クッキングパパ

2021年05月21日

梅月雲便りNo.13:さくらえび

今週発売のモーニング(No.25)掲載の『クッキングパパ』は桜えびのレシピでした。桜えびのいろんな料理を食べたリナちゃん(クッキングパパこと荒岩さんの娘・みゆきの友だち)が


まぼろしのように
紅さす海
沈んだ桜の花びらが
恥ずかしがり屋の
えびになる
かわいい
さくらの
えびになる


と口ずさむ場面があって、それは宮沢章二さんの『さくらえびの海』だと虹子さん(荒岩さんの奥さん)が教えてくれて………宮沢章二という名前に聞き覚えがあるな、と思ったら東日本大震災後によく流れていたCMに使われた「行為の意味」を書かれた方!
クリスマスソングでお馴染みの「ジングルベル」も宮沢さんの作詞だそうです。


「さくらえびの海」は『駿河のうた』という合唱曲の最初の曲らしいです。

https://www.at-s.com/sp/news/article/special/sakura_ebi/007/661808.html


「さくらえびの海」「みかんの花はかおり」「ちゃっちゃちゃ畑」「うなぎの子守唄」「空と樹海と湖と」の5曲構成ということはわかりましたが、詩がわからないのが残念! 「ちゃっちゃちゃ畑」が特に気になる!(笑)




【モーニング最新号】
https://morning.kodansha.co.jp/morning/


【行為の意味】
http://blog.livedoor.jp/rohengram799/archives/50828708.html


【自分の一歩】
https://rohengram799.livedoor.blog/archives/50828708.html





rohengram799 at 17:00|PermalinkComments(2)

2017年07月27日

蘭月雲便りNo.13:きゅうり三題

テレビで「戻り梅雨」とか言っていましたが、久々の雨です。しかし 台風も進路が定まらないとかで・・・ 自然に対して人間がどうこう出来るわけではありませんが、大きな災害に繋がるようなことはもうありませんように。




さてさて、今日は週刊モーニングの発売日。『とりぱん』と『クッキングパパ』にきゅうりの話がありました。



『とりぱん』は昔きゅうりのみそ汁の話。作者の母親がよく作ってくれたそうです。今よく見るきゅうりではなくて、灰色に薄い緑のシマ模様。皮が厚くて堅い、水分が少ない、もともとは漬け物用、というもの。母上は美味しくて好きだから作っていたのではなく、余っていたから( ̄ヘ ̄)「昔のものがなんでもウマいと思うなよ」に笑ってしまいました。昔きゅうりのレシピ、検索したらいろいろありました。


『クッキングパパ』はピムスカクテル。きゅうりの入ったカクテルって・・・と思いますが、昔イギリスではきゅうりは高級品で貴族やお金持ちしか食べられなかったそう。日本deのバナナみたいな感じか?(笑)


夏のきゅうりは味噌をつけて食べるもの!を実践していた田舎の子だったらワタクシ、先日読んだ『よりみち酒場 灯火亭』(石川渓月)に「もろきゅう」が出てきました。


・・・何これ。美味しい。味噌の中にカリカリに炒めたひき肉がたっぷり入っている。そして微かだがはっきりと存在を主張するニンニクの香り。冷たいきゅうりの爽やかさに、がっつりの肉味噌。たまらない。・・・



灯火亭の夏の人気メニュー、肉味噌きゅうりだそうな。なんだ、居酒屋定番のもろきゅうかと思っていた人物はもうトリコでございます! 他にも美味しいものが出てきて、やっぱり酒を呑めないのはつまらない人生ではないかと・・・。連作短編集なんですが、最初に「黒糖焼酎のお湯割り」と豚の角煮が出てきて、ああ、こういうお酒を頼んでおまかせでいろんなものを食べてみたい~!



