新美南吉
2019年11月20日
菊花雲便りNo.17:熊
【宮内庁は19日、台風19号の被災地お見舞いのため天皇、皇后両陛下が12月下旬に宮城、福島両県を訪問される方向で検討していることを明らかにした。両陛下の被災地お見舞いは即位後初めてで、平成時代に築かれた象徴の務めとしての被災地訪問が令和の時代にも引き継がれることになる。】
ネットニュースを読んだ時「来月?」と確認してしまった。年末に? 何もなくても慌ただしく気忙しい時期に? マジですか?となりました………この訪問にかかる費用を違うことに……と考えてしまいます。被災地の方々はどう思われているのか、本音が知りたいです。
さてさて、あちこちで猿や熊の出没していますが、新美南吉の短い詩のような物語を読みました。狼でも虎でもない熊の遠吠えが哀しいです。
熊
新美南吉
熊は月夜に声きいた。
どこか遠くでよんでゐた。
熊はむくりと起きて来た。
檻の鉄棒ひえてゐた。
熊は耳をばすましてた。
アイヌのやうな声だつた。
熊は故郷を思つてた。
落葉松林からまつばやしを思つてた。
熊はおゝんとほえてみた。
どこか遠くで、
こだました。
お菓子の「イヨマンテ」🍴
http://www.yoitomake.jp/iyomante.html
ネットニュースを読んだ時「来月?」と確認してしまった。年末に? 何もなくても慌ただしく気忙しい時期に? マジですか?となりました………この訪問にかかる費用を違うことに……と考えてしまいます。被災地の方々はどう思われているのか、本音が知りたいです。
さてさて、あちこちで猿や熊の出没していますが、新美南吉の短い詩のような物語を読みました。狼でも虎でもない熊の遠吠えが哀しいです。
熊
新美南吉
熊は月夜に声きいた。
どこか遠くでよんでゐた。
熊はむくりと起きて来た。
檻の鉄棒ひえてゐた。
熊は耳をばすましてた。
アイヌのやうな声だつた。
熊は故郷を思つてた。
落葉松林からまつばやしを思つてた。
熊はおゝんとほえてみた。
どこか遠くで、
こだました。
お菓子の「イヨマンテ」🍴
http://www.yoitomake.jp/iyomante.html
2018年05月11日
若夏雲便りNo.12:かぶとむしランドセル
昨日は肌寒い1日でしたね。コンビニのお弁当コーナーでは、冷たいうどんや冷やし中華が残っていて、ラーメン類はほとんどなくなっていました。スーパーなど仕入れが大変じゃないかと思ってしまいました。
本屋さんで目立っていた『かぶとむしランドセル』という絵本を読みました。YouTubeに読み聞かせ動画もありました。おじいちゃんが送ってくれたかぶとむしランドセルは、忘れ物チェックもしてくれるし、給食のゼリーを食べたりします(笑)
【かぶとむしランドセル】
http://www.asahi-net.or.jp/~uz4s-mrym/page/osusume/osusum308.html
かぶと虫の話、美南吉の書いたのを読んでとてもせつない気持ちになったことがあります。大人になるって無傷ではなれないのだとわかっていても、小さい太郎のかなしみにこちらも涙してしまいました。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45084_42628.html
こちらは『奥様探偵術』の時にもお世話になったサイトです。手早く内容を知りたい方はどうぞ。
http://nanatoshi.com/book-report239/
もうひとつ、槇本楠郎が書いたカブトムシの話もありました。飛んでいったカブトムシを捕まえることが出来ない都会の人たち。なんとなくスカッ!としました。こちらも青空文庫で読んだ短い話です。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001175/files/52994_53818.html
最近は作者が違う、同じタイトルの小説を青空文庫でさがすのがマイブームです~あまり長い作品は読みませんけど(笑)
本屋さんで目立っていた『かぶとむしランドセル』という絵本を読みました。YouTubeに読み聞かせ動画もありました。おじいちゃんが送ってくれたかぶとむしランドセルは、忘れ物チェックもしてくれるし、給食のゼリーを食べたりします(笑)
【かぶとむしランドセル】
http://www.asahi-net.or.jp/~uz4s-mrym/page/osusume/osusum308.html
かぶと虫の話、美南吉の書いたのを読んでとてもせつない気持ちになったことがあります。大人になるって無傷ではなれないのだとわかっていても、小さい太郎のかなしみにこちらも涙してしまいました。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45084_42628.html
こちらは『奥様探偵術』の時にもお世話になったサイトです。手早く内容を知りたい方はどうぞ。
http://nanatoshi.com/book-report239/
もうひとつ、槇本楠郎が書いたカブトムシの話もありました。飛んでいったカブトムシを捕まえることが出来ない都会の人たち。なんとなくスカッ!としました。こちらも青空文庫で読んだ短い話です。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001175/files/52994_53818.html
最近は作者が違う、同じタイトルの小説を青空文庫でさがすのがマイブームです~あまり長い作品は読みませんけど(笑)
2018年03月19日
桃月雲便りNo.22:明日、輝く ✨
『明日』(新美南吉)
花園みたいにまつてゐる。
祭みたいにまつてゐる。
明日がみんなをまつてゐる。
草の芽
あめ牛、てんと虫。
明日はみんなをまつてゐる。
明日はさなぎが蝶てふになる。
明日はつぼみが花になる。
明日は卵がひなになる。
明日はみんなをまつてゐる。
泉のやうにわいてゐる。
