://verbara-movie.jp/news/detail.php?id=1122877
🌹
小説自体に話を戻しますが、しーちゃんの子どもの父親が自分ならいいと思う主人公。中二病全開じゃないか!?
誰かの冗談を真に受けてきたのだと思うが、しーちゃんが相手にした男は八十八人だという話をボチから聞いたときには、さすがにびっくりした。それは、まるで四国のお遍路さんではないか。(略)考えた末に、ふと思い当たる。十四歳の私は、ちょうど八十八人目の男だったのではないか。あれは満願の夜だったのだ。だから、子供が生まれたのだ。(P56〜57)
ヅカばらでは、オスカルさまが歌う「愛の巡礼」があるので、これまたなんとも言えない気分にはなる😟
https://www.uta-net.com/movie/43088/
ヨーロッパのお遍路旅エッセイらしい。
【お遍路ズッコケ一人旅 波 環】
https://honto.jp/ebook/pd_33081569.html?partnerid=02vc01
今日はとりあえず番外編としておきます😅
アメブロにちょこっと書いた🔔🌹話
https://ameblo.jp/ayaka4131-off/entry-12889156941.html
コチラはその関連?みたいなもの。ファンには不快に感じるかもしれない連想・妄想なので、興味のない方はスルーして下さい🙏 そして引き返すなら今よ!であります😑
⇩
⇩
⇩
⇩
⇩
『早く昔になればいい』 …… まぁ内容が内容なので皆さま、読んでね!と布教したい作品ではないのですが、とんでもない話なのにその人物の心境を美しく描いてしまう技量はさすが久世光彦だわ、と思ってしまいます。
ブクログにあった感想。
🌹
それぞれの章タイトルも「月映えのドラクロア」とか「裸足でラビリンス」とか外国文学や音楽、逸話などを意識しているのか、内容もそんな感じで第五章は「リュクレースの陵辱」でした。お芝居?オベラ?があるらしいですが、人妻を襲う卑劣な男の話ですわ😰
その中にこんな文章がありました。
……セクストゥスがリュクレースを辱める前に言うこんな台詞がある。
《黙れ、わかっている。罪悪だということはわかっている。この罪がどんな不幸を生みだすかもわかっている。おれがひき起こすわざわいも、恥も、苦しみも、みな考えた。今夜の後でどういうことが起こるかも知っている。恥辱、侮蔑、はげしい怨み、みなわかっている。昨日はっきりおれの良心が言ったのだ。今もおなじことを言っている。しかしおれの欲望に耳はない》(P93〜94)
毒ワイン前のアンドレ氏の心情に似通ったものを感じてしまう………。
理代子先生はオペラもお好きだし、このオペラもきっとご存知でしょう。
https://opera-synopsis.sakura.ne.jp/therapeoflucretia.html
……どの程度本当の話かは知らないが、そのころのローマでは、たとえそれがどんなに邪(よこしま)で理不尽な行為でも、愛するあまりという主張があれば、周囲はその潔(いさぎよ)さを認めて男の行為を許すことがあったし、陵辱された女も、愛されたという美辞に飾られて不貞を詰(なじ)られはしなかったしなかったらしい。けれど、そのためには、陵辱者は夜が明けるまで女と床を共にして、朝の光の中に女を抱いて立つ姿を人々に見せなければならなかった。(P94)
ローマ神話によるとセクストゥス・タルクィニウス(ローマ最後の王、ルキウス・タルクィニウス・スペルブスの三番目の末子)がルクレティアを陵辱し(一時間そこそこと本にはあった)その結果、王政の崩壊と共和政の設立を招いたらしく……。
こちらはなんだか「ブラビリ事件」を連想してしまう。
アンドレ氏だったら、一時間そこそこどころじゃないし、絶対朝までベッドにいるし……オイオイ、そうじゃないだろ!?と自分でツッコミをいれながら考えてしまいました。
🔔🌹ファンから石を投げられそうな発想で本当に申し訳ないのですが、アンドレ氏があのまま突っ走ったとしても彼は「愛するあまり」と納得する一定数の人がいるような気もするし、本人が一番「愛しているから」を免罪符にしそうな勢いで迫っていたし、最後には「死んでしまいそうだ」と脅迫まがいの発言もしているし……。
映画特定ポストカードがギリシャ神話風のイラストだったのもなんとなくアンドレ氏を連想させてしまったのかもしれない。
https://verbara-movie.jp/news/detail.php?id=1122877
🌹
小説自体に話を戻しますが、しーちゃんの子どもの父親が自分ならいいと思う主人公。中二病全開じゃないか!?
