中村草田男
2022年01月30日
麗春雲便りNo.23:昭和は遠くなりにけり
「降る雪や明治は遠くなりにけり」
中村草田男のこの俳句、けっこう解釈がいろいろあるようで………実際、草田男はどんな気持ちだったのかな? 昭和もだいぶ遠くになりました。2022年は昭和97年だったかな、 昭和100年にはコロナはもう居座っていないですよねぇ?
noteの『僕の昭和スケッチ』を「あった!あった!」と懐かしく読んでいます。もちろん知らないこともありますけど、イラストもノスタルジックでステキです。
https://note.com/mysyouwasketch/m/m92aa2b46afc5
こちらの記事は最後に【あなたの「昭和40年代男子」チェック診断表】があります。私はだいたい同世代(笑) ガンダムとか興味はなかったし、ドラクエで遊んだのはプレステになってから……でもだいたい当てはまる!
https://san-tatsu.jp/articles/135965/
私が結婚すると思っていたのは城みちると伊藤咲子ちゃん! 実際お付き合いをしていたとご本人たちが言っていましたが。あと中島みゆきさんと松山千春が付き合っている、という噂はなんだったのか(-ω- ?) 結婚して驚いたのは長渕剛と石野真子ちゃんです( ̄▽ ̄;)
(*)https://visit-minato-city.tokyo/ja-jp/places/1174
中村草田男のこの俳句、けっこう解釈がいろいろあるようで………実際、草田男はどんな気持ちだったのかな? 昭和もだいぶ遠くになりました。2022年は昭和97年だったかな、 昭和100年にはコロナはもう居座っていないですよねぇ?
noteの『僕の昭和スケッチ』を「あった!あった!」と懐かしく読んでいます。もちろん知らないこともありますけど、イラストもノスタルジックでステキです。
https://note.com/mysyouwasketch/m/m92aa2b46afc5
こちらの記事は最後に【あなたの「昭和40年代男子」チェック診断表】があります。私はだいたい同世代(笑) ガンダムとか興味はなかったし、ドラクエで遊んだのはプレステになってから……でもだいたい当てはまる!
https://san-tatsu.jp/articles/135965/
私が結婚すると思っていたのは城みちると伊藤咲子ちゃん! 実際お付き合いをしていたとご本人たちが言っていましたが。あと中島みゆきさんと松山千春が付き合っている、という噂はなんだったのか(-ω- ?) 結婚して驚いたのは長渕剛と石野真子ちゃんです( ̄▽ ̄;)
(*)https://visit-minato-city.tokyo/ja-jp/places/1174
2018年09月26日
菊咲雲便りNo.15:虹
今日も雨の1日になりそうです。雨あがりにきれいな虹がみたい~! 真理ちゃんの♪虹をわたって より、TUBEの♪虹になりたい が脳内でリフレインの水曜日(笑)
虹が夏の季語になっているのは、夕立の後あらわれることが多いからだそうです。夕立というとなんか風情があるけれど、ゲリラ豪雨とかは・・・現実的にもイヤァ~!となりますわ。
「虹に謝す妻よりほかに女知らず」
中村草田男のこの句はなにやら意味深でありますが、夏石番矢さんという1955年生まれの大学教授のこの句は、ホラーだと思います・・・こんな気持ちで走馬灯を見るのかしら((( ;゚Д゚)))
「階段を突き落とされて虹となる」
皆さま、どうぞ「ご安全に!」 ヾ(´ー`)ノ
虹が夏の季語になっているのは、夕立の後あらわれることが多いからだそうです。夕立というとなんか風情があるけれど、ゲリラ豪雨とかは・・・現実的にもイヤァ~!となりますわ。
「虹に謝す妻よりほかに女知らず」
中村草田男のこの句はなにやら意味深でありますが、夏石番矢さんという1955年生まれの大学教授のこの句は、ホラーだと思います・・・こんな気持ちで走馬灯を見るのかしら((( ;゚Д゚)))
「階段を突き落とされて虹となる」
皆さま、どうぞ「ご安全に!」 ヾ(´ー`)ノ
2015年11月30日
暁雲便りNo.36:読書の秋~11月の本棚
