ありがとうの深度

2013年03月02日

らくだ雲便りNo.16:ありがとう(^.^)(-.-)(__)

今朝、久しぶりに『王様のブランチ』を見ていたら、詩人の谷川俊太郎さんのインタビューが流れていました。私は小・中学生の頃は物語よりも詩や格言・名言の類の本が好きでした。コバルト文庫に『花の詩集』『愛の詩集』『若い人への詩集』とかたくさんの詩を集めた本があって、そこで《ミラボー橋》や八木重吉やリルケなどの詩を知りました。


谷川さんの詩は「いいのか、こんなタイトルで(((・・;)」というようなのもたくさんありますが、ご自身が朗読された『ありがとう』がとってもよかったので(谷川さんって声もいいですね!!)紹介させて下さい。

 
   

『ありがとう』


空 ありがとう 
今日も私の上にいてくれて
曇っていても分かるよ
宇宙へと青くひろがっているのが
花 ありがとう
今日も咲いていてくれて
明日は散ってしまうかもしれない 
でも匂いも色ももう私の一部  
お母さん ありがとう
私を生んでくれて 
口に出すのはてれくさいから 
一度っきりしか言わないけれど 
でも誰だろう 何だろう
私に私をくれたのは?
限りない世界に向かって
私は呟(つぶや)く
私 ありがとう



卒業式シーズンなので、「ありがとう」と口にすることが多いと思いますが、もうひとつの谷川さんの「ありがとうの詩」もウンウン…と頷いてしまいました。



『ありがとうの深度』

心ここにあらずで
ただ口だけ動かすありがとう
だだ筆だけ滑るありがとう
心得顔のありがとう
心の底からこんこんと
泉のように湧き出して
言葉にするのももどかしく
静かに溢れるありがとう
気持ちの深度はさまざまだが
ありがとうの一言に
ひとりひとりの心すら超えて
世界の微笑みがひそんでいる



行間など違うかもしれないので、本屋さんや図書館で詩集を探して確認して下さいね(((^^;)





rohengram799 at 16:00|PermalinkComments(11)