今井彰

2018年03月07日

桃月雲便りNo.7:埴輪メガネくんと蝶々

『世界の眼で見る古墳文化』のポスターがたまらない~!なワタクシです。埴輪に眼鏡ヾ(o≧∀≦o)ノ゙

https://sp.museum.or.jp/event_details/90228



メガネといえば、石川県に用水路を埋め尽くす数千の白い蝶(蛾)の群れを怪異と見なす話があるという記事を読んで蝶について検索していたら、おかしな兜を発見しました。ウサギの耳とかムカデとか妙なデザインの兜は今までいくつか雑誌などで見てきましたが、このチョウ+メガネ付は・・・なんなのよ~!?
https://sengoku-g.net/blog/2018/01/helmet.html/helmet7_m


メガネは江戸時代になってから追加されたようですが、こんなので戦場に行くの? 真面目に作ったのかどうか、わからない~!


蝶の群舞の話に戻りますと、これははしばしば見られる現象で「蝶合戦」や「蝶雨」と呼ばれるそうです。かなり昔の文献にも記述があるようです。蝶がキライな人でなくてもなんでも大群になると恐ろしいし気持ち悪いだろうなぁ、と思いました。

万延元年(1860)6月には江戸市中でもこの現象があり、岡本綺堂『半七捕物帳』、横溝正史『人形佐七捕物帳』にそれぞれ「蝶合戦」という題の短編があるそうです。積ん読本が全く減らないのに、読んでみたいと思ってしまう(;´∀`)

今井彰さん『蝶の民俗学』(1978年)では蝶雨の正体について、本物の蝶とは限らず、カゲロウ、ユスリカ、ウスバツバメガ、トビケラといった群である場合が多かったのではないかと書かれているそうです。


下記ブログの3つめの記事に詳しく書かれていますので、お読み下さいませ。
http://d.hatena.ne.jp/morita11/touch/20150925/1443160757


今井彰さんという方を知らなかったので、検索していたら「蝶の民俗館」がありました。飾ってあるお人形さんがちょっとホラーっぽい気がする・・・(≡人≡;)

http://inagakirecipe.blog114.fc2.com/blog-entry-734.html





rohengram799 at 22:39コメント(2) 
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