はつゆめ

2023年01月06日

芳春雲便りNo.4∶『はつゆめ』妄想

今日は小寒。昨日のように風が強くなくていいお天気! 有り難いことです。お正月の雰囲気はほとんどないですが、それも平和ということなのかなぁ。「お正月くらいは…」の切実さがないのは。

✤     ✤     ✤

小川未明 『はつゆめ』を読みました。もちろんタイトルどおりの夢オチでありました(笑)
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/51652.html

「あまいぬ」ってなんだ?と思ったら狛犬のことを「天犬」とも言うようで、特に雌の狛犬をさすらしく……「尼犬」かと思ってしまった。「尼っ子(あまっこ)」 という女子をののしっていう語があったので。まぁ気分のいい言葉ではないですが。(余談 尼崎地元民は「アマ」と言うとか)「あまっちょ」とも言うらしく…そしてこの「あまっちょ」から思い出したのがヴェルレーヌの詩『女と猫』。川路柳虹(1888~1959)訳。


女は猫と惡戯(ふざ)けてゐる、
白い女の手と白い前足が
薄明(かはたれ)の部屋の中で戯れる。
不思議な眺め。

猫は隠れた――この惡魔女(あまつちよ)め!――
黒い毛絲の手套(てぶくろ)の下に
瑪瑙色の殘虐な爪を
剃刀(かみそり)のやうに鋭く光らす。

するとまたやがて甘たるい風(ふう)をして
その鋭い爪を収めて見たが
どうしてその惡相が消えるものか………

女の閨房(ねや)のなかでは
かすかな笑ひ聲がきこえ
燐の色した四つの眼玉(めだま)が煌く。


コチラも参考にどうぞ。
【女と猫】
https://poesie.hix05.com/Verlaine/04chat.html

悪魔女と書いてあまっちょ?!となりました♡ 単なる当て字かもしれませんが、悪女ではなく悪魔女かぁ……ムフ⁠(⁠‾⁠.⁠‾⁠“⁠)⁠と思った後に見つけた台湾の尼僧の記事。 
https://note.com/sachi1943/n/n3ed8d1b4b5c8


私は初夢の内容をすっかり忘れています。「一富士二鷹三茄子」の動画も見たのに、全く出てこなかったのだけは記憶している⁠(⁠´⁠д⁠`⁠)⁠


✤     ✤     ✤


昨日は『夕闇通り商店街 コハク妖菓子店』を読み終わりました。
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101449.html

今日は『まつらひ』(村山由佳)を買ってきました。
https://bookwalker.jp/de0706261d-d85d-451b-b22d-987eb3cf4cc4/

読みかけなのは吉村昭さんの『破獄』です。
https://bookwalker.jp/series/117355/

そして買っだけどなんとなく怖くて読んでいないのがこのアンソロジー『超怖い物件』…あはは\⁠(⁠◉⁠‿⁠◉⁠)⁠/⁠
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000368375



ではでは、皆さま、風邪をひかないようにあたたかくしてお過ごし下さいませヾ⁠(⁠˙⁠❥⁠˙⁠)⁠ノ




rohengram799 at 15:20コメント(8) 
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