夏目漱石
2017年06月29日
さくも便りNo.18:坊っちゃん
今頃(´・ω`・)? と言われそうですが、夏目漱石の『坊っちゃん』を読みました。赤シャツやうらなりなど、あだ名をつけていたのは知っていましたが、主人公が森田健作みたいな感じでビックリしました。正義感とはちょっと違う、直情型ワガママ坊っちゃんでしたわ~マドンナもチラッとしか出てこなくて、あれ?って意外でした。
私の中では、箱入り息子で少し世間を知るようにと家を出されて、イヤな同僚たちにあだ名をつけて、心の中でネチネチ攻撃をしているのが「坊っちゃん」だったので(ヒドイ!!)きちんと『坊っちゃん』を読んでよかったですわ。
『坊っちゃん』の後にはコレを読め!!的な文豪ナビのチラシがあったので、コレを参考にしてホツボツと読んでいこうかと思っています。
本文の中に「日清談判破裂して~」というのがあって、そういえば、小さい頃に運動会で玉入れをするので、そのためにお手玉を作るように言われたことがあったのですが、その時に出来たお手玉を使っていた母がこの歌を歌っていたことを思い出しました。
http://dainashi.net/genten/nisshin.htm
本の注には欣舞節」とありましたが、調べると歌詞が微妙に違っていたりして地域性がありますね。本当は凄まじい内容だったりするのに、手まり歌になっていたり、というのは結構ありますが、伝承したいという気持ちもあるのか・・・。
明日で6月も終わり。今年も半年過ぎてしまいますね。年々、時間が経つのか早く感じられるのは「ジャネーの法則」というそうですね。例えば5才の子どもにとって1年は人生の5分の1だけれど、50歳には50分の1、この 差が早くなった!としか感じるらしいです。 50歳過ぎてからはもう自分の年齢も子どもたちの年齢もなんだかあやふやになってきていますが(;´∀`) 早かろうが長かろうが、出来るだけ面白く過ごしたいものです。
皆さまも心身ともに健やかでありますように♪(o・ω・)ノ))
私の中では、箱入り息子で少し世間を知るようにと家を出されて、イヤな同僚たちにあだ名をつけて、心の中でネチネチ攻撃をしているのが「坊っちゃん」だったので(ヒドイ!!)きちんと『坊っちゃん』を読んでよかったですわ。
『坊っちゃん』の後にはコレを読め!!的な文豪ナビのチラシがあったので、コレを参考にしてホツボツと読んでいこうかと思っています。
本文の中に「日清談判破裂して~」というのがあって、そういえば、小さい頃に運動会で玉入れをするので、そのためにお手玉を作るように言われたことがあったのですが、その時に出来たお手玉を使っていた母がこの歌を歌っていたことを思い出しました。
http://dainashi.net/genten/nisshin.htm
本の注には欣舞節」とありましたが、調べると歌詞が微妙に違っていたりして地域性がありますね。本当は凄まじい内容だったりするのに、手まり歌になっていたり、というのは結構ありますが、伝承したいという気持ちもあるのか・・・。
明日で6月も終わり。今年も半年過ぎてしまいますね。年々、時間が経つのか早く感じられるのは「ジャネーの法則」というそうですね。例えば5才の子どもにとって1年は人生の5分の1だけれど、50歳には50分の1、この 差が早くなった!としか感じるらしいです。 50歳過ぎてからはもう自分の年齢も子どもたちの年齢もなんだかあやふやになってきていますが(;´∀`) 早かろうが長かろうが、出来るだけ面白く過ごしたいものです。
皆さまも心身ともに健やかでありますように♪(o・ω・)ノ))
2017年05月11日
起雲便りNo.11:女流作家
本屋さんで『なぞり書きで楽しみに女流作家の名文』というのをパラパラ見てきました。最近は文字を書く、ということが少なくなり(自分の字の下手さにウンザリする)こういうなぞり書きとかいいかも~と思って・・・見ただけで買ってないのですが(笑)知らない作家・作品があり、帰宅してから調べたり・・・大塚楠緒子さんの「お百度詣」は与謝野晶子の「君、死にたまふことなかれ」と並ぶ反戦詩だそうです。
「お百度詣」 大塚楠緒子
ひとあし踏みて夫思ひ
ふたあし国を思へども
三足ふたたび夫おもふ
女心に咎ありや
