そして誰もいなくなった

2016年09月17日

秋雲便りNo.15:秋薔薇

録画しておいたドラマ『そして誰もいなくなった』の最終回を見ました。あんなにワクワクしてドキドキして毎回見ていたのに、最後はこれかよ…!でした( ̄ヘ ̄) この前読んだ『見えない網』パターンですね。スッキリしない、モヤモヤした最後でした。ただ黒木瞳はああいう優柔不断というか、どっちつかずの中途半端なグダグダした女性がよく似合うわぁ~と思いました。


スーパーには、柿や梨、ぶどうや青いみかんなど秋を感じさせる果物がたくさん! やはり秋は「みのりの季節」なのだと並べられた商品を見て思いました。コンビニではおでんに中華まん、栗やさつまいものお菓子が目立ちますし「食欲の秋」パワーもすごいですね(^。^;)


秋は結婚式も多いですね。 二男はすでに何通か招待状が届いているようです。おめでたいことですが、続くとフトコロが辛いですね。今は3万円が相場なんでしょうか?


2年くらい前に発売された結婚情報誌といえばよいのか、『ゼクシィ』に原作では叶わなかった、オスカルさまとアンドレ氏の結婚式までのアレコレを『ベルばら』原作者の池田理代子先生自ら描いた作品が掲載されたとか……。「呼ぶゲストの数が多すぎる」「引き出物の贈り分けに悩む」「会場選定が大変」といった、顔が広い男女ならではの問題が続出! 花嫁が手作りアイテムを担当する(こういうのがあるんですか?)ことを知って焦るオスカルさまや(絶対、お裁縫とか出来なそう)変更があるたびに早馬を走らせる(時代が…!)アンドレ氏など、かなりドタバタなコメディになっていたようです。


『ゼクシィ』どころか女性誌コーナーはほとんど立ち寄らないので、全く知りませんでした。同人誌ではありそうなネタを作者が描くとは……!なんと素晴らしい~! 多分『ベルばら』関連サークルはたくさんあったと思いますが、そのうちのひとつに私も入っていました~! イラストの上手な方がいらして、アホな私は見てみたいシリーズというコーナーに「アンドレ氏の花嫁姿が見たいです!」と書いたのですが、可愛らしく薔薇のブーケを手にしたドレス姿のアンドレ氏を描いていただき、喜んでいました←おバカさんな中学生だったのでお許し下さい!



『秋薔薇や彩を尽して艶ならず』(松根東洋城)


彩は「いろ」、艶は「えん」と読んで下さい。薔薇は夏の季語なので、秋薔薇や冬薔薇という季語が別にありますね。作者の名前は「まつね とうようじょう」と読みます。東洋城は育ちの良さに加え、優れた容姿の持ち主だったとか。自分の容姿と薔薇を比べたり、衰えを感じたわけではないでしょうが、イケメンが薔薇を詠むといろいろ妄想してしまいます(≧∇≦)



連休中も台風の動きが気になりますね。いろんな予定のある方は、楽しく過ごせますように。私は仕事になってしまいました~ρ(・・、) 次の記事は連休明けになる予定です。またよろしくお願いします。






rohengram799 at 23:27コメント(12) 

2016年08月08日

乗雲便りNo.8:夏のカンカンおやぢ(-_-#)

ヒコーキ雲便りNo.42:リバース愛は時を越えてで書いた、北國浩二さんが名前を北國之浩二になり(読み方は同じ)はじめての書き下ろし作品『夏の償い人 鎌倉あじさい署』を読みました。最初から登場人物のキャラがたっていて、ドラマになったら面白そう!と思ったのですが、内容は結構ヘビーでした。


高級老人ホームから失踪した老婦人・寺尾いづみの行方を探すことになった“よろず係”の面々。調べていくうちにいづみの過去があきらかになります。戦後いづみはRAA(特殊慰安施設協会:Recreation and Amusement Association)で働いていたのです。私はこの存在自体を知らなかったので、衝撃でした。他にもいろんな資料(史料)があると思いますが、こちらが写真も多くわかりやすいかと思ったのでお読み下さい。

http://www.tanken.com/senryogun.html



他にも『銀座カンカン娘』の歌詞が全文載っていていました。時代を特に気にしないと一番の歌詞なんてアッサリと楽しく銀ブラしている若い娘さんを連想するだけですが、通して読むと当時の風俗なんかもわかるし(家がなくて/派手な服を来て/虎や狼に囲まれて/後ろ指さされる…とか)街娼を歌ったものだと言われると納得してしまうところもあります。高峰秀子さんも何も知らずに歌っていたようです。


戦後70年が過ぎ、いろんな情報が錯綜して、一部だけ見聞きして、それがすべてだと勘違いしてはいけないと思うし……語り継いでいくこと、記憶しなくてはいけないこと、難しいです……ただ、恵まれた時代に生きていることは確かなんだと思います。




豊かな時代の象徴のひとつは戦後も今もテレビだと思うのですが(違う?)毎週日曜日夜に放送中の『そして、誰もいなくなった』(ドラマ)にハマっています! 「名前や個人情報が乗っ取られて自分の存在がなくなる」……なにげに第1話を見たら、コワイ、コワイ……でも気になって見てしまう……無視されるのとはまた違う、存在自体の全否定……ドラマでは友人があれこれ協力してましたが、そんな人がいなければどうなっちゃうのよ……とトリハダがたつような恐怖心。キャッシュカードでお金も下ろせないし、他人が自分になっていて(しかも犯罪者)公安につけ回され、元カノは自殺しちゃうし……今から最後はどーなるのよ!?と気になって仕方ないです。リアルでも自分の存在証明って難しい……(~_~;)



昨日は立秋で暦の上では秋……今年は雨は降らないけれど風のある日が多いので、ちょっとはいいのかなぁ……ただ喉をやられてしまい、咳き込んでいます。 皆さまも健康にお気をつけ下さいませ(*・x・)ノ





rohengram799 at 08:58コメント(10) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