ハルさん

2013年04月28日

ヒコーキ雲便りNo.24:ライジングハルさん

私にとっての連休1日目、思いのほかのんびり出来たので記事を書くことにしましたφ(..)


ダンナさんが昨晩まだ仕事中のワタクシに「ライジングサン買いました」というメールを送ってきました。「
ライジングサン? お父さんってEXILEのファンだっけ?」などと思って帰宅したら、置いてあったのは自衛隊マンガでありました。資格も取れてお金もらえてご飯も食べられて天国~♪なんて軽い気持ちで自衛官になろうと思う人もいるのかもしれませんが、やはり訓練は過酷。心身ともに鋼鉄でなければ勤まりません。叔父2人も自衛隊にいましたので、ガッツリ読んでしまいましたが、続きモノなので先が気になる(-_-;)


しかし、なんでコンビニで買うのかしら…今ならいつもの本屋でポイント10%つくのにっ!!というワケで、久しぶりに新刊本を購入してきました。タイトルは『ハルさん』!ひとり娘を嫁がせる「オヤジの一番長い日」物語でしょうか(^_^;)))


ハルさんは人形作家で奥さんの瑠璃子さんは娘のふうちゃんが幼稚園の時に亡くなってしまいました。再婚など考えることもなく、頑張ってきたハルさん。愛娘との日々がちょっとした謎と一緒に語られています。自分にはずっと「ふうちゃん」なのに友だちは名字の春日部から「カスちゃん」と呼ばれていたこと、ダイエットしようと思う年頃になったこと、ずっと「ハルさん」って呼んでいたのに「お父さん」になってしまったことがちょっとさみしかったり……そして言葉にしないだけで親を心配する大人になっていたこと。ふうちゃんのダンナさまになる彼のスピーチもまた良かったです。


作者があとがきには母親が子供たちの眠っている家に火をつけるという事件や父親が暴力的だったという、作品とは全く違う子ども時代の記憶について少しですが書いてありました。私は小さい頃はもう不平不満がいっぱいでしたが「自分の子ども時代はしあわせだったよな」と感じています。

「物語をつむぐことは祈りに似ています。つらいこともある世界ですが、ほんの少しでもあたたかな気持ちになっていただけましたなら幸いです。」と結ばれていましたが、結婚間近な人、結婚したばかりの人や娘を嫁がせた人などは胸キュンになる物語ではないかしら?

ハルさんのイメージ、私の中ではトトロのメイとサツキのお父さん(声は糸井重里さん)もしくは嵐の相葉くんかな(笑)


私が結婚した時も「やっぱりお父さんに似た人を選ぶんだね」と言われましたが、そんな事も懐かしく思い出しましたわ(^.^)



【ハルさん】
http://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488414115



rohengram799 at 19:15コメント(13) 
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