大学院

2016年12月17日

走雲便りNo.12:悲望〜ピンク色の化物(´;ω;`)

昨晩は寒かったですね〜冬至が近くなるにつれて気温もどんどん下がっていきます。冬の夜長、あつーい恋心を燃やす人たちもたくさんいるでしょうか?


今は長らく積ん読だった「悲望」という本を読んでいます。作者は小谷野敦さんという、博士号を持つ評論家です。だからでしょうか、内容は大学院生が主人公で大学院のことや留学先望みことなど、大学進学したことのない私にはほぉ!と思うことがたくさんあるのですが、この本のスゴいところはストーカーだろ・・・と言いたくなる男性のひとり語りであるところでしょうか。当事者には笑い事ではないでしょうが、ああこういう心境なのかと思ったり。


主人公は恋愛経験がない東大院生の藤井。同じ院生の響子さんを好きになりますが、相手にされずカナダ留学をしてしまいます。すぐに追いかけてカナダに行き、同じ寮に住めないかと努力(?)したり、手紙を書いたり・・・ノイローゼになりそうな響子さんは「諦めてください」と懇願の手紙を出すのですが、全くめげない‼




・・・下手をすると正気に戻ってしまいそうな自分を奮い立たせて書き上げた二枚程度の「ラブレター」は、まるでピンク色の化物だった。「天秤座のあなたの天秤の片方にあなたの片思いがたくさん乗っているなら、もう片方に私の思いを乗せて天秤を水平にしてあげます」などという言辞がずらりと並んで いるのである。恐らく私の無意識が、が、これはおかしい、と告げたのだろうが、私はそれをねじ伏せるように、急いで封筒に入れ、封をして、近くの郵便局からだした。・・・



83ページからの引用ですが、わかっているなら辞めろよ〜と思うでしょう、しかし、彼は翌日失礼なことを書いてごめんなさい!とまた手紙を書くのです・・・(´-ω-`)


彼のまわりの人たちもなだめたりけしかけたりでいろいろですが、時代が1900年前後から始まるので、何と無く自分の学生時代とダブるところもあり、そのあたりの雰囲気を思い出しました。 胸くそ悪い!という結末ではないと思います。独りよがりで自己完結しているなぁとは感じますが、響子さんは無事ですし。あといろんな作家や作品が出てくるので、その本を読みたくなってしまいました! 特に「罪と罰」ですね(笑)


前向きな妄想と実行力は、さすが東大院生と言うべきかしらん(^。^;) 同時収録の「なんとなく、リベラル」(どこかで聞いたような・・・?)もきつくやはり院卒の30歳になろうという女性の話で、註釈がいっぱい! 読み終わる時にはインテリになっているかしら( ・◇・)?



来週はクリスマス・イブですね。皆さま、風邪をひかないように気をつけて下さいませ。どうぞ楽しい土曜日にして下さい(*^^*)





rohengram799 at 08:48コメント(4) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