初野晴

2015年07月04日

星雲便りNo.5:生存戦略しましょーか(?_?)

7月に入ってから梅雨空が続いています。むし暑い……台風の進路が気になりますが、明日5日は都合で更新出来ないかもしれないので、本日二回目の更新です(^o^;)



経済産業省は1日、2015年2月の「ロボット新戦略」(日本経済再生本部)の決定を受けて(そんなのがあったのか!)製造産業局産業機械課(そんなのが…以下略)にロボット政策室を設置したと発表した……というニュース記事を読みました。 そして「羽田空港にロボ導入」(;・ω・)


清掃ロボはフロア構造を記憶し、24時間、館内を巡回。搬送ロボは指示した届け先に荷物を運ぶ。当面は空港内で販売される酒や飲料などの移動に活用。将来は航空会社と協力し、顧客の手荷物運搬にも用途を広げたいそうです。人が行う重い荷物の上げ下ろしで、腰にかかる負担を軽減する重作業支援ロボも導入とか…9月からを予定しているようです。なんだろう……サービス産業向けロボット開発がまだまだピンとこないし、なんか漠然とした怖さを感じるのは私の意識や知識が遅れているからかしら……。


『ブレーメンⅡ(ツー)』という川原泉さんのマンガがあるんですが……時は西暦2306年。少子化と宇宙進出によって人類はかつてない人手不足になり、対策としてバイオテクノロジーで知性を高められた働く動物たち「ブレーメン」が生み出されるのです。大型輸送船「ブレーメンII」は、ブレーメン達を船内全ての乗務員として雇用した画期的な宇宙船だったのです……! 


平然とした態度で挨拶をすませたものの、やはり抵抗があるキラ・ナルセ船長。船内を案内する甲板長のマエダくんは「こんな立派な職場で働けて嬉しくて仕方ない」というセーラー服が似合うカエルくんです!! 一流企業に就職出来て「だから我々は本当にラッキーなんです」とピカピカの職場で働けるのは自分たちが初めてだと。「他の仲間は大抵地球から遠く離れた場所で働いています」それは辺境惑星の鉱山、未開発星域の開拓要員だったり、植民地最前線でベース・キャンプの建設作業だったり……「条件が悪く、危険険を伴い、地味で忍耐力のいる辛くて厳しい重労働……そう人間の嫌がる仕事なのです。自分たちの身勝手さに「急に人間でいることが申し訳なった」く感じる船長。航海中もやっぱりいろんな差別や偏見があって……羽田での清掃ロボの話題にこの作品を思い出してしまいました。あ、全体的にどシリアスではなくお笑い要素もたくさんありますので、機会があれば読んで下さいませ。



そしてこの前、初野晴さんの『わたしのノーマジーン』を読んだのですが、舞台は終末思想にとらわれた荒れた世界。8歳くらいの知能を持ちしゃべることが出来るおサルさんがシズカという女性と暮らしはじめます。物語後半に介護ロボット開発に関わったという男性が出てきます。彼は「人間のいうことを聞かないロボット」の開発を命じられたのです。患者が暴れたり反社会的な行動を取った場合を想定して、無理矢理押さえつける機構を持つタイプ……。彼は謎解きの役割を果たすので、それが開発されたのか、どうなったかは未読の方の楽しみを奪ってしまうので書きませんが、こちらもう~んと考えてしまいました。ロボットをどんな目的で使うかは人間の意思なんですよね。


自分の知らないところで、ロボット以外にたくさんの研究がされていて、気がついたら「えっ( ; ゜Д゜)」なんてことがたくさんあるんだろうなぁと思いました。


ちなみに私が小さい頃欲しかったのは、パーマンのコピーロボットです←古いなぁ……ロボコンも懐かしい。皆さま、よい1日になりますように(´∇`)






rohengram799 at 21:42コメント(6) 

