書店員の恋

2015年03月18日

咲雲便りNo.18:思索~黒い花びら

昨日は本当にアツかったですね~半袖で働いていても気持ちが悪くなってきそうでした(;´д`)


春だなぁ~って思うのは、天気もありますがテレビ番組の改編とかもそうですね。まぁほとんどドラマとかも見ないのですが、マンガや小説を映像化したものが多いので、イメージと違うからやめて(/´△`\)とブツブツ言いたくなってしまうのがオバチャンであります。4月からはAKBのまゆゆが『書店ガール』を原作にした『戦う書店ガール』に主演とか。まぁもともと『ブックストア・ウォーズ』というとイマイチ買う気にならない(失礼!)内容がそのままのストレートなタイトルだったのが『書店ガール』になったので、そのタイトルを見て買って読んだワタクシがアレコレ言うのも……しかも続編は買ってない(O.O;)(oo;) でもドラマタイトルとしてはなんか安っぽい気がする(´-ω-`) 一方で『書店員の恋』のドラマ化でなくてよかったと思ったりして……この話がAKBの誰か主演だったらすごくイヤだもん('~`;)

http://www.ktv.jp/shoten/index.html



さてさて、春を代表する花はたくさんありますが、近くの小学校にパンジーが植えられていました。パンジーは英語「pansy」からの外来語。「思い」「考え」「思索」を意味するフランス語「pensee(パンセ)」に由来しています。花の形が頭をたれて物思いにふける人の顔のように見えるところから……だそうです。私が20年くらい使っている誕生花&花言葉の本には……英名は200以上あると言われ一番長い呼び名は「彼女に入り口で会って部屋の中でキスしなさい」……とあって、なんだそりゃ(;゜∀゜)


日本には江戸時代末期にオランダから渡来。当初は「遊蝶花(ゆうちょうか)」や「胡蝶菫(こちょうすみれ)」と訳された後に「三色菫(さんしきすみれ)」と呼ばれましたが、英語「pansy」から「パンジー」の呼称で定着したようです。またパンジーを低木や潅木の下に植えると、生物マルチのような、雑草を抑制する効果が得られるとか……これは知りませんでしたわ!


パンジーって可愛いイメージですが「ブラックオパール」「ブラックビューティー」「ブラックパール」「ブラックベルベット」「ブラックプリンス」など黒い花びら(本当に真っ黒ではないですが)のものもあるそうです。



ワタクシ、面黒くても腹黒くはなくてよ(*^O^*)←ウソつき! 皆さま、パステルカラーのステキな1日をお過ごし下さいね♪



《おまけ》

面黒いは「おもしろい」と「つまらない」の相反する意味で用いられた言葉。おもしろい意味の面黒いは近世江戸の通人や職人が使い、つまらない意味の面黒いは俳句や川柳で使われました。もちろん私のはツマラナイ方の意味ですがρ(・・、)
詳しくはコチラを。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3578/2004/omokuroi.htm





rohengram799 at 09:27コメント(8) 

2013年10月28日

しらす雲便りNo.48:永遠の問いかけ

今日は山梨にきています。電車の中でカチカチしていたのですが、さて投稿という時に……おわかりですね?消しちゃいましたぁ~自分のアホさにパンチ☆(゜o(○=(゜ο゜)o


気をとりなおして『書店員の恋』を読みました。『書店ガール』もですが、大手書店の社員って憧れる反面、やはり本が売れないとダメなワケで……でも売れている本が「いい本とは限らないんですよね(~_~;)そして、本が好きじゃない人に読書の楽しみを伝えるのって大変だなぁっていうのも思いました。サクサク読める26歳の女性の物語。歯医者でケータイ小説を書いて売れちゃった!なイケメンが登場しますが、私はキライ~コイツとくっつくなよ(`Δ´)と思いながら読みました(笑)さて結果は?←読んで下さい(笑)



もうかなり処分してしまったのですが、実家にはやなせたかしさんの責任編集『詩とメルヘン』が残っています。創刊三周年記念号とかあって、なつかし~!その時その時、うなづいたり驚いたり泣いたりした作品に再会出来て嬉しい!


編集後記ではなく、表紙裏に「編集前記」を書いてたやなせさん。編集後記は別の方が書いています。1978年10月号(ワタクシは中2、雑誌の値段は380円!)にはこんな話でした。


この世の中には無数といっていいほどの本がある
そのすべての本と知りあうことはできない
我らはそのうちのいくつかと親しい友だちになる
伏眼がちにひっそりといる「詩とメルヘン」は
けばけばしい人気者にはなり得ない
でも離れがたい少数の知己を得たことが
心からうれしい、涙するほどに。ところであなたは……。



だんだん広告が多くなって、月刊季刊になって雑誌名も『詩とファンタジー』になり「編集前記」は「編集前詩」になりましたが「ところであなたは……」の言葉は変わらず~私もなにかNiceな決め台詞がほしいものです。



いつも
これが最後と
おもって書いています
一世紀近く
生きてきましたから
もうおしまいです
あっというまでしたね
すぎてしまえば
あっけない
ぼくは
未熟の生まれ
死ぬ時も
未熟のままで
かえって
よかったような
気もします
ところであなたは?



遺言のようになってしまった最後の編集前記、ずっとずっと問いかけをもらいながら、きちんと「こたえ」を考えたことのなかった私ですが……やなせさんから教えていただいたたくさんの詩や物語を読みながら、自分なりのこたえをもっていつか天上でやなせさんにお逢いしたいです。多感な時期にいろんな作品に出逢わせてくれた『詩とメルヘン』に本当に感謝です!


『ところでアナタは…?』





rohengram799 at 18:30コメント(7) 
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