朝日に匂ふ日の本の
国は世界に只一つ
妻と呼ばれて契りてし
人もこの世に只一人
かくて御国と我夫と
いづれ重きととはれなば
ただ答へずに泣かんのみ
お百度詣ああ咎ありや
大塚楠緒子(くすおこ/なおこ)が、日露戦争に出征した夫の無事を祈った作品。小説は漱石に、和歌は佐々木弘綱・信綱に、絵は橋本雅邦にと、経済的にも恵まれた環境にいたようです。夏目漱石が四国松山に流浪したのは、楠緒子に失恋したからだという伝説もあるとか。新聞に連載小説を執筆、翻訳から絵画、ピアノなど才色兼備の彼女に、あまりにも早い死が訪れたのは35歳の時。漱石はその訃報に「あるほどの菊投げ入れよ棺の中」という句を詠んだそうです。この句は知っていましたが、そうだったのか~と、読んだ時に激しい情熱が感じられた理由を納得しました。
また清水紫琴の『こわれ指輪』も全くしらなかったのですが、青空文庫(無料)で読みました。なぜ彼女はこわれ指輪、玉のない指輪をしているのか? 男尊女卑というか、儒教的な教育を受けて、とにかく旦那さんに尽くし、姑には逆らうな、耐えるのか当たり前、みたいな風潮の明治時代。独身生活にあこがれていたけれど、結局は父親に強制されて結婚。しかし結婚後、夫が不倫しているのを知ってしまう。今なら即離婚案件ですが、結婚とはそういうものだとあきらめ、2年も忍従します。女権論について知るようになり、旦那さんを変えようと頑張りますが、夫は変わらず離婚することに。
・・・私はひたすら世の中の為に働こふと決心しましたが、私は記念の為にこの指環の玉を抜き去りまして、かの勾践(こうせん)の顰(ひそみ)に倣(なら)ふことにはならねど、朝夕これを眺めまして、私がこの玉を抜き去りたる、責めの軽からざることを思ひまして、良しや薪に伏し肝は甞なめずとも、是非ともこの指環の為に働いて、可憐なる多くの少女おとめ達の行末を守り、玉のやうな乙女子たちに、私の様な轍を踏まない様、致したいとの望みを起こしたのでござります。
とはいへ今ではおひおひ結婚法も改まり世間に随分立派な御夫婦もござりますから、それらの方のありさまを見ますと、なぜ私は、ああいふ様に夫に愛せられ、また自らも夫を愛することが出来なかつたのかと、この指環に対しまして、幾多の感慨を催す事でござります。・・・
なんだかいろいろ考えさせられた話でありました。やっぱり買ってみようかな(^^;)))
「お百度詣」 大塚楠緒子
ひとあし踏みて夫思ひ
ふたあし国を思へども
三足ふたたび夫おもふ
女心に咎ありや
朝日に匂ふ日の本の
国は世界に只一つ
妻と呼ばれて契りてし
人もこの世に只一人
かくて御国と我夫と
いづれ重きととはれなば
ただ答へずに泣かんのみ
お百度詣ああ咎ありや
大塚楠緒子(くすおこ/なおこ)が、日露戦争に出征した夫の無事を祈った作品。小説は漱石に、和歌は佐々木弘綱・信綱に、絵は橋本雅邦にと、経済的にも恵まれた環境にいたようです。夏目漱石が四国松山に流浪したのは、楠緒子に失恋したからだという伝説もあるとか。新聞に連載小説を執筆、翻訳から絵画、ピアノなど才色兼備の彼女に、あまりにも早い死が訪れたのは35歳の時。漱石はその訃報に「あるほどの菊投げ入れよ棺の中」という句を詠んだそうです。この句は知っていましたが、そうだったのか~と、読んだ時に激しい情熱が感じられた理由を納得しました。
また清水紫琴の『こわれ指輪』も全くしらなかったのですが、青空文庫(無料)で読みました。なぜ彼女はこわれ指輪、玉のない指輪をしているのか? 男尊女卑というか、儒教的な教育を受けて、とにかく旦那さんに尽くし、姑には逆らうな、耐えるのか当たり前、みたいな風潮の明治時代。独身生活にあこがれていたけれど、結局は父親に強制されて結婚。しかし結婚後、夫が不倫しているのを知ってしまう。今なら即離婚案件ですが、結婚とはそういうものだとあきらめ、2年も忍従します。女権論について知るようになり、旦那さんを変えようと頑張りますが、夫は変わらず離婚することに。
・・・私はひたすら世の中の為に働こふと決心しましたが、私は記念の為にこの指環の玉を抜き去りまして、かの勾践(こうせん)の顰(ひそみ)に倣(なら)ふことにはならねど、朝夕これを眺めまして、私がこの玉を抜き去りたる、責めの軽からざることを思ひまして、良しや薪に伏し肝は甞なめずとも、是非ともこの指環の為に働いて、可憐なる多くの少女おとめ達の行末を守り、玉のやうな乙女子たちに、私の様な轍を踏まない様、致したいとの望みを起こしたのでござります。
