中川州男

2015年03月22日

咲雲便りNo.22:サクラ・サクラ~千里香

ハクモクレンが見ごろです~というブログ記事をいくつか読ませていただきましたが、ウチのまわりではまだつぼみがぷっくり!状態でまだ咲いていなかった……私が通りすぎた後にコッソリ咲いていたりして(~_~;)


ハクモクレンと道路をはさんだ反対側には沈丁花が咲いていました。沈丁花の別名は『七里香(しちりこう)』というそうで、理由はもちろん七里先までその花の香りが届くほどであるから……遙か遠くまで香りが届いて「私はここにいます」とその存在を知らせてくれる花には、秋のモクセイもありますね。こちらは「九里香」だそうです。


私はなぜか「七里香」を「千里香」と勘違いして検索してしまったのですが、この名前の桜がありました。花は大輪、一重咲きで淡紅色。開花期は4月中旬。花に芳香があることが品種名の由来となったそうです。桜の香りのお線香の商品名にあったりして(笑)


http://yokokanamiki.at.webry.info/201304/article_7.html




この前『5分で泣ける!胸がいっぱいになる物語 ベストセレクション (宝島社文庫)』をコンビニで見つけ、仕事帰りではぁ~と疲れていたせいか、衝動買いしてしまいました。コンビニで文庫本を買う日がが来るとは……!! 1作品10分間くらいで読めて作品数も29と多いのですが、書き下ろしではなかったので「5分で読める」シリーズで読んでいたものが半分くらいあり……ベストセレクションって書いてあるのに見落としていた……ちゃんと見ればよかった( ̄~ ̄;)


最初の作品は『サクラ・サクラ』でペリリュー島大戦秘話です。2日後に米軍上陸の情報を聞きつけ、自分たちも一緒に戦わせてほしい」という島民有志の申し出を「帝国軍人を愚弄する気か!」と断ります。仲良くなれたと思ったのに…違ったんだ…と悲しく悔しい思いを抱き、翌日本島に向かう船に乗り込みます。全員が乗った時には夜になっていました。だんだんと遠ざかる浜に彼らは見たのです。たくさんの見送りの人々がいました。大きく手を降り、何かを叫び、そしてそれはさくら~さくら~の歌声に……浜にいたのは日本兵でした。島民を戦争に巻き込まないために、少しでも安全な場所に迅速に避難させるために、わざと憎まれるようなことを言ったのです……ρ(・・、) 昔、マンガで読んだタイタニック号が沈没する時に乗客が讃美歌を歌っていたという話を思い出しました(本当かどうかは知りません)。パラオに観光旅行に来た若者にその話をした老人はいつの間にかいなくなっていました。



史実をもとに脚色された話ではありましたが、月明かりに照らされたその光景が映画のようにうかんできました。戦争を体験したことがない世代、聞いたことはある世代、全く知らずゲームの中の出来事のように思っている世代もあるでしょう。こういう物語をきっかけにしてペリリュー島やパラオの歴史について、戦争について関心をもってくれたらと思いました。まだまだ私も知らないことばかりなのですが……一番最初の作品なので、目次で探す手間なくすばやく立ち読みできますぞ! ぜひご一読を🙏

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784800239204



しかし~あのネコ話を書いた(白雲便りNo.20:もうひとりの私をどうぞ)柚月裕子さんが、この話を書いたなんて……作家の技量、恐るべし!…





*前の記事のお返事は明日になります。






rohengram799 at 20:05コメント(8) 
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