変化朝顔

2019年10月18日

紅樹雲便りNo.16: 寄り添い 〜 秋うらら

秋うらら他人が見てゐて樹が抱けぬ


(小池康生句集『旧の渚』より)



大木に抱きつくのはパワーを貰えるからオススメ!とかあったなぁ〜あの水を吸い上げる音(?)が聴こえるのがいいですが、オトナになったらなかなか出来ない行動ですわ。あと悲しい気持ちを吸いとってくれる話も。


https://search.yahoo.co.jp/amp/s/nuidaisuke.exblog.jp/amp/14512134/%3Fusqp%3Dmq331AQOKAGYAdCwmIevnOX3kAE%253D


昔『詩とメルヘン』に載っていた「電信柱は悲しみを吸い取ってくれるストロー」という詩もありました。あのヒンヤリ感が中途半端に温かいよりいいのかも。あと♪春うらら〜を思い出した昭和な私(´∀`;)

https://sp.uta-net.com/song/40537/



「春麗」「秋麗」ってビールにありましたよね?


秋麗(あきうらら・しゅうれい)とは……麗(うらら)かに晴れ渡る秋の日。秋、陽気よくて長閑(のどか)なこと。「麗(うらら)・麗か」は、晴れ晴れとした気候で心地いい感じをいう。時期は10月中旬と言いますから、ちょうど今ごろでしょうか? 今年はそんな日は少ないですが……週末はまた雨ですね。




天皇陛下の即位に伴い、今月22日に予定されていた祝賀パレード(「祝賀御列の儀」というそうですね)来月10日に延期になりましたね。中止じゃないのか、と正直思いましたわ。22日が祝日じゃなくなるのかを気にする人が多かったみたいですが(今年限り)そのままですね。


皇室の話題では「国民に寄り添う」が常套句になっていますが(マスコミが好きで多用してるんだろうけど、他にも誓いだの、決意だの……不敬かしら) 寄り添う朝顔の花の写真を見つけました。朝顔の時期にはちと外れているけど。


https://blog.miraikan.jst.go.jp/other/20110806post-65.html



夫婦咲き……演歌の曲名みたい!と思ったらありましたわ🍁

https://sp.uta-net.com/movie/37224/

私はCHAGE&ASKAの「ひとり咲き」の方が好きですが、「万里の河」とか演歌だろ!ってデビュー当時はみんな言ってた気がする(笑)

https://sp.uta-net.com/movie/3828/

https://sp.uta-net.com/movie/3749/


ついでに……フランス語で『寄り添う』は

s’appuyer(サピュイエ) だそうです。使う機会はないけど (^_^;)





rohengram799 at 12:00コメント(4) 

2016年10月24日

徳雲便りNo.17:鳥のトリコ

『ことり屋おけい探鳥双紙(たんちょうそうし)』(梶よう子)を読み終わりました。 凍雲便りNo.14:ことりに書いた小川洋子さんの小説が素晴らしかったのを思い出し、鳥物語にフラフラとひかれて買ってしまいました。

https://publications.asahi.com/product/18474.html


幻の青いサギを追って行方知れずになった夫・羽吉(はねきち)を待ちながら、小鳥を商う店「ことり屋」を切り盛りする女主人おけい。店に持ち込まれる事件の謎解きは特に目新しくはないし(申し訳ない)羽吉の行方も「ああやっぱりね……」なんですが、シリーズ化を考えての終わり方だったようです。


以前、加藤元さんの『四月一日亭ものがたり』という、銀座の裏通りにある西洋料理店の話を読んだことがありますが(大正末期のレトロな雰囲気がよかった)なぜ“四月一日”を“わたぬき”と読むのかは書いてなかったんですよ、たしか……その謎は第二羽(笑)の一文で解けました!


《まもなく四月だ。とくに四月朔日(ついたち)は綿抜きといって、この日を境に綿入れから袷(あわせ)に切り替わる。厚ぼったいものから、軽やかな衣装になって初夏を迎える。》


鷹がいないので小鳥が安心して遊べるから“小鳥遊(たかなし)”とか、難読名字の由来は面白いですわ。



玉詰まりだとパチンコ台をバンバン叩くオッサンを思い浮かべますが(偏見かしら?)鳥には「卵詰まり」という、体の中で作られた卵をうまく排出できずに詰まってしまう症状があるそうです。インコの他にもメスの鳥類ではよく見られる病気。一羽だけでも、成熟したメスの鳥なら卵を産むというのは聞いたことがありますが、詰まるとは……!