とはいへ今ではおひおひ結婚法も改まり世間に随分立派な御夫婦もござりますから、それらの方のありさまを見ますと、なぜ私は、ああいふ様に夫に愛せられ、また自らも夫を愛することが出来なかつたのかと、この指環に対しまして、幾多の感慨を催す事でござります。・・・
なんだかいろいろ考えさせられた話でありました。やっぱり買ってみようかな(^^;)))
2014年08月03日
遊雲便りNo.3:葉月の闇が広がる
台風・豪雨・大雨の被害にあわれた皆さま、お見舞い申し上げます。せっかくの夏休み、休日が大変なことに……これ以上ひどくなりませんように。
今日は語呂合わせでで「ハチミツの日」だとか……でも蜂蜜の話は美雲便りNo.15:壇蜜にあらず(; ̄ー ̄Aで書いたばかりだし……などと考えていたら、夜空にぼやや~んとした月が浮かんでいる。
『吾恋は闇夜に似たる月夜かな』(夏目漱石)
ハチミツのように甘くはいかない恋ですかね~祭りばやしを聞きながら暗闇でドッキリ!とかないのかしら?と連想(妄想?)ゲームがはじまり「8・3」で「ヤミの日」とか?とヘンなヒラメキが!! 金曜日でなくてよかったわ←だって「ヤミ金」になっちゃう(*^)/☆(+。+*)
夏の季語に「木下闇(こしたやみ)」があります。千葉には「木下」と書いて「きおろし」と読むところがあるので、最初「きおろしやみってなんだよ」と思ったワタクシ( ̄▽ ̄;) 鬱蒼と茂る木立の下の暗がりのこと。昼でも暗く涼しい。夏の強い日差しのもとでは闇のよう…!! こういう美しい言葉を紡ぎ出す人はやはり生まれながらの詩人なんでしょうねぇ…! 「青葉闇(あおばやみ)」とも言うそうです。『万葉集』や他の古歌では「木の晩(このくれ)」「木暮(こぐれ)」「木の暗隠り(このくれがくり)」「木の暗茂(このくれしげ)」などの語もあるとか。最後の2つは言いにくい……「この栗くれ」とか言ってしまいそう(;´д`)
季節ごとの「闇」をイメージしてみると、春の闇はおぼろ月夜を連想して全体的に淡いピンク、桜色ですね。夏の闇にはホタルの光が似合う! 「夏は夜」と清少納言も書いているし(´∇`) 秋は闇という感じとはちょっと違うかも。紅葉した木の下を歩くアラフォー男女がいいですね。♪燃える秋 揺れる愛のこころ ひとは出逢い ともに生きてゆく…… 冬の闇は人生の暗闇のような気がします。耐えに耐え、春のあたたかい陽射しを待ち望むような……。
♪長い沈黙の時は終わったのさ
君は思い出す
子供のころのあの約束は
君が求めれば現れる
これは宝塚で上演された『エリザベート』の中で唱われた「闇が広がる」ですが、ワタクシも妄想帝国の王座に君臨する前に、おいとまいたしますわ←『エリザベート』はそんな話ではありません(-o-;) YouTubeでいろんな方の歌唱が聞けるようです。
♪闇が広がる 人はなにも見えない
誰かが叫ぶ声を頼りにさまよう……
迷走するのは夢の中だけにしたいワタクシ、名僧に出逢う夢をみたい……おやすみなさいまし(+.+)(-.-)(__)..zzZZ
今日は語呂合わせでで「ハチミツの日」だとか……でも蜂蜜の話は美雲便りNo.15:壇蜜にあらず(; ̄ー ̄Aで書いたばかりだし……などと考えていたら、夜空にぼやや~んとした月が浮かんでいる。
『吾恋は闇夜に似たる月夜かな』(夏目漱石)
ハチミツのように甘くはいかない恋ですかね~祭りばやしを聞きながら暗闇でドッキリ!とかないのかしら?と連想(妄想?)ゲームがはじまり「8・3」で「ヤミの日」とか?とヘンなヒラメキが!! 金曜日でなくてよかったわ←だって「ヤミ金」になっちゃう(*^)/☆(+。+*)
夏の季語に「木下闇(こしたやみ)」があります。千葉には「木下」と書いて「きおろし」と読むところがあるので、最初「きおろしやみってなんだよ」と思ったワタクシ( ̄▽ ̄;) 鬱蒼と茂る木立の下の暗がりのこと。昼でも暗く涼しい。夏の強い日差しのもとでは闇のよう…!! こういう美しい言葉を紡ぎ出す人はやはり生まれながらの詩人なんでしょうねぇ…! 「青葉闇(あおばやみ)」とも言うそうです。『万葉集』や他の古歌では「木の晩(このくれ)」「木暮(こぐれ)」「木の暗隠り(このくれがくり)」「木の暗茂(このくれしげ)」などの語もあるとか。最後の2つは言いにくい……「この栗くれ」とか言ってしまいそう(;´д`)