誰かの冗談を真に受けてきたのだと思うが、しーちゃんが相手にした男は八十八人だという話をボチから聞いたときには、さすがにびっくりした。それは、まるで四国のお遍路さんではないか。(略)考えた末に、ふと思い当たる。十四歳の私は、ちょうど八十八人目の男だったのではないか。あれは満願の夜だったのだ。だから、子供が生まれたのだ。(P56〜57)
ヅカばらでは、オスカルさまが歌う「愛の巡礼」があるので、これまたなんとも言えない気分にはなる😟
https://www.uta-net.com/movie/43088/
ヨーロッパのお遍路旅エッセイらしい。
【お遍路ズッコケ一人旅 波 環】
https://honto.jp/ebook/pd_33081569.html?partnerid=02vc01
コメント一欄
1. Posted by さち 2025年03月15日 08:15
リュクレースが命を絶った後、凌辱した相手がどう思ったのかが知りたいです。話の筋からして後悔なんてしてなさそうですけど。
昭和と令和の日本の倫理観がまるで違ってしまってきたように、その頃のフランスはどうだったのか。それでも貴族に平民が、となるとやはり銃殺ものだったのかな。
実際、アンドレの慾望が勝ってしまった後に、彼にそう思わせた自分が罪なのだとオスカルさまが命を絶ってしまったらどうなったのか…。
恐ろしくて話にはできないですけれど(;^_^A
昭和と令和の日本の倫理観がまるで違ってしまってきたように、その頃のフランスはどうだったのか。それでも貴族に平民が、となるとやはり銃殺ものだったのかな。
実際、アンドレの慾望が勝ってしまった後に、彼にそう思わせた自分が罪なのだとオスカルさまが命を絶ってしまったらどうなったのか…。
恐ろしくて話にはできないですけれど(;^_^A
2. Posted by オスカー 2025年03月15日 14:15
さち様
コメントしにくいであろう記事にありがとうございます。今、杉本彩さんセレクトの官能小説?アンソロジーを読んでいますが、その中に「ベアトリーチェ陵辱」という宮島健夫作品があって、プラトニックな関係なのはおかしいと無理矢理ふたりに身体の関係を持たせるというアタマおかしいだろ!?な学生の話がありました。恋愛絡みではなんでもアリになるのか、理性がぶっ飛ぶのか、なんだか恐ろしいです。
アンドレ氏が暴走したままでなくてよかったと思いつつ、オスカルさまの心情を思うと……😰
コメントしにくいであろう記事にありがとうございます。今、杉本彩さんセレクトの官能小説?アンソロジーを読んでいますが、その中に「ベアトリーチェ陵辱」という宮島健夫作品があって、プラトニックな関係なのはおかしいと無理矢理ふたりに身体の関係を持たせるというアタマおかしいだろ!?な学生の話がありました。恋愛絡みではなんでもアリになるのか、理性がぶっ飛ぶのか、なんだか恐ろしいです。
アンドレ氏が暴走したままでなくてよかったと思いつつ、オスカルさまの心情を思うと……😰
3. Posted by さち 2025年03月16日 10:41
オスカルさまは男として生きてきた代償に、女としてはとても未熟だったのではないでしょうか。だから幼馴染みから突然男をぶつけられ、心の中は狼狽どころの話ではなかったんじゃないかなぁと思います。ブラびり前にも占い師登場させようかしら。考えてみたら、アンドレ、どっちもオスカルさまの言葉で止めてるし、こっちはこっちで未熟過ぎる(;^_^A
『プラタナス抄(鈴木雅子)』という漫画で、好きになりかけた男性から無理矢理…というシーンがありましたね。相手も彼女のことをずっと好きだったのに、やっと両想いになったのになんで? と思いました。
『プラタナス抄(鈴木雅子)』という漫画で、好きになりかけた男性から無理矢理…というシーンがありましたね。相手も彼女のことをずっと好きだったのに、やっと両想いになったのになんで? と思いました。
4. Posted by オスカー 2025年03月16日 22:54
さち様
「プラタナス抄」の深(しん)くんですね。一輝くんより好きでした。
オスカルさま、耳年増の乙女って感じですよね〜恋バナを聞いてもイマイチわからん……だったでしょうし。
二次創作はあんまり生々しくてもいけないのでしょうが、もしかしたら…なパターンはいくつも出てきて、最後はハッピーエンドにするから、悶々としてのたうち回らせるのは許して!と妄想してしまいます💦
「プラタナス抄」の深(しん)くんですね。一輝くんより好きでした。
オスカルさま、耳年増の乙女って感じですよね〜恋バナを聞いてもイマイチわからん……だったでしょうし。
二次創作はあんまり生々しくてもいけないのでしょうが、もしかしたら…なパターンはいくつも出てきて、最後はハッピーエンドにするから、悶々としてのたうち回らせるのは許して!と妄想してしまいます💦