鳥類はフンも卵も同じところから排出するため、卵が詰まるとフンが出せなくなり、体内に蓄積してしまい、命を落とす危険が……おかしいぞ?と感じたら、すぐ病院に連れていって下さい。



そして『南総里見八犬伝』でおなじみの馬琴さんが相談役のような立場で登場。彼は鳥が大好きだったそうな。『大江戸飼い鳥草紙』(細川博昭著)とかに詳しく書いてあるようです。気分転換につがいの「ウソ」を買い求めたのをきっかけに「癒される~♪」と鳥のトリコになったようです……(゜゜;)\(--;)


数年後にはウソのほか、メジロ、キクイタダキ、ヨシキリ、サンコウチョウ、カナリア、ホトトギス、カッコウ、それにコガモ、オシドリ、バン、シギなどの水鳥も飼っていたそうです。特にハトは大好き!だったようで、「連雀鳩」という頭にタテガミ状トンガリを有した輸入鳩もいたらしいです。現代にいたら鳩レースとかに参加していたかも? ハトだけで8種類17羽も飼育していたそうですが、100羽以上にもなると世話も大変、餌代もバカにならない、鳥籠の置き場所にも困るようになり、カナリアだけを残してほとんどの鳥を売り払ったそうです。


馬琴の息子は医者なのに病弱だったとか、花鳥茶屋という、今でいう動植物園的なものがあったとか……江戸時代って変化朝顔に夢中になったりもしていたし、ペット事情も調べると楽しそう……文化・風俗の研究をする人の気持ちがわかる気がしました(o⌒∇⌒o)





rohengram799 at 17:12コメント(6) 

2015年08月17日

海雲便りNo.11:残暑お見舞い申し上げます

今日は全国的にお天気が悪いみたいですね。台風の動きも気になります。短時間に大雨の地域もあったようですし、どうぞお気をつけ下さい。


こちらは雨が降ったりやんだり、晴れ間があったりで、むし暑いです。そしてパチ屋は「7」がつく日!月曜日なのにお盆期間よりも混んでおります……(^^;)(;^^)



さてさて……前に私の住んでいる市のプレミアム付き商品券の話を書いたと思うのですが、なんと!!申し込み数が発行数に達せず、来月から往復ハガキで追加受付をするそうです~私は申し込みしなかったんですが、そういう人が多かったということかしらん? どのくらい余っているのかはわかりませんが、他の自治体でもそうなのかしら?



お盆が過ぎると「夏休みの宿題」の話が増えてきますが、朝顔の観察日記とか頑張って描いたりするのかな?と8月28~30日に東京・日比谷公園で変化朝顔の展示会が開催されるという記事を読んで思いました。


あと読書感想文ですね! 高校生の夏休み、私は西陽がガンガンあたる部屋で新撰組関連の本を読んでいましたが、歳さんスピリチュアル!みたいな本が出ているらしいです。歳さんが三が亡くなってから140年の後の設定で、天空にいて生前の自分を回想しているらしい。歳さんはいつの頃からか不思議な力が備わっていて、人を見ると、その人の本来の色が見える……というヤツらしく……その人間の裏と表の矛盾を理解できず、結果的に相手を信じないという難しい性格になってしまった……(゜д゜)……申し訳ないのですが、あまりにも同人誌的な設定にコミケで売って下さい…な気分になってしまいました。書かれている方が大まじめで読めばホロリとするのかもしれませんが、ちょっとこの設定はパスですわ。



夏らしい思い出がないまま8月も終わりそうな気がするワタクシです。皆さまも体調を崩されませんように。





rohengram799 at 16:08コメント(8) 

2013年07月23日

入道雲便りNo.4:夏のコレクション

今朝は満月、そして大暑!雲は多くむし暑い~やっぱり夏だぁ~!


パシフィコ横浜でしたか、シベリアの永久凍土から発掘されたマンモス(大きさは3m!歳は10歳と推測)が展示されていましたね。メスで名前は可愛らしく「YUKA(ユカ)」ちゃん。奥深い名前の由来を期待していたのに、発見された地名の名がユカギルという場所で、その頭文字を取ったというアッサリしたものでした。うーん、残念!!


しかし、冷凍マンモスを見なくても背筋が凍るような事件が続いています。山口県の事件など「津山事件」や「八つ墓村」を連想させるみたいで…早く犯人が見つかり落ち着きますように。


気を取り直して外にでますと、近くの小学校ではひまわりが咲いていました。ひまわりや朝顔などは夏の花の代表!絵日記にも描きやすいくていいですよね。そして、チューリップや椿に薔薇みたいな品種があるように、朝顔にも変わったものがたくさんあるのですね。オドロキです!!


変化朝顔と言われるものの最初のブームは文化文政期だとか。ここである程度のメンバーが選抜されたようです。嘉永安政期には再びブームに。当時は受粉のメカニズムも明らかになっていませんでした。突然変異系統は自然交雑によってたまたま分離してきたものを選抜して鑑賞。明治維新を境にして、朝顔の栽培は下火になってしまいますが…混乱も落ち着いてきた中期ごろから、地方で細々と系統が維持されていた朝顔が再び中央で栽培されるようになったそうです。3回目のブーム到来でしょうか~自然交雑にまかせていた江戸期と違い、人工交配を利用してより高度な系統が鑑賞されたとか。金魚もですが、人間はより美しいものを自分の手で造り上げたい欲求があるのですね。


検索すると難しい説明もたくさん出てきたのですが、こちらのブログがわかりやすく朝顔の写真も綺麗でしたので、どうぞご覧下さいませ。
《変化朝顔(朝顔② 江戸の花)》
http://wheatbaku.exblog.jp/11848129/


♪海沿いのカーブを 君の白いクーペ 曲がれば 夏も終る……


これは『夏のクラクション』~(゜o゜)\(-_-)皆さまも自分だけのステキな「夏のコレクション」を造り上げて下さいね(((^^;)




rohengram799 at 14:50コメント(11) 
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