備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています☘️

タグ:吉原幸子

こんばんは🥸 5時近くなるともう暗いですね。そして冷えてきます!


読売新聞編集手帳(11/17)で吉原幸子さんの『出会い』という詩の一部が引用されていました。


◆吉原幸子さんの詩に、読者参加型というべき一編がある。空白部分に(あなた・わたし・だれか・ひとり・みんな)から好きに選ぶ仕掛けになっている

本当は漢数字なんですけど、ブログは横書きなので見にくいかと思い、123…と算用数字を使っています。最後に吉原さんのフェイスブックのURLを貼り付けておきます。こちらは縦書きのページが載っています。確認して下さいませ。



出会い 一1,953,125通りの詩−
(あなた・わたし・だれか・ひとり・みんな)


□□□の底に ひそかな傷があるように
となりの□□□にも かなしみがある
だから□□□たち ほほえみ合える


あるときは 二十年まえの□□□と
二十年のちの□□□に囲まれて歩く


□□□はひとり
□□□もひとり


それでも 次の柱のかげで
□□□は □□□に
激しく 出会うかもしれない


電車はいつも
過去から未来へと走っている




「激しく出会うかもしれない」という部分が好きだなぁ…。皆さまはどれを選んでどんな詩を完成させるのでしょうか? ちょっと心理テストみたいですよね。その時その時で違う作品と出会うことが出来そうです。吉原さんの詩は今までも紹介したことがありますが、ちゃんと1冊詩集を買いたいです。

https://m.facebook.com/SachikoYoshihara1932/posts/987774951330972


ではでは ((((o´ω`o)ノマタネー♡ 




この前初めてドラマ化された『あせとせっけん』を見たのだけれど、5分も視聴出来なかった……なんだ、アレは? 番宣ポスターを見た時もイメージと違うなぁ、と思っていたけれど話したりする姿はもっと酷かった (´д`|||) 同じモーニング連載でも『ハコヅメ』はまだよかった……低予算なのか?


最近はまた無料漫画を読むことが多いワタクシ、面白かったものはぼちぼち紹介していきたいなと思っています。こちらは2話だけの立ち読みでしたが、「おばあちゃん」から「ボク」になったスミコさんの話。

【スミコさん】https://store.voyager.co.jp/publication/9784862398154

そして吉原幸子さんの詩が浮かんできました。だんだん記憶が曖昧になっていくのってこんな感じだったりするのかなと。



『ふと』 吉原幸子


なにか とてもだいじなことばを
憶(おも)ひだしかけてゐたのに
視界の左すみで
白い芍薬(しゃくやく)の花が
急に 耐へきれないやうに
無惨な 散りかたをしたので
ふり向いて
花びらといっしょに
そのまま ことばは
行ってしまった
いつも こんなふうに
だいじなものは 去っていく
愛だとか
うつくしい瞬間(とき)だとか
何の秘密も 明かさぬままに
そうして そこらぢゅうに
スパイがゐるので
わたしはまた 暗号をつくりはじめる
ことばたちの なきがらをかくして


(詩集『夏の墓』より)



では、また (*・ω・)ノ

ようやく新潮文庫編集部編の傑作随想41編『あのひと』を読み終わりました。読んだり休んだりを繰り返していたので、本もだいぶくたびれてしまいましたが(;^_^A



吉原幸子さんが亡くなられたお母様のことを書いたという『あのひと』という詩を「あのひと考」という最後の随想で谷川俊太郎さんが紹介していました。8月は私が「いのち」について、家族について一番考える特別な月のひとつです。あのひと……という言葉のもつ不思議なあたたかさ、懐かしさを皆さまと共有できたらと思います。皆さまの心に浮かぶ『あのひと』はどんな方でしょうか?




 あのひとは 生きてゐました
 あのひとは そこにゐました
 ついきのうふ ついきのふまで
 そこにゐて 笑ってゐました

 あのひとは 生きてゐました
 さばのみそ煮 かぼちゃの煮つけ
 おいしいね おいしいねと言って
 そこにゐて 食べてゐました

 あたしのゑくぼを 見るたび
 かはいいね かはいいねと言って
 あったかいてのひら さしだし
 ぎゅっとにぎって ゐました

 あのひとの 見た夕焼け
 あのひとの きいた海鳴り
 あのひとの 恋の思い出
 あのひとは 生きてゐました
 あのひとは 生きてゐました   




少しばかり体調が悪いので、次回更新は月曜日になります。お返事も遅れます。ごめんなさい<(_ _*)>



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