『あたゝかき十一月もすみにけり』(中村草田男)
漫画家の水木しげるさんが亡くなりましたね。今月は「昭和の残り香」のような方々の訃報が多く、自分も半世紀生きたしなぁ…身体の不調が長引くとスゴく年齢を意識するようになりました。なんか50代って思っていた以上に中途半端な気がします。
今月は「読書の秋」らしくたくさん本を読めた気がします。神様や神社関係の本が多かったかも……特に小野田さんのご実家が神社なのは驚きました! また来月もいろんな驚き・トキメキ・妄想も!いっぱいつまった本に出逢いたいものです(´∇`)
今月もお付き合いいただき、本当にありがとうございました。また来月も最初の更新は遅れるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。皆さま、お身体に気をつけて下さいませ。
《11月の本棚:計18冊》
「少年十字軍」(皆川博子)「神様の御用人2」(浅葉なつ」「神様の御用人3」(浅葉なつ)「鴨川食堂おかわり」(柏井壽)「スープのささやき ゲストハウスわすれな荘」(有間カオル)「読めない遺言書」(深山亮)「Happy Box」(アンソロジー)「転生」(鏑木蓮)「宵越し猫語り」(書き下ろし時代小説集・アンソロジー)「ランチタイムは死神と」(柴田よしき)「化け猫、まかり通る 猫の手屋繁盛記」(かたやま和華)「日御子 上・下」(帚木蓬生)「美しき一日の終わり」(有吉玉青)「神様の御用人4」(浅葉なつ)「心はあなたのもとに」(村上龍)「紫式部の欲望」(酒井順子)「ことば汁」(小池昌代)
漫画家の水木しげるさんが亡くなりましたね。今月は「昭和の残り香」のような方々の訃報が多く、自分も半世紀生きたしなぁ…身体の不調が長引くとスゴく年齢を意識するようになりました。なんか50代って思っていた以上に中途半端な気がします。
今月は「読書の秋」らしくたくさん本を読めた気がします。神様や神社関係の本が多かったかも……特に小野田さんのご実家が神社なのは驚きました! また来月もいろんな驚き・トキメキ・妄想も!いっぱいつまった本に出逢いたいものです(´∇`)
今月もお付き合いいただき、本当にありがとうございました。また来月も最初の更新は遅れるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。皆さま、お身体に気をつけて下さいませ。
《11月の本棚:計18冊》
「少年十字軍」(皆川博子)「神様の御用人2」(浅葉なつ」「神様の御用人3」(浅葉なつ)「鴨川食堂おかわり」(柏井壽)「スープのささやき ゲストハウスわすれな荘」(有間カオル)「読めない遺言書」(深山亮)「Happy Box」(アンソロジー)「転生」(鏑木蓮)「宵越し猫語り」(書き下ろし時代小説集・アンソロジー)「ランチタイムは死神と」(柴田よしき)「化け猫、まかり通る 猫の手屋繁盛記」(かたやま和華)「日御子 上・下」(帚木蓬生)「美しき一日の終わり」(有吉玉青)「神様の御用人4」(浅葉なつ)「心はあなたのもとに」(村上龍)「紫式部の欲望」(酒井順子)「ことば汁」(小池昌代)
2012年05月09日
あかね雲便りNo.8:蘖(ひこばえ)
『蘖や涙に古き涙はなし』(中村草田男)
蘖(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のことで、太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」というそうです。
ワタクシ、いつもの思い込みで「ひこばえ」は「やまびこ」の仲間だと思っていました…多分『遥かなる山の呼び声』というタイトルの影響だと思われます…調べて良かった(((^_^;)
草田男は“蘖のように涙は次々と新しくあふれるものだ”と詠んだのでしょうか。そしてこの涙は辛く悲しくせつない涙のように感じます。春先から夏に見られますが、季語としては春になるそうで…花吹雪の中の別れの情景と大好きな李白の『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之(ゆ)くを送る』が浮かんできます。皆さまも中学の教科書に載っていませんでしたか?