季節ごとの「闇」をイメージしてみると、春の闇はおぼろ月夜を連想して全体的に淡いピンク、桜色ですね。夏の闇にはホタルの光が似合う! 「夏は夜」と清少納言も書いているし(´∇`) 秋は闇という感じとはちょっと違うかも。紅葉した木の下を歩くアラフォー男女がいいですね。♪燃える秋 揺れる愛のこころ ひとは出逢い ともに生きてゆく…… 冬の闇は人生の暗闇のような気がします。耐えに耐え、春のあたたかい陽射しを待ち望むような……。
♪長い沈黙の時は終わったのさ
君は思い出す
子供のころのあの約束は
君が求めれば現れる
これは宝塚で上演された『エリザベート』の中で唱われた「闇が広がる」ですが、ワタクシも妄想帝国の王座に君臨する前に、おいとまいたしますわ←『エリザベート』はそんな話ではありません(-o-;) YouTubeでいろんな方の歌唱が聞けるようです。
♪闇が広がる 人はなにも見えない
誰かが叫ぶ声を頼りにさまよう……
迷走するのは夢の中だけにしたいワタクシ、名僧に出逢う夢をみたい……おやすみなさいまし(+.+)(-.-)(__)..zzZZ
2014年03月07日
東雲便りNo.6:私は「ボケ」になり…以下略( ̄▽ ̄;)
『待てば来る三月も又幸せも』(川口咲子)
都心では雪が降ったとか……本当に冷えますね!3月は来ましたが、体感的な春はもう少し先になりそうですね。マンサクの花ってありますが、早春に咲くことから「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれているとか。また、花がたくさんつくので「豊年満作」から命名されたとも。欧米でも人気があり「魔女の榛(はしばみ)」という名前もついているそうです。あのクシャクシャな花(?)がなんとなく魔女をイメージするのかしらん? 花言葉は「幸福の再来」…遠慮せず何回もやってきてほしいですね~(´∇`)
春先の花といいますと、木瓜(ボケ)もありますね。私がこの花を知ったのは森光子さんの『放浪記』舞台中継だったような……ラスト近くで庭にボケの花が咲いていたように思います。あの頃、杉村春子先生(先生と呼んでしまう女優さんなんですよね)もお元気でした。
『木瓜咲くや 漱石 拙を守るべく』(夏目漱石)
「拙を守る」ってなんぞや? 拙を守るとは…地味な生き方を守っていくことで、世間とわずらわしい関係を絶ち、自分自身の生き方を貫くこと。漱石の『草枕』に
木瓜は面白い花である。枝は頑固で、かつて曲った事がない。そんなら真直かというと、決して真直でもない。ただ真直な短かい枝に、真直な短かい枝が、ある角度で衝突して、斜に構えつつ全体が出来上っている。そこへ、紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く。柔かい葉さえちらちら着ける。評して見ると木瓜は花のうちで愚かにして悟ったものであろう。世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生まれ変るときっと木瓜になる。余も木瓜になりたい。
という文章があるとか。私は『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。』しか知らない……こういう話なのか(~_~;)
『記憶力 雲散霧消 木瓜の花』(沙羅杳子)
どちらかというとコチラの句がしっくりきてしまうワタクシです。大人のドリルでも始めましょうか(;^_^A
*前の記事のお返事遅れます(;>_<;)
都心では雪が降ったとか……本当に冷えますね!3月は来ましたが、体感的な春はもう少し先になりそうですね。マンサクの花ってありますが、早春に咲くことから「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれているとか。また、花がたくさんつくので「豊年満作」から命名されたとも。欧米でも人気があり「魔女の榛(はしばみ)」という名前もついているそうです。あのクシャクシャな花(?)がなんとなく魔女をイメージするのかしらん? 花言葉は「幸福の再来」…遠慮せず何回もやってきてほしいですね~(´∇`)
