三丁目の夕日

2015年05月04日

碧雲便りNo.4:人生「昭和」劇場

昨日は録画しておいた『ALWAYS 三丁目の夕日'64』を見ました。原作の『三丁目の夕日』(西岸良平)シリーズも読んでいます。舞台となった年は私が生まれた年です。オリンピックに向けて東京はビルや高速道路の建設ラッシュ! 東京と山梨では発展の度合いも違ったと思いますが、商店街の飾りとかタバコ屋のおばちゃんとか…日常生活の中にあるいろんなものが懐かしかったです。


茶川先生はマンガだともっと老人ぽいのですが、前作も見ていたのでなれてきました(笑) 『冒険少年ブック』の看板作家となり「銀河少年ミノル」の連載を続けていましたが、新人小説家・緑沼アキラの「ヴィールス」 の人気が上昇しときてその座を奪われつつあり……そのライバルがなんと息子同様に可愛がってきた淳之介だったという……(´;ω;`) 原稿やアイディアノートを焼いている淳之介に泣けました。書かれた文字、作品は自分の魂の一部なのに……才能がなくても書くことが大好きな私には辛かった……。全編を通してベタなんだけど、大泣きしてしまいました、夫婦二人して………詳しいあらすじはこちらでどうぞ。

http://haiteitumo.blog53.fc2.com/blog-entry-3883.html




牛久大仏を見に行った日、実はその前に朝一番でタケちゃんの新作映画『龍三と七人の子分たち』を観ました。20人くらいいたでしょうか~やはりシニアの方々が目立ちました。内容はコマーシャルなんかでよく流れていたし、タイトル通り(笑)引退した元昔ヤクザの面々が集まり、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売(引越しの挨拶ですと言ってドアを開けさせ、図々しく家に入り込み、サービスだからと浄水器もどきをとりつけ羽毛布団を買わせようとする)でやりたい放題の悪ガキ(龍三たちにしたら)相手に大暴れ!……タケちゃんは刑事役だったけれど出なくてもよかったかな……皆さん、うまい役者さんたちで笑えると言えば笑えたけれど『アウトレイジ ビヨンド』に比べるとちょっとおちるかなぁ( ̄~ ̄;)



♪やると決めたらどこまでやるさ~それが男の魂(たましい)じゃないか~ という村田英雄さんの『人生劇場』を思い出す任侠の世界……『人生劇場』は、愛知県出身の作家尾崎士郎の自伝的大河小説で、上京し早稲田大学に入学した青成瓢吉の青春とその後を描いた長編シリーズ。「青春篇」「愛慾篇」「残侠篇」「風雲篇」「離愁篇」「夢幻篇」「望郷篇」とあり「残侠篇」は完全な創作ですが、他は自伝要素を混じえ創作されたそうです。私は最初から任侠話だと思っていました(◎-◎;)



早稲田=バンカラなイメージのワタクシ、「 妻をめとらば才たけて みめ美しく情けあり 友を選ばば書を読みて 六分の侠気四分の熱」というのをずっと前にきいたことがありましたが、作詞が与謝野鉄幹でこの歌詞は2番なんですね。そしてタイトルは『早稲田野人の歌』( ̄□ ̄;)!!……なんだか知らなかったことばかりたくさん出てきました。

http://www.interq.or.jp/sun/nanbu/kashuu/yajin.html


人生の半分は「平成」で過ごしていますが、多感な時期を過ごしたのは「昭和」なので、今回のタイトルにしてみました(´ー`)



今日は『みどりの日』森林浴を楽しみたいところですね~皆さま、さわやかな1日になりますように♪






rohengram799 at 09:46コメント(10) 

2013年11月01日

わた雲便りNo.1:ワンダフルな毎日を~U^ェ^U~

今日から11月~なので、しらす雲便りからわた雲便りにしてみました(^ω^)またよろしくお願いします!