話の内容は予定調和的なもので、店主のキャラ設定はどうなのよ?と思わなくもないですが、ちょっとホッコリしたい時にはいいのではないかと。




いつもコメントありがとうございます。蘭月便りNo.12のお返事、もうしばらくお待ち下さいませ。



rohengram799 at 13:51|PermalinkComments(6)

2015年03月30日

咲雲便りNo.30:オイシイ月曜日

昨日は「ニクの日」でしたね。スーパーに行ったのに、精肉コーナーは素通りしてしまいました(;´д`)


坂木司さんの本で『肉小説集』というのがあるのですね。坂木さんが肉屋に買い物に行った際、壁に貼られた豚の部位図が目に入って「ああ、これが目次だったら面白いだろうな」と思ったのが、書くきっかけになったとか。


『君の好きなバラ』というのがありました。豚バラ肉を炒めた料理ばかり作る母親に、嫌気がさしている中学生男子。豚バラは炒めるとアブラがスゴい出ると思うんですが、下ゆでしてからなのかしら?とか中学生に豚バラ炒めなんてスゴくニキビが出そうな気がするとか全く関係ないことを考えてしまいました( ̄0 ̄;) ある日、道で、女性とぶつかってしまう。とても素敵なその女性が母親だったらと妄想する男子(爆) 彼は肉の“バラ”ではなく、花の“バラ”が飾られているような家を夢見ていたらしい……こういうあらすじを読んだだけでワクワクして、本屋さんに向かうのですがしまうのですが、探している時には何軒ハシゴしても見つからないんですよね( ´△`) この作品について書かれたブログがありましたのでお読み下さいませ。


肉小説集 坂木司



「血湧き肉踊る」という言葉がありますが「湧き」は「沸き」の場合もあるのですね。後者だとお湯が沸騰するイメージなんですが(^。^;)「感情が高まり、全身に活力がみなぎる様子のことで、試合に臨んで、震えるような興奮を感じる時に用いる」そうで……気分の高揚感がハンパない……焼き肉食べ放題の時もこんな感じなんでしょうか?(笑)



ワタクシ、お肉の脂身が苦手でよく「脂が甘くて美味しい!」とかグルメ番組やマンガで見るのですが、全く理解出来ません……そして、痩せている人ほど脂身が好きな気がする……のは私のまわりだけかしら?



そうそう、先週発売の「モーニング」(マンガ雑誌・毎週木曜日発売)に連載中の『クッキングパパ』に〔村崎焼鳥研究所〕という焼鳥屋さんが出ていました。このマンガは実在するお店が出てくるので調べたらありました~!!


村崎焼鳥研究所@春吉


http://www.geocities.jp/yama33333yama/murasakiyakitori/newpage1murasakuyakitori.html


マンガでは“えんがわ”(砂肝のまわりの肉)と“つなぎ”(肝と心臓のあいだの大動脈)を注文してビールと一緒に食べていましたわ。



バラともヤキトリとも違う「お肉パワー」(脂肪とも言う……)で今日も1日頑張ります~皆さまも美味しい1日になりますように(・∀・)ノ





rohengram799 at 10:26|PermalinkComments(12)

2014年11月14日

琥珀雲便りNo.14今日も五食だ、ポッポ膳(゜゜;)\(--;)

明日は七五三ですね。昨日発売された週刊モーニングのご長寿連載漫画(笑)『クッキングパパ』も七五三の話でした。


この作品は博多を舞台にした料理漫画なのですが、今回の料理はイモとウメの炊き込みご飯『梅芋飯』でした。これは孫娘が3歳の七五三のお祝いにと祖母が意してくれた『ポッポ膳』の一品です。


博多では子どもが3歳になると吉日を選んで「お膳すわりの祝い」を行うそうです。それまでは親の食べ物をもらっていたけれど、初めて自分の膳が与えられ、箸を使って正式な食事を取り始めるというもので、その時に使用される子ども用の小さなお膳のことを「ポッポ膳」と言うそうです。「ポッポ」というと鳩のイメージですが鶴のことで、鳥を「ポッポ」と呼ぶ幼児語が由来らしいです。白木の四角い足つきお膳に、目出度い図柄の松竹梅と鶴亀が描かれている可愛らしいお膳。女の子はちゃんと正座するので少し高く、男の子はあぐらをかくので少し低く作ってあるとか。


