マーガレット・パワーズ

2010年06月04日

第110号:浜辺の足跡

昨日の想い出話の続きみたいですが、こんな言葉もありました。『どんなにふりかえっても足跡があるだけだよ…たとえ、昨日のことが懐かしくなっても』


そして《足跡》から連想した詩があります。有名な詩らしく作者も3人が名乗り出ているそうで~(゜□゜)私が知ったのは『Н2О』(想い出がいっぱい…ではありませんぜ、ダンナ!!)というアニメの最終回のオープニングだったと思います。この時の訳とはまた少し違う氣もしますが…(((^^;)



《浜辺の足あと》


ある日 わたしは夢を見ました
浜辺を神と共に歩いている夢を
海の向こうの大空に
わたしの今までの人生の光景が
はっきり映し出され
どの光景の前にも浜辺を歩いている
神とわたしの二組の足あとがありました


最後の光景まできたとき
振り返ってみると
ところどころ
足あとがひとつしかないことに気がつきました
そしてそれは
いつもわたしが苦境に落ちて
悲しみに打ちひしがれているときでした


わたしは神に尋ねました
「いつもわたしのそばにいてくださると約束されたのに
どうしてわたしを見放されたのですか」


神は答えておっしゃいました

「わたしの大切ないとしい子よ
わたしは決してあなたのそばを離れたことはない
あなたが見たひとつの足あと
それは苦しみや悲しみに傷ついたあなたを
そっと抱きあげ
歩いた わたしの足あとなのだ」


マ-ガレット・パワ-ズ
中野裕弓訳



“あなたは、今、誰と歩いていますか?”




rohengram799 at 00:20コメント(2) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