なまよみ

2014年05月25日

浮き雲便りNo.17:青嵐

前の記事の『けしけし山』、正確には兜山と言います(なぜけしけし山というかは謎のまま)が、画家の青木繁さんの歌碑があり、命日には『けしけし』祭りが行われているそうです。青木繁さんの作品は図工や美術の教科書には必ず載っているので「見たことある!」になると思います。

http://www.ake-s.com/aokisigeru.html

正式な名前の『兜山』はアチコチにあるみたいで……カブトムシがたくさんいる山ではなく、兜をふせた形からきているようです。そんなに高くない山が多いような……山梨にもあったのは全然知らなかったので、ビックリしました!!


今日もアツい1日だったので、「山と青」で季語の「青嵐」を連想して過ごしました。青葉の時節の強い南風のことをいいます。力強い、男子校の体育祭のようじゃないか~!とか、「薫風・風薫る」は同じ頃吹く風でもわやかな南風なので、お嬢様が通う女子校の体育大会かしらとか(^◇^)

『峡中のひとの生きざま青嵐』(飯田龍太)


ワタクシは峡東の出身……ってこの句の峡中は山梨の地域を表しているのではなく(飯田氏は山梨の俳人・実際の地域としては甲府市・南アルプス市・昭和町あたりかと思います)「山と山とに挟まれた所」で暮らすふるさとの人々の心構えというか心意気を詠ったものではないかと私は思っています(^^)人(^^)


消しゴムではケシケシできない青木繁が愛したふるさと・けしけし山、ワタクシのふるさとはナマヨミの甲斐の国……皆さまのふるさとがどんな風に詠まれているのか知りたくなってきましたわ~お気に入りの俳句や短歌などありましたら、教えて下さいませ(^ω^)






rohengram799 at 21:56コメント(2) 

2014年02月27日

紅雲便りNo.24:ヨミビトシラズ…(;゜∀゜)

国公立大学の二次試験が終わりましたね~受験生の皆さま、ご家族の皆さま、関係者の皆さま、お疲れさまでございました<(_ _*)> ワタクシ、何も出来ないので、一足お先にサクラサク!で昨晩はサクラの香りの入浴剤のお風呂に入ってみました←意味不明すぎる行動だと自分でもわかっているのですが…なにかしたかたのですぅ~人( ̄ω ̄;)


さてさて…二男が先週末、スノボを楽しむため長野に出掛けたのですが、栗を使ったお菓子をお土産に買ってきてくれました。私、長野は蕎麦と野沢菜のイメージしかなかったのですが(なんて貧相な…)小布施の栗って有名なんだそうですね。私がもらったのは栗庵風味堂というお店の初栗というお菓子でした(*^^*)


そして職場で長野と言えば『みすず飴』の話になりました~私がみすず飴を知ったのは漫画で、主人公が小さい頃に食べたゼリーみたいなお菓子があったけど、名前が思い出せない…でも食べたい! 同僚の女の子がお土産に買ってきて「これだよ、これ!」みたいな話だった気がします(;^_^A
http://www.misuzuame.com/product/ame.htm


なんで「みすず」っていうのかな?と思ったら、信濃にかかる枕詞が「みすずかる」なんですね。「みすず」とはシノダケのことで「篠竹の生い茂る」という山国を形容したらしい、という説がありました。あとこの竹の根元近くでスズが採れたとか?

そういえば中学時代でしたか、山梨・甲斐の国の枕詞はなんだ?という話が出たことがありましたが、手持ちの辞書には奈良の枕詞くらいしかなくて、図書室で調べるなんて思いつかず、親にきいても「知らない」だったので、すっかり忘れていたのですが、せっかくの機会なので調べてみました。

……「なまよみ」ってナニ? 「生煮え」とか「棒読み」なら知っているけど……漢字で「生黄泉」ってなんなのぉ~( ; ゜Д゜) これもいろんな説があるみたいで、山に囲まれていてどんな場所かよくわからないから、黄泉の国みたいなとこじゃないのか?と思われたとか(万葉集にすでに詠われている)昇仙峡の景観が黄泉っぽいとか、富士山=不死の山が近くにある場所とか…完全に黄泉の国ではないので、半分だけ黄泉の国のイメージで「なまよみの」だとか……。自分では山とか緑とかアケビとか自然や植物関連の枕詞だと思っていたので、あまりの展開に(゜д゜) 山梨県人ってみんな片足を棺桶に突っ込んでるみたいじゃないかっ!!←言い過ぎ? 秘境ではなく桃源郷のイメージはなかったのかしらん……(;_;)


きちんといろんな文献を読んで調べて考察して……ではないし、詳細不明みたいだし…実際、ナゾだらけですが、郷土愛が深まったような気がします……そして夜も深まり、日付がかわってしまいました! おやすみなさいまし(-_-)zzz





rohengram799 at 00:08コメント(7) 
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