五層の高楼・黄鶴楼。昔酒場の壁に仙人が描いた黄色い鶴が歌に合わせて踊り出すということで評判になり店が繁盛したという。そして再び仙人が現れ壁の鶴の背に乗って去って行ったと云う伝説があるそうですよ。
故人西辞黄鶴楼
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
故人 西のかた黄鶴楼を辞し
煙花三月 揚州に下る
孤帆の遠影 碧空に尽き
唯(ただ)見る 長江の天際(てんさい)に流るるを
我が友、孟浩然は黄鶴楼に別れを告げ、これを西にして春霞に花が咲き乱れる春三月に揚州へと下ってゆく。 ポツンとひとつ遠くに浮かんだ帆影はしだいに碧空へ吸い込まれるように消え失せ、あとはただ長江がはるかな空の果てまでも流れていくばかりである。
悲しいとか寂しいとか直接言葉にしない分、大切な友人と別れた後の李白の気持ちが伝わってきて、いつ読んでも胸キュン!!お鼻がツーン!!であります。
そうだ!肝心なことを書いていませんでした。私が「蘖とは何ぞや?」と思ったのは新聞に載っていた川柳からです。
『老木が教える人の咲かせ方』(流山市 大竹芒洋)
この句は秀逸に選ばれていました。選者の瀬々倉卓治さんの寸評です。
「倒れた樹は、ひとの姿になっている。起きあがる樹は蒼天をさしている。枯れた樹は土の中で蘖を抱いている。老木の枝に梅がいち輪。私に、いつも不滅を暗示する。齢(とし)をとると樹の言葉がわかる。」
>枯れた樹は土の中で蘖を抱いている。
この言葉に導かれ、また新しい知識の若芽を出すことができそうです。今日も荒れた天気になりそうですが、気持ちはいつも五月晴れ、天晴れでまいりましょう\(^o^)/
蘖(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のことで、太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」というそうです。
ワタクシ、いつもの思い込みで「ひこばえ」は「やまびこ」の仲間だと思っていました…多分『遥かなる山の呼び声』というタイトルの影響だと思われます…調べて良かった(((^_^;)
草田男は“蘖のように涙は次々と新しくあふれるものだ”と詠んだのでしょうか。そしてこの涙は辛く悲しくせつない涙のように感じます。春先から夏に見られますが、季語としては春になるそうで…花吹雪の中の別れの情景と大好きな李白の『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之(ゆ)くを送る』が浮かんできます。皆さまも中学の教科書に載っていませんでしたか?
五層の高楼・黄鶴楼。昔酒場の壁に仙人が描いた黄色い鶴が歌に合わせて踊り出すということで評判になり店が繁盛したという。そして再び仙人が現れ壁の鶴の背に乗って去って行ったと云う伝説があるそうですよ。
故人西辞黄鶴楼
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
故人 西のかた黄鶴楼を辞し
煙花三月 揚州に下る
孤帆の遠影 碧空に尽き
唯(ただ)見る 長江の天際(てんさい)に流るるを
我が友、孟浩然は黄鶴楼に別れを告げ、これを西にして春霞に花が咲き乱れる春三月に揚州へと下ってゆく。 ポツンとひとつ遠くに浮かんだ帆影はしだいに碧空へ吸い込まれるように消え失せ、あとはただ長江がはるかな空の果てまでも流れていくばかりである。
悲しいとか寂しいとか直接言葉にしない分、大切な友人と別れた後の李白の気持ちが伝わってきて、いつ読んでも胸キュン!!お鼻がツーン!!であります。
そうだ!肝心なことを書いていませんでした。私が「蘖とは何ぞや?」と思ったのは新聞に載っていた川柳からです。
『老木が教える人の咲かせ方』(流山市 大竹芒洋)
この句は秀逸に選ばれていました。選者の瀬々倉卓治さんの寸評です。
「倒れた樹は、ひとの姿になっている。起きあがる樹は蒼天をさしている。枯れた樹は土の中で蘖を抱いている。老木の枝に梅がいち輪。私に、いつも不滅を暗示する。齢(とし)をとると樹の言葉がわかる。」
>枯れた樹は土の中で蘖を抱いている。
この言葉に導かれ、また新しい知識の若芽を出すことができそうです。今日も荒れた天気になりそうですが、気持ちはいつも五月晴れ、天晴れでまいりましょう\(^o^)/