2015年03月05日

咲雲便りNo.5:「あい」の向こう側

昨日は初野晴さんの『向こう側の遊園』を読みました。前に読んだ『1/2の騎士』がよかったのを思い出し、久々にこの作者の本を買いました。『カマラとアマラの丘』を改題したもので、このタイトルの時も気にはなっていたのですけど(^。^;)


花々が咲き乱れる廃園となった遊園地。そこには、謎めいた青年が守る秘密の動物霊園があるという……「自分が一番大切にしているものを差し出せば、ペットを葬ってくれる」との噂を聞いて訪れる人たち……。「せめて最期の言葉を交わせたら」「最期の声が聴けたら」というせつない願い。人間と動物の関係を描いた、哲学的な要素もある連作ミステリーでした。


その中に「異種移植」「異種間臓器移植」の話がありました。異なる種類の動物の間で,臓器を移植すること。臓器のほか,組織や細胞の移植も含めて〈異種間移植〉とも。主に欧米で行われており,ブタやヒヒから臓器などを取り出し、種が異なる生物間で組織の一部を移植すること。……ちょっとネタバレになりますが、本の中ではヒヒからの移植でした。


昔、同人誌で特効薬を作り出すための材料として試験管ベイビー何人かを産み出し……というのを読んだことがあります。彼らを手に入れた者が世界を手に入れるみたいな感じで……産み出された彼らはどこか歪んでいました。優秀で記憶力抜群、しかし女性では価値がない……絵空事みたいに思っていましたが(その時も設定は21世紀にはなってなかったような)実際、人工臓器ではなく生体からの移植医療研究がすすんでいるんですよね。


移植以外にも実際の社会問題についての提起があり、神話や童話からの引用や考察、お墓の植物がうまくからみあって、、ミステリーでありファンタジーであり……というスゴく考えさせられる一冊でした。そして、動物たちの人間以上の想いがなんとも哀しく……読み終わった後にまた深い余韻がありました。



《追記》
登場する主な動物たちはゴールデンレトリバー、ヒヒ、ネズミガシラハネナガインコ、クマネズミ、黒いラブラドールです。ネズミガシラハネナガインコは顔がねずみ色なんですね(((^_^;)

https://inko.exp.jp/2016/10/25/post-375/



関係ないですが、某遊技場で赤に大きな黒い水玉模様のベストを着ている小柄なオバサンをよく見かけます。パチを打つその姿はてんとう虫のようでちょっとラブリーです(´∇`)




rohengram799 at 11:06コメント(6) 

2012年04月18日

ひつじ雲便り603:顔晴る1日f(^_^;

朝の空気がヒンヤリ~なんとなく夏の朝の空気感がありました。昨日は雷が鳴ったり、突然大雨だったりでしたが、今日はどうかなぁ?


仕事に出かけるダンナが

「お母さん、ガンバれ~p(^-^)q」

と言ったのですが…「ガンバる」→「頑張る」ではなく「顔が晴れる」と書くといいよ♪なんて言葉を思い出した後、「顔が腫れる」だと文字通り『ナイス・ファイト!!』だな( ̄ー ̄)なんて思ったワタクシです(笑)


そして、ホームセンターのチラシでも『桃太郎ファイト』なるトマトの品種を見ました!お花もいろいろあり、ブラックペチュニアなんて悪役レスラーか戦隊モノの悪い女性キャラみたいな色合い~わざわざそんな色を造り出さなくても~と思ってしまいました('~`;)


そうそう、昨日は中古本半額の日なので、本屋にいきました。ちょっと厚めの『1/2の騎士』(初野晴)と映画化もされた『余命』(谷村志穂)を手にとりレジへ~「300円の半額だから150円」!!と思っていたら100円だった!!値段を下げたらしい~ラッキーでありました♪


皆さまにも、思わずうふふ(^.^)となるような楽しい出来事がひとつでも多くある1日になりますように~(*^^*)




rohengram799 at 08:40コメント(9) 
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