ピーマン

2021年09月17日

鹿火雲便りNo.11:秋の暈

昨晩は石川県で大きな地震がありましたが、北陸地方にお住まいの皆さま、大丈夫だったでしょうか?
日暮れてからの地震は不安が増しますね。台風も心配ですし。



◆コーヒー
和食の後のコーヒー、なんてコマーシャルがあった気がするけれど、コチラはカレーの後のコーヒーだそうです。
https://nishikiya-shop.com/item/10628

やわらかな 誰が喫みさしし 珈琲ぞ 紫の吐息 ゆるくのぼれる

北原白秋の短歌。紫の吐息とは煙草の煙でしょうか? 妄想がモクモクと狼煙のように上がりそう 😃🚬


◆ふりかけ
3文字以内で名前を入力してオリジナルふりかけパッケージを作る🤣
https://enjoy.mishima.co.jp/sisters/


◆アナスタシア
UFOみたいな形のピーマンは知っていますが(みたことはない)こんなオシャレな名前のピーマンがあるとは!
https://mancystyle.com/anastasia

コチラはバナナピーマン。ピーマンて唐辛子の仲間なんだというのがよくわかる(笑)
https://www.yasainavi.com/zukan/bellpepper/bananapepper


食欲の秋😋 みたいな小ネタをまとめてみましたが、読書の秋でもあるので、織田作之助の『秋の暈(かさ)』を読みました。オダサクさんって名前からゴリマッチョをイメージしていましたが、コレを読むとヤサオトコっぽい……? そしてなんだかとてもロマンチスト? キザ野郎? な雰囲気が(*´∀`)

『枕草子』では「秋は夕暮れ」でしたが、徹夜マニア?な彼は、秋の夜明けが一番美しいといっています。


【私の徹夜癖は十九歳にはじまり、その後十年間この癖がなおらず、ことに近年は仕事に追われる時など、殆んど一日も欠さず徹夜することがしばしばである。それ故、およそ一年中の夜明けという夜明けを知っていると言ってもよいくらいだが、夜明けの美しいのはやはり秋、ことに夏から秋へ移ろうとする頃の夜明けであろう。】

https://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/1041_17664.html


対馬の方言で夕焼けのことを「まぐれ」というそうです。そう言えば夕まぐれって言葉もあったな、と思い出しました。

「夜明け」で連想する歌やら本やらいろいろありますが、皆さまは何が思い浮かんだでしょうか? どうぞおだやかで楽しい週末を ヾ(´ー`)ノ



rohengram799 at 10:30|PermalinkComments(2)

2016年04月12日

暮雲便りNo.12:ピーマンな世界

昨日は気温が下がり、雪になったところもありましたね。農家や漁業など天候と密接な係わりがあり影響を受けるお仕事の方々は大変でしょう。今夏は猛暑の予報も出ているようですし……。新聞で秀逸に選ばれた川柳がありました。


『父祖の地の土となるまで一農夫』(柏市 宮本次雄さん)


「耕せば土から祖父の声。稔れば土から祖母の声。蒔く、実る、刈る、植える、育てる、穫る。足跡も汗も、一徹につなぐから、生きる。そのことを、親から子に語り、そのことを、日ごと背中で見せ、だから、土は愛しく、血をつむぐ。生涯一農夫。」選者の瀬々倉卓治さんの評です。JAのポスターに使いたくなるような川柳と評だと思いました。



昔、むかし「話(アタマ?)がピーマン」なんて言葉が流行りましたが、ドイツではこんな金髪ジョークが流行ったらしいです。


「金髪美女の耳に懐中電灯を当てると中がカラッポなので目が光る」

「金髪女性の目をのぞきこむと脳ミソがないので頭蓋骨の裏側が見える」


ドイツ人は金髪女性がキライなんでしょうか(;´д`) 『「小顔」ってニホンではホメ言葉なんだ!? ドイツ人が驚く日本の「日常」』(流水りんこ / サンドラ・ヘフェリン)というコミックエッセイみたいなのに描いてあったのですが、外国の方からみたら(´・ω・`)?な出来事ってたくさんあるんでしょうね。こちらのブログはスゥエーデンの方が4コママンガを描いたりしています。

北欧女子オーサ+オフィシャルブログ「北欧女子が見つけた日本の不思議」Powered+by+Ameba
http://ameblo.jp/hokuoujoshi/


ピーマンは臭いがキライ!苦い!と嫌われ野菜のピーマンでありますが(私は食べられます。むしろ好き!)『現代農業』最新号を立ち読みしてきたら、いろんなわき芽の話があり、市場にはなかなか出回らないけど美味しいよ(´∇`)みたいな記事が……!

10月中頃、ピーマンの株全体の日当たりをよくするため「わき芽」を取り除く「芽かぎ(芽かき)」という作業があり、そこで大量にとれるようです。写真を見ると、ほうれん草が糸三つ葉の長さになったみたいな感じ? 茎はヒョロヒョロしていました。地元野菜直送便みたいなのに入っている可能性が高いみたいですね。あとはピーマン農家とお知り合いになるか(笑)

皆さまの食卓にピーマンはどのくらいの頻度で登場するのかしら? ひとりでもみんなとでも家族とでも、どうぞ楽しい食卓を♪





rohengram799 at 17:27|PermalinkComments(10)

2015年10月17日

暁雲便りNo.9:ピーマン親父

仕事帰りにコンビニに……飲料コーナーの『洋梨オ・レ』が『用なし、俺』と自虐飲料に思えてしまったワタクシです。洋梨はあんまり好きじゃないので買わないからいいんですけど。


『左手に告げるなかれ』を読み終わりました……が、なんだかスゴく疲れたというかガッカリした一冊でした。登場人物はみんな生理的にキモチワルイというのではないけれど、魅力がなくて(ワルの魅力もナシ)お付き合いしたくないし、友だちにもなりたくない。主人公も不倫相手も「はぁ?」な性格で内容もなんだよ、こいつらは……って感じ。今まで読んだ江戸川乱歩賞受賞作品の中では全く評価出来ない(私には…ですよ)一冊になりましたわ。時間を返して欲しいくらいだ……!!

そんな本の中で「ほぉ!」と思った部分があります。それはこの文章です。


……銭湯で親父のケツ見て、俺、すっげぇ悲しくなっちまった。男の年齢って、眉間や背中に出るもんと巷じゃいわれてっけど、あれって絶対、間違ってる。ケツだよ、ケツに出るんだ。冷蔵庫に放り込まれたまま忘れられて萎(しな)びちまったピーマンを連想するような、そんなケツしてた。子供のころ見た親父のそれは、息子の俺がいうと気色悪いけどよォ、厚みがあってイカシてたんだ。それがいつのまにか萎びたピーマンだもんなぁ、あれ見たとき、俺、誰だって人間は年をとるもんなんだ、いつか必ず死ぬんだって、ひどく当たり前のことなんだけどォ、初めて気づかされた気がした。……


ちなみにこれは犯人に関係するヒントにもならないし、特になくてもかまわないようなエピソードの中でのセリフです( ̄0 ̄;) 「桃尻」ではなく「ピーマン尻」……でも確かにそうかも……と読みながら、ここはヘンに納得してしまいました~!!


今月もあと2週間、何冊オモローな本に出会えるでしょうか? 明日は日曜日、皆さま、楽しくお過ごし下さいませ。



*前の記事のお返事は月曜日になります。ごめんなさい!





rohengram799 at 23:54|PermalinkComments(10)
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