松瀬青々

2023年03月14日

柳絮雲便りNo.9:キツネとヘビの火曜日

こんにちは🐥 今日はホワイトデーですね♡⁠(⁠˃͈⁠ ⁠દ⁠ ⁠˂͈⁠ ⁠༶⁠ ⁠)

『And I'm ready for love.』

直訳すると「そして私は愛する用意ができています」……この歌を知り、まぁ💕となったワタクシですが、防災無線から行方不明者のお知らせが……朝から雨が降っているし高齢の方なので心配。早く見つかりますように。



人の妻を盗む狐や春の月   松瀬青々(※)


人妻を盗むキツネの話とかあるんでしょうか? 「狐女房」という言葉はあるみたいですね。早春に出会い晩秋に別れることが多いらしいです。狐は早春に「山の神」から「田の神」に変わる神の先導役(先駆け、先走り)として山から出てきて、晩秋には「田の神」から「山の神」に変わる神の先導役として山に帰るからだそうで……短いお付き合いですなぁ😅


昨晩は「白ヘビ」というグリム童話を読みました。キメツの伊黒さん(蛇柱)が好きなワタクシ、白ヘビ関連の神社やら昔話があると何かしら?!と引き寄せられてしまうのですが、この話はちょっとなぁ…でした。だって白ヘビさんを食べてしまうんですもの……ちょっとだけよ!ですが。食べたことにより動物たちの話していることがわかるようになり、そして情けは人の為ならずみたいな展開になるんですが、うーん、うーん……(´ε`;) エデンの園でヘビに唆されてリンゴを食べたアダムとイブを揶揄ってるのか?とも思える話。青空文庫で読めますが、コチラの方が読みやすいかも。
https://www.grimmstories.com/ja/grimm_dowa/shiro_hebi


リアルなメルヘンと言えるかどうかですが、コチラの話もなんだかスゴいです。

【娘の涙を100日間集めて「氷泪石」(by幽遊白書)を作りたい】
https://dailyportalz.jp/kiji/musume-hiruiseki/page/1


ずいぶん前に渡辺淳一さんの『泪壺』を読んだ気がするなぁと思い出しました。映画にもなったみたいですね。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000203477



ではでは、皆さま、おだやかなよい一日になりますようにヾ⁠(⁠˙⁠❥⁠˙⁠)⁠ノ



(※)https://yeahscars.com/haijin/seisei/




rohengram799 at 09:50コメント(0) 

2021年02月01日

向春雲便りNo.1:二月礼者

鶯や二月礼者に疎からず 松瀬青々(まつせ せいせい)


二月礼者とは、お正月に年始の挨拶ができずに 2月1日に行なう人、その風習のことを言うそうです。松瀬の句には「元日や目出度顔なる貧乏人」というのもありました(;´∀`)


*****


新聞に元宝塚のトップスターだった峰さを理さんの訃報が……。代表作のひとつ『紫子(ゆかりこ)』は千秋楽も観劇することが出来た作品で、ああ、ミネちゃんがいなくなってしまったのか〜としばしカタマっておりました。同じ新聞には『ベルばら』の池田理代子先生の短歌が載っていて、♪ごらんなさい〜ごらんなさい〜ベルサイユのば〜ら〜 と金髪マッシュルームカットの小公子姿で歌っていたのを懐かしく思い出しました(テレビ中継でしたけど)。理代子先生の歌集はちょっと読んでみたい。

https://www.bookbang.jp/review/article/654750



*****


さてさて、今日から2月。今月は「向春(こうしゅん)雲便り」にしました。春が訪れようとしている頃
、春に向かっていく季節という意味だそうです。

皆さま、今月もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _*)>



rohengram799 at 19:15コメント(0) 

2018年12月22日

竜潜雲便りNo.27:運盛り~冬至の七種

『冬至とて男にやどる力かな』


この句は「松瀬青々」という大阪生まれの俳人のもの。まつせせいせい……老松ではなくいつまでも若松で、みたいな気持ちでつけたんでしょうか? 本名は弥三郎さんです。(1869~1937・ 正岡子規に師事・大阪朝日新聞社で「朝日俳壇」を担当)




冬至にカボチャを食べるように「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめると言われているそうです。


