仁平勝
2018年08月17日
炎昼雲便りNo.27:戦争めし
8月15日は終戦記念日と日本ではなっていますが、終戦の“世界標準”からすれば、玉音放送のあった日ではなく、ポツダム宣言を受諾した8月14日か、降伏文書に調印した9月2日が終戦の日になっているようですね。
「母国より告ぐ英霊は結露せよ」(仁平勝)
この「結露」はどういう意味なのか? とずっと考えているのですが、わかりません。
『戦争めし』の4巻を読みました。「兵器になったワイン」のタイトルで甲府が舞台の話が前後編で描かれています。出来れば方言で話して欲しかったな、というのはありますが。取材協力の「株式会社サドヤ」さん、知らなかったです。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298128-d2338483-Reviews-Sadoya_Winery-Kofu_Yamanashi_Prefecture_Koshinetsu_Chubu.html
あとがきまで含めての『戦争めし』NHKBSでドラマになったようですが、ウチは映らない・・・(-ω-;)
http://www4.nhk.or.jp/P4899/
【作者インタビュー記事】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180811-00010000-bookasahi-life
「母国より告ぐ英霊は結露せよ」(仁平勝)
この「結露」はどういう意味なのか? とずっと考えているのですが、わかりません。
『戦争めし』の4巻を読みました。「兵器になったワイン」のタイトルで甲府が舞台の話が前後編で描かれています。出来れば方言で話して欲しかったな、というのはありますが。取材協力の「株式会社サドヤ」さん、知らなかったです。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298128-d2338483-Reviews-Sadoya_Winery-Kofu_Yamanashi_Prefecture_Koshinetsu_Chubu.html
あとがきまで含めての『戦争めし』NHKBSでドラマになったようですが、ウチは映らない・・・(-ω-;)
http://www4.nhk.or.jp/P4899/
【作者インタビュー記事】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180811-00010000-bookasahi-life
2018年08月14日
炎昼雲便りNo.26:追憶
「追憶はおとなの遊び小鳥来る」(仁平 勝)
思い出と追憶は何が違うのかなぁ、と考えていましたが、思い出は写真の容認一枚、一枚、別のものであって、追憶はひとつの長い物語なのかなと。子どもには長い映画は退屈でしょうから、おとなにならないと味わえないものなんでしょう・・・などと自分で結論を出しました(笑)
お盆さんですね。6日読売新聞の「俳句あれこれ」というコラムを井上康明さんが担当していて、お盆の句を紹介していました。
「炎天に筵たたけば盆が来る」(飯田龍太)
・・・自句自解によればこの句の盆は七月、新暦による盆である。筵(むしろ)は養蚕の筵。春蚕、夏蚕、秋蚕と続き、その合間を縫って七月のうちに盆会が行われた。桑の葉を食べ尽くした蚕は、体が透き通り糸を吐く上簇(じょうぞく)の時期を迎える。その蚕を拾って、蔟(まぶし)と呼ばれる井桁状に小さく仕切った蚕具に入れる。それまで蚕の下に敷かれていた筵は、糞に塗(まみ)れて湿っている。その筵を乾(ほ)し棒で打って糞を落とす。村のあちこちから筵を叩く音が炎天に響く。その音と蚕臭の向こうから先祖の霊を慰める盂蘭盆会がやって来る。・・・
飯田龍太は蛇笏の息子で、井上さんも山梨の生まれ、現在も居住されているようです。私が中学生くらいまでは、7月がお盆さんだった記憶があります。この頃はもう、お蚕さんをやっている農家さんは少なかった気がします。一年中忙しい農家の様子や夏の暑さが伝わる名句だなと思いました。
井上靖の『掌の小説』という短編集の中に「死顔の出来事」という、本当に短い話があります。このダンナさんが亡くなった妻にしたことは、愛情なのかなんなのか、妻の母親と妹の心情など、不思議な感覚にな小説です。
https://plus.google.com/101118550140339068924/posts/LeVSnk5RzVr
私は自分が死んだ後、顔を見られるのも、ベタベタさわられるのもイヤだし、自分も故人に対してしたくないです。祖父や両親の時も、こちらから言う前に白布をとる人や顔をさわる親戚とかいましたが、それもイヤでした・・・。
思い出と追憶は何が違うのかなぁ、と考えていましたが、思い出は写真の容認一枚、一枚、別のものであって、追憶はひとつの長い物語なのかなと。子どもには長い映画は退屈でしょうから、おとなにならないと味わえないものなんでしょう・・・などと自分で結論を出しました(笑)
お盆さんですね。6日読売新聞の「俳句あれこれ」というコラムを井上康明さんが担当していて、お盆の句を紹介していました。
「炎天に筵たたけば盆が来る」(飯田龍太)
・・・自句自解によればこの句の盆は七月、新暦による盆である。筵(むしろ)は養蚕の筵。春蚕、夏蚕、秋蚕と続き、その合間を縫って七月のうちに盆会が行われた。桑の葉を食べ尽くした蚕は、体が透き通り糸を吐く上簇(じょうぞく)の時期を迎える。その蚕を拾って、蔟(まぶし)と呼ばれる井桁状に小さく仕切った蚕具に入れる。それまで蚕の下に敷かれていた筵は、糞に塗(まみ)れて湿っている。その筵を乾(ほ)し棒で打って糞を落とす。村のあちこちから筵を叩く音が炎天に響く。その音と蚕臭の向こうから先祖の霊を慰める盂蘭盆会がやって来る。・・・
飯田龍太は蛇笏の息子で、井上さんも山梨の生まれ、現在も居住されているようです。私が中学生くらいまでは、7月がお盆さんだった記憶があります。この頃はもう、お蚕さんをやっている農家さんは少なかった気がします。一年中忙しい農家の様子や夏の暑さが伝わる名句だなと思いました。
井上靖の『掌の小説』という短編集の中に「死顔の出来事」という、本当に短い話があります。このダンナさんが亡くなった妻にしたことは、愛情なのかなんなのか、妻の母親と妹の心情など、不思議な感覚にな小説です。
https://plus.google.com/101118550140339068924/posts/LeVSnk5RzVr
私は自分が死んだ後、顔を見られるのも、ベタベタさわられるのもイヤだし、自分も故人に対してしたくないです。祖父や両親の時も、こちらから言う前に白布をとる人や顔をさわる親戚とかいましたが、それもイヤでした・・・。