「福岡市東区馬出(まいだし)で作られる博多曲物は、スギやヒノキの薄い板を熱湯に浸し、柔らかくして成型後、桜の樹皮で綴じて完成させます。馬出の近くにある筥崎宮(はこざきぐう)の儀式に使われる祭具として発展してきた博多名産の木工芸品です。」って検索したら出てきました。知らなかった(^o^;)


画像検索したのですが、すでにお料理がのっているものが多くて……まぁ、豪華で美味しそう! 絵柄も微妙に違うのがまたいいですね。漫画の絵柄に近いものを選んでみました。 


http://m.photozou.jp/photo/show/82090/109593188



あと七五三とは関係ないですが、『今日も誤植』という活版男子(笑)のマンガも載っていて、電車内で自分の担当した案件の週刊誌の中吊り広告を満足感たっぷりに眺めていたら、なんと……《東西両雄がチ○コ対決!!!》と堂々と書いてある(;・∀・)……!! なんで、なんで……ガチンコのはずなのに、なんだよ、このオソロシイ単純なミスは!で原因を探したら、広告主の原稿がすでに「が○ンコ」だったという……(´;ω;`) でも取り合えずはお詫びにいかねば、と手土産を持っていったらここでも悲劇が!! 包装紙には《伝統の恥》……味だろ、味! まぁここまでベタな間違いをするか!?って思いますが、漫画だし楽しいからいいのです(^-^)v


「今日も誤植」を「今日も五食」と脳内変換してニヤッ!としてしまうおやぢなワタクシなのでした。皆さまは五色の美しい金曜日をお過ごし下さいませ(*´∀`)♪





rohengram799 at 10:06|PermalinkComments(14)

2012年01月06日

第664号:初日開幕!東京「公園」(^0_0^)

昨年末はいつまでも『太陽がイッパイいっぱい』が読み終わらず…年を越してから読み終わりました(((^_^;)


そして少し落ち着いてきたので、休憩時間での読書を再開!!第一作目は小路幸也さんの『東京公園』です。これが「今年は東京公演からスタートです♪」って宝塚とか舞台の観劇スタートならよりカンゲキィ~(^3^)/だったのですが…当分あり得ない事ですわ(;_;)


『東京公園』はタイトル通り、都内の公園がいくつか登場します。水元公園・日比谷公園・洗足池公園・世田谷公園・和田掘公園・行船公園・井の頭公園…。私が行ったことがあるのは日比谷公園ですが(会社の近くだった)お弁当を食べている人たちやベンチで寝ているサラリーマンなど園内の様子を「うんうん、そうだったよ~」と懐かしく思いました。


写真家を目指す大学生が主人公で、公園巡りは偶然出会った男性から「妻を尾行して写真を撮って欲しい」と頼まれたから…。小さい女の子を連れて、あちこちの公園を散歩をする綺麗な奥さん、大学生とアララな関係に!?なんて話にはならなくて(笑)なんていうのかな~文章が優しくて読みやすいです。「そんなヤツいないだろ?」と言い切れない魅力的な登場人物とエピソードがさりげなく描かれていて……。


印象的な言葉はいくつもあったのですが、私が好きなのはわりと早い段階で書かれたこの部分。


「でもどれもまだ途中なんだよな」
僕より三つ上のヒロはよくその言葉を使う。まだ途中だと。
その言葉を僕は気に入っている。
まだ、僕たちは途中にいる。
それは常に歩いていないと、どこかへ向かっていかないと使えない表現だ。




ヘンな話ですが、ここを読んだ時に「“お金がないの”っていわないで“今貯めている途中なの”って言いなさい」と開運ナンタラの本に書いてあったのを思い出しました!!そっか~幸せなお金持ちになる途中なんだ~『クッキングパパ』でも目的の料理の途中の過程でも十分美味しいから「シチューでなく“トチュー”です(笑)」なんて言っていたような~来生たかおだって『夢の途中』を歌っているし…フム( ̄ー ̄)


家族小説でもあり、青春小説でもあり、恋愛小説でもあり……新年最初の本としては「アタリ♪」でとっても満足しました(*^^*)


『東京公園』 小路幸也 | 新潮社 https://search.app/ySoTbrQ8xN2uJgVq8



rohengram799 at 19:30|PermalinkComments(10)
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