こんにちは☀ 

昨日は風は強かったのに雨は降りませんでした。ニュースを見るとものすごい風雨で被害のあった所もたくさん……農作物などもかなりの被害があったのでは? 

沖縄方面は台風の影響で予期せぬ長期滞在になる方たちも。

6月、慰霊の日に読まれた平和の詩の最後に「チムグクル」という言葉が出てきました。

「ちむぐくる」……「くくる」は「心」という意味で、心に宿る深い思い、真心を指すそうです。今も沖縄で大切にされている思いやりや助け合いの精神など、心の優しさや豊かさを表した言葉。

戦後78年。今年の「平和の詩」に選ばれたのは、那覇市にある通信制の私立つくば開成国際高校3年生の平安名 秋さんの詩「今、平和は問いかける」でした。戦没者追悼式で朗読された全文を、怒りと祈りと鎮魂の8月に、忘れないように残しておきます。


「今、平和は問いかける」


夏六月
溶けかけたアイスを手に走り出す
緑萌ゆるこの島の昼下がり

礎に刻まれた「兄」に
まるであの日のように
そっと触れるおばぁの涙は
陽炎が登る摩文仁の丘に
ただ果てしなく広がっていく

その涙は体を包み込み
私を「あの日」へといざなう

限りないこの空は
何を覚えているのだろう
涙に満ちたおばぁの瞳は
何を語りかけているのだろう

七十八年前の
あの日
あの時
かけがえのない
たったひとつの命が
憎しみと悲しみの中で
散っていった

名も無き赤子の
微かな
微かな泣き声は
震える母の手によって
冷たく光の無いガマの中で
儚く消えていった

幾多もの砲弾が
紺碧の海を黒く染める鉄の嵐となって
この島に降り注いだ

戦争が起きる前
そこには日常があった

私達と同じように
原っぱを駆け回り
友達とおしゃべりをする
みんなで暖かいご飯を食べ
時には泣き
時には笑い
時には「ありがとう」を伝える

そんな今と変わらない日常が
平和が
そこにはあった

平和は不確かで
脆く崩れやすい
いつもすぐそばにあるのに
いつのまにか消えていく

おばぁの涙は
摩文仁の丘に永遠(とわ)に灯る平和の火は
今、私達に問いかける

平和とは何かを
私達に出来ることは何かを

私は過去から学び
そして未来へと語り継いでいきたい
おばぁの涙を
沖縄の想いを

かけがえのない人達を
決して失いたくはないから

今日も時は過ぎていく
いつもと変わらずに

先人達が紡いできた平和を
次は私達が紡いでいこう

そして世界に届けていきたい
平和を創り
守っていく
この沖縄の「チムグクル」を