「なんきんーかぼちゃ」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」が冬至の七種(ななくさ)。「ん」のつくものを「運盛り」といい、縁起をかついでいたとか。かんてん……一時期ブームになりましたね(笑)




冬至を扱った本では『煌夜祭』(多崎 礼)が面白かったです。私が読んだのは中公文庫。表紙がとってもキレイ✨


【魔物が歩き回り、人を食うという冬至の夜――漂泊の語り部たちが、十八の諸島を巡って集めた物語を、夜を徹して披露する煌夜祭が開かれる。そして今年も冬至の夜が訪れ、廃墟となった島主屋敷跡で、二人だけの煌夜祭が幕を開けた。】


https://300books.net/koyasai/




rohengram799 at 08:57コメント(4) 

2016年03月04日

春雲便りNo.4:貝寄風(かいよせ)

『貝寄せや 愚かなる貝も よせて来る』(松瀬青々)


貝寄風(かいよせ、かひよせ)は春の半ばに大阪湾一帯に吹く西風のことだそうです。「“貝寄席”かと思った」なんて話も聞きましたが、どこかの海で大きなアコヤガイ(ヴィーナスの誕生に描かれているみたいなヤツ)を高座にしてハゼドンが小噺をするけれど、聴衆の貝たちはみんな口が固くて笑わない……という光景を想像してしまいました!


「愚かなる貝」とはバカ貝のことでしょうか? 私はこの句を読んだ時に台風などの後、海岸に打ち寄せられたハングル文字の大量のゴミが浮かんできました。全く風流ではありませんが、季節風はよくも悪くもいろんなものを運んで来ますね。



『客寄せや おバカ客も 集い来る』………なんちゃって( ̄▽ ̄;) イヤイヤ、マンガでデパートのお客様相談室(ぶっちゃけクレーム処理班ですな)を扱ったものがあるんですが(週刊モーニング連載中の「銀座からまる百貨店お客様相談室」)今はスペアリブに骨があることを知らずにかぶりつき歯が欠けた!治療費よこせ!なオッサンの話なんですわ。


人気のスペアリブ丼はメニューからなくなり、客足は減る一方……クレーム処理担当部署があるのに、店長がクレーマー対応し続けてしまい、ますますこじれています。スペアリブが何か知らずに頼むなよ……って感じですが、お菓子とかいろんなパッケージに過剰すぎる注意書きを見るとはぁ(-。ー;)となります。


過剰過ぎると言いますと、一番新しい仕事仲間(と言いたくもないオバサン)は相変わらずメモも取らず仕事を覚える気もなさそうに見える……ので、シフトが一緒になる人がそれぞれ何回か注意していたのですが、それは「パワハラだ」「イジメだ」と言って本社に報告。「担当者にずっと相談していたのにラチがあかなかった」言っていたけど、私は担当者から何も言われてなかったので、はぁ(゜д゜)?状態。確認したら実際、相談は受けていたんだって……それをずっと放置しておいて、結果として本社人事担当者を交えて勤務者全員で話し合いをすることになってしまいましたわ。もうこの話は先月終わったんですが、ターゲットはハッキリいってワタシひとり……!!


「人の話は最後まで聞いて」と言ったのが、ナゼか「くちごたえも反論もするなって言われたんです!」になっていた……こんな風にいろんなことを脳内変換されて悪意に受け取られ「私は被害者!」を強調されたら、もうコチラはお手上げ状態ですわ┐(´д`)┌


かなり落ち込んだ時期もあったのですが、今はもういいや……と。担当者からはその話し合いの後も全く!何も連絡がないし……。私って厄年だっけ?って思ってしまいましたよ( ̄▽ ̄;)



♪今は こうしてひざを抱えて 寄せては返す波の 思い出に身を任せていよう……


貝寄風にさだまさしさんの『夕凪』という歌を思い出していましたが、ムカついた出来事も思い出してしまった……。


♪ウミネコ達 もうお帰り 僕も砂を掃おう


イヤな気持ちを海に向かって叫びたいところですが、ここに書いてだいぶスッキリしました。グチってすみません! 皆さまはオモローなことは引き寄せても、ミョーにおかしなことは引き寄せたりしませんように……どうぞ桜貝のような麗しい金曜日にして下さい ヾ(´ー`)ノ






rohengram799 at 11:14コメント(14) 
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