春先の花といいますと、木瓜(ボケ)もありますね。私がこの花を知ったのは森光子さんの『放浪記』舞台中継だったような……ラスト近くで庭にボケの花が咲いていたように思います。あの頃、杉村春子先生(先生と呼んでしまう女優さんなんですよね)もお元気でした。
『木瓜咲くや 漱石 拙を守るべく』(夏目漱石)
「拙を守る」ってなんぞや? 拙を守るとは…地味な生き方を守っていくことで、世間とわずらわしい関係を絶ち、自分自身の生き方を貫くこと。漱石の『草枕』に
木瓜は面白い花である。枝は頑固で、かつて曲った事がない。そんなら真直かというと、決して真直でもない。ただ真直な短かい枝に、真直な短かい枝が、ある角度で衝突して、斜に構えつつ全体が出来上っている。そこへ、紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く。柔かい葉さえちらちら着ける。評して見ると木瓜は花のうちで愚かにして悟ったものであろう。世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生まれ変るときっと木瓜になる。余も木瓜になりたい。
という文章があるとか。私は『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。』しか知らない……こういう話なのか(~_~;)
『記憶力 雲散霧消 木瓜の花』(沙羅杳子)
どちらかというとコチラの句がしっくりきてしまうワタクシです。大人のドリルでも始めましょうか(;^_^A
*前の記事のお返事遅れます(;>_<;)
2012年10月05日
あかね雲便りNo.171:だるだる達磨忌
昨晩は日付が変わる直前に最寄り駅に到着、当然バスはないので歩きました(--;)お空はピカピカ、ゴロゴロ~私は電車に乗って爆睡中だったので知らなかったのですが、県内では停電になったところもあったとか…!!私は父が守ってくれたようで、雷鳴を聞きながらも雨に打たれることなく無事帰宅できました。そして仕事にきております(((^_^;)
ウチの実家にもだるま弁当の空容器があるのですが、今日は『達磨忌』だそうですね。いろいろ謎が多いですが…インドの高僧と言われても「日本人じゃないの!?」って感じでピンときません(((^_^;)縁起物としてのダルマは招き猫同様、たくさんの方から愛されていることは間違いなさそう。
「ダルマ・達磨」と名前のつくものには、これからの時期だとだるまストーブが思い浮かびますが、ダルマカエルとかダルマインコ、ダルマギクなど動植物でもあるのですね。まぁ、私が一番驚いたのは「売春婦」の意味もあることですわ~出会い茶屋ならぬ達磨茶屋!!寝ては起き寝ては起きするところからいうそうで…不特定多数のお相手をするから“マグロ”じゃないのね(~_~;)
『達磨忌や達磨に似たる顔は誰』(夏目漱石)
“恵比寿顔”はほめことばになりそうだけれど“達磨顔”のイメージは…悪くはないけれど、気難しいオジサンのイメージですねf(^^;
ウチの実家にもだるま弁当の空容器があるのですが、今日は『達磨忌』だそうですね。いろいろ謎が多いですが…インドの高僧と言われても「日本人じゃないの!?」って感じでピンときません(((^_^;)縁起物としてのダルマは招き猫同様、たくさんの方から愛されていることは間違いなさそう。
「ダルマ・達磨」と名前のつくものには、これからの時期だとだるまストーブが思い浮かびますが、ダルマカエルとかダルマインコ、ダルマギクなど動植物でもあるのですね。まぁ、私が一番驚いたのは「売春婦」の意味もあることですわ~出会い茶屋ならぬ達磨茶屋!!寝ては起き寝ては起きするところからいうそうで…不特定多数のお相手をするから“マグロ”じゃないのね(~_~;)
『達磨忌や達磨に似たる顔は誰』(夏目漱石)
“恵比寿顔”はほめことばになりそうだけれど“達磨顔”のイメージは…悪くはないけれど、気難しいオジサンのイメージですねf(^^;