リンネ

2019年04月16日

春愁雲便りNo.15:草燃える

パリのノートルダム大聖堂の火事のニュースにビックリしました。改修工事中だったとのこと。讃美歌を歌う人々……心の拠り所が燃えていくのを見ているしかないとは……今まで大事に守ってきたのに、それを巻き込んでしまう火の威力。今、江戸火消しが主人公のシリーズ物の時代小説を読んでいるので、その恐ろしさを感じます。戸締まり用心、火の用心!

狐花火 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫) >> https://i.bookmeter.com/books/13270318



なんだかタイミングが悪いな、と思いつつ………記事タイトルは「草燃える」……このタイトルでNHK大河ドラマを思い出した方はいらっしゃるでしょうか? 当時のNHKとしては ええっΣ(゚◇゚;)な 石坂浩二さんと岩下志麻さんのラブジーンがあったことを覚えております(*/ω\*)

https://www.nhk.or.jp/archives/sp/meisakuza/detail/?vol=7



なぜ今日この話かというと「草うつむいて百を知る」という言葉を知ったので(ブログ初期に書いていたけど、忘れていた!)懐かしいドラマを思い出したからです。やーね、昔話が大好きなお年頃になってしまって(^_^;)


この言葉は「慎み深い人は、万事控え目にして出しゃばらないので、何も知らないように見えるが、実は色々な事をよく心得ているものだ」という意味だそうです。

近代植物学の祖といわれるリンネは「植物を人間社会にあてはめるとこうなるよ!」みたいなことを書いていましたが、草類は平民、ゆり類は貴族、きのこ類は放浪者……など、まぁ今の時代にはピンときませんが、胞子を飛ばすキノコたち、たくましい草たち、貴族といえばユリのマーク⚜️……なのは納得でしょうかねぇ?


以前『なくなりそうな世界のことば』について書きましたが、その中には「ビジン BIJIN」もありました。絶対「美人」に変換されますよね!

ロシアのアムール川下流域で使われるウルチャ語で意味は「なにごとも、あるがまま。ムリに変えようとしないで。」ウルチャ語話者は今や百人ほどだそうです。


美人とは……いろんなことも柳に風で受け流し、あるがままに生きていける人……をいうのかも。 皆さま、今日も美しく暮らしていきましょうヾ(´ー`)ノ


なくなりそうな世界のことば >> https://i.bookmeter.com/books/12120654



rohengram799 at 12:10コメント(2) 

2010年07月12日

ひつじ雲便り118:植物王国

近代植物学の祖といわれる、リンネによる植物王国の階層を人間社会にあてはめると、こうなります…という話がありました。


椰子類は王侯、草類は平民、ゆり類は貴族、栽培植物は王族、樹木類は名士、しだ類は移民、苔類は従者、海藻類は奴隷、きのこ類は放浪者。


納得するような、しないような……第一、こんな身分制度とかピンときませんよね(笑)


海藻類の奴隷とか…気の毒です。草は平民になっていますが『草、うつむいて百を知る』という言葉があるらしいですね。草は根を地面にたらし、何事にも控えめにしていますが、本当は世の中をよく知っている。踏みつけられても、抑圧されても少しも挫けず、その太い根によって、いっそうたくましく生きていく…案外、世界最強!?



rohengram799 at 09:28コメント(0) 
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