エールの残照

2014年03月10日

東雲便りNo.8:YELL~エール~の残照

メガネが新しくなり白髪が倍増して見えるワタクシ(もともとあったんでしょうが、ボヤけて見えていたのでしょう)谷村志穂さんの『黒髪』を読み終わりました。1930年の函館、高田さわはロシア人家庭に女中奉公に…そしてダンナ様のドミトリーと不倫関係に……! 自分の外見に疑問を抱いていた主人公が実母であるさわの過去をたどるのですが、自分も孫のいる立場になっているので家庭内で多少ギクシャクしたところも…。なかなか読みごたえがあり満足いたしました。


昨日は本屋に行き、脳を活性化させるドリルを買うつもりだったのに中古本他を購入してウヒャヒャ♪で帰宅しました(笑)
『エール!』というお仕事小説アンソロジーの1(大崎梢、平山瑞穂、青井夏海、小路幸也、碧野圭、近藤史恵:3まで出ているようなのですが)を読んでいるところです。漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツ・ライター、ツアー・コンダクター……自分の知らない仕事を知る楽しさもあるし、読んだことのない作家さんに出逢えるのもワクワクする「働く女性たちへの応援小説」ベタだろうがなんだろうが、こういう話は好きです(笑)


♪現実と夢が今 遠くかけ離れていても そう 無駄じゃない その姿を 遠い場所で 誰かが見てるのさ


なんとなくコブクロの《YELL~エール~》を歌いたくなる……!! 記事タイトルは昔宝塚で上演された『エールの残照』からいただきました。このエールはアイルランドの意味でありますが……綴りが違うし(-o-;) 「残照」とは日が沈んでもなお空に残っている光のこと。長い月日がたっても、誰かが自分のためにくれたエールがずっと残って、ああたたかい余韻を残してくれるありがたさ。そしてなにかのご縁で私のブログにたどり着いた方に、エールになる記事、一言があったら嬉しい……そんな願いをこめてつけてみました。



♪今 君は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬその道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
思い描く夢のもよう いつの日にかその目に映せ……






rohengram799 at 16:02コメント(9) 
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