駅のポスターに『ワンワンフェスティバル』とかあったような気がしますが…ワンワンワンで犬の日イベントなんでしょうか? 近くのマンションの植木の手入れをしている業者さんが犬のお散歩をしている人に「それはなんて犬?」「ダックスフンドにしては小さいね」などと話しかけていました!「小さいのもいるんですよ~」と飼い主さん~なかなかほほえましい光景でした(^-^*)


『日のくれに帰れる犬の身顫ひて遠き沙漠の砂撒き散らす』(大西民子)


小さい子が遅くまで外で遊んで家に帰るように、あちこち冒険して日が暮れて帰ってきた飼い犬~ぶるぶるっ!と大きく身体をふるわせてたくさんの砂を撒き散らす!その砂はもしかしたら砂漠の砂かも……だって彼(彼女)は私の知らない、どこか未知の場所に行ってきたのに違いないから……みたいな感じですかね?(((^_^;)


大西さんてゴッホとか西洋絵画も好きな方だったらしいし、ゆたかな想像力もあったのではないでしょうか? 今は放し飼いなんてとんでもない!ですが、犬も猫みたいにノンキにあちこち歩いて「さてお腹もすいたから帰るか」という時代もありましたね。『三丁目の夕日』の世界かしらん?


犬は水浴びとかした後に身震いしますが、猫も砂まみれ、灰だらけになったらぶるぶるってするんでしょうか?


大西民子さんの句にはこんなのもあります。


『夜となれば血管の浮く手の甲をさびしみてひとりの夕食を終ふ』
 

実家の母の姿が浮かんできました(;_;)……「紅葉」の美しい季節になりますが、ワタクシも母に「孝養」を尽くしたいと思います~また田舎に帰りたいなぁ……(゜゜)






rohengram799 at 22:39コメント(6) 

2012年02月05日

第687号:ドラマティック・レイン( ̄ー ̄)

♪行かなくちゃ/君に逢いに行かなくちゃ/君の町に行かなくちゃ/雨にぬれ…


そんな気配もなく乾燥している毎日でありますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?子どもたちは「猫ひろしのマラソン参加」に盛り上がっておりました。気温7度でランニングシャツ…ああ、見ている方が寒い!!皆さま、無事に乾燥…イヤ完走されますように!!


さて、記事の最初は井上陽水さんの『傘がない』でしたが、タイトルは稲垣潤一さん…あら?と思われた方もいらっしゃるでしょうが(笑)今回はこの短歌の話を書きたかったのです。


『雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さず裸足で来やがって』(盛田志保子)


「傘を持って迎えにこいよ(~_~;)」…しかし!!怒っているようなあきれているような中に、嬉しさがにじみ出ているところがまたイイではありませんか~ちょっとツンデレ入ってますか!?(笑)そして勝手に「迎えに来て」と言った人と「裸足で来た」人の関係を想像するのです。


現代よりも少し昭和な方が私としては好みですね。荻窪や高円寺あたりのアパートに住んでいて(同棲でもよし!!)彼女は勤め人、彼氏は売れない作家か詩人が理想です(((^^;)裸足は本当に裸足ではなくサンダルがいいですね。駅前に来た彼とその後どうするか…近くのコンビニで傘を買って帰るか雨がやむまで待つか…。


あとは完全に『三丁目の夕日』の頃かなぁ~彼は年の離れた小学生の弟。母親に「お姉ちゃんが雨だから迎えに来てだって」と言われて、玄関で靴を脱いだばかりだけどまた履くのがもどかしくてマッハ(笑)でお姉ちゃんのところに行くのです!お姉ちゃんはそんな弟にあきれながらも嬉しくて、一緒に雨の中を歌いながら家に帰るのです。


こういう短歌っていろんな情景が浮かぶので大好きですね~!彼女と彼氏の立場が違ってもいいし、上司と部下、先輩と後輩、親友同士…妄想の雨にぬれて、本日のワタクシ『ドラマティック・レイン』でございます!!←仕事しろよ('~`;)





rohengram799 at 14:00コメント(12) 
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