らんぷのやうに点ともつてる。
皆さま、どうぞステキな明日を、よい1週間を♪(o・ω・)ノ))
里中満智子先生の「あした輝く」はコチラで☆
http://paonyan.com/comic/ashita.htm
花園みたいにまつてゐる。
祭みたいにまつてゐる。
明日がみんなをまつてゐる。
草の芽
あめ牛、てんと虫。
明日はみんなをまつてゐる。
明日はさなぎが蝶てふになる。
明日はつぼみが花になる。
明日は卵がひなになる。
明日はみんなをまつてゐる。
泉のやうにわいてゐる。
らんぷのやうに点ともつてる。
皆さま、どうぞステキな明日を、よい1週間を♪(o・ω・)ノ))
里中満智子先生の「あした輝く」はコチラで☆
http://paonyan.com/comic/ashita.htm
2017年05月27日
起雲便りNo.22:天国
『天国』
おかあさんたちは
みんな一つの、天国をもっています。
どのおかあさんも
どのおかあさんももっています。
それはやさしい背中です。
どのおかあさんの背中でも
赤ちゃんが眠ったことがありました。
背中はあっちこっちにゆれました。
子どもたちは
おかあさんの背中を
ほんとうの天国だとおもっていました。
おかあさんたちは
みんな一つの、天国を持っています。
『ごんぎつね』でおなじみの新美南吉は詩も書いていたのですね。彼は4歳で母親を亡くしたそうなので、母親の記憶はあまりないかもしれませんが、この詩のように母親のぬくもりを覚えていてずーっと大切にしていたのかも・・・・・。
前の記事が愚痴っぽくなってしまったので、今日2回目の更新です(^^;))) 皆さま、5月最後の週末、おだやかに楽しくお過ごし下さいませ(*´ω`*)
おかあさんたちは
みんな一つの、天国をもっています。
どのおかあさんも
どのおかあさんももっています。
それはやさしい背中です。
どのおかあさんの背中でも
赤ちゃんが眠ったことがありました。
背中はあっちこっちにゆれました。
子どもたちは
おかあさんの背中を
ほんとうの天国だとおもっていました。
おかあさんたちは
みんな一つの、天国を持っています。
『ごんぎつね』でおなじみの新美南吉は詩も書いていたのですね。彼は4歳で母親を亡くしたそうなので、母親の記憶はあまりないかもしれませんが、この詩のように母親のぬくもりを覚えていてずーっと大切にしていたのかも・・・・・。
前の記事が愚痴っぽくなってしまったので、今日2回目の更新です(^^;))) 皆さま、5月最後の週末、おだやかに楽しくお過ごし下さいませ(*´ω`*)
2012年05月25日
あかね雲便りNo.29:のそり行けば背負う荷物の音がする…でんでん(;_;)
今月も残りわずか…来月には梅雨入りですね。店内の装飾も「紫陽花とかたつむり」に……なっていません!!まだまだ「花とミツバチ」です(-_-;)←ちょっと♪どうでもいいけど~と歌いたい気分になります(((^^;)
“かたつむり”といえば鈴木三重吉さんの童話で、「私の殻にはかなしみがいっぱいなのよ、どうしたらいいの?」みたいなのがあったよなぁ…と調べてみました。
『かたつむり』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000107/files/45193_26255.html
ち…違う(゜□゜)ナニ、この「さぁ、バラにイタズラする悪いカタツムリを殺しておしまい!!」みたいな話は!!……違うはずでした~私が探していたのは新美南吉さんの『でんでんむしのかなしみ』というお話でした。作者もタイトルも間違っておりました(´д`)新美さんは『ごんぎつね』の作者でもあります。「かたつむり」と「でんでんむし」…耳に入る感覚も違いますね。
『でんでんむしのかなしみ』
http://www.kamezaki-e.ed.jp/tiiki/gon/denden.htm
自分だけではないのだと気づき、再び歩むでんでんむしむし、かたつむり……振り返ると「銀色のはるかな道」が出来ているのかしら? 『蝸牛天を仰いで笑い出す』(吉田香津代)みたいな気分になるのかしら?
小笠原諸島の写真集で白い砂浜に白いカタツムリの化石がたくさん(((・・;)な風景を見ました。自然ってスゴいですね!!昔、スピリッツで伊藤潤二さんが『うずまき』というマンガを思い出しましたわ(((^_^;)←私は結構好きでしたが、ダンナは「気色ワリィ」と言って読みませんでした。まぁ、私もあえてオススメはしません('~`;)
“かたつむり”といえば鈴木三重吉さんの童話で、「私の殻にはかなしみがいっぱいなのよ、どうしたらいいの?」みたいなのがあったよなぁ…と調べてみました。
『かたつむり』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000107/files/45193_26255.html
ち…違う(゜□゜)ナニ、この「さぁ、バラにイタズラする悪いカタツムリを殺しておしまい!!」みたいな話は!!……違うはずでした~私が探していたのは新美南吉さんの『でんでんむしのかなしみ』というお話でした。作者もタイトルも間違っておりました(´д`)新美さんは『ごんぎつね』の作者でもあります。「かたつむり」と「でんでんむし」…耳に入る感覚も違いますね。
『でんでんむしのかなしみ』
http://www.kamezaki-e.ed.jp/tiiki/gon/denden.htm
自分だけではないのだと気づき、再び歩むでんでんむしむし、かたつむり……振り返ると「銀色のはるかな道」が出来ているのかしら? 『蝸牛天を仰いで笑い出す』(吉田香津代)みたいな気分になるのかしら?
小笠原諸島の写真集で白い砂浜に白いカタツムリの化石がたくさん(((・・;)な風景を見ました。自然ってスゴいですね!!昔、スピリッツで伊藤潤二さんが『うずまき』というマンガを思い出しましたわ(((^_^;)←私は結構好きでしたが、ダンナは「気色ワリィ」と言って読みませんでした。まぁ、私もあえてオススメはしません('~`;)