枕草子
2021年09月03日
鹿火雲便りNo.3:いつも月夜に米の飯
今日は朝からしとしと雨が……急に『ア、秋』になったような? 気になった方はこちらの過去記事を →
http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50808225.html
タイトルの「いつも月夜に米の飯」ですが、「月夜と米の飯さえあれば人は幸せでいられる」という……昔は電気もなく、月の光は貴重な存在。米はめったに食べることのできない贅沢なもの。これらにありがたみを込めたことわざだそうです。また、何不自由ない生活を送ること、という意味も。新米の季節、実りに感謝していただきたいです。
『枕草子』では「秋は夕暮れ」とありましたね。
https://www.sagawa-artmuseum.or.jp/blog/2017/09/post_100.html
このところの異常気象を思うと、清少納言が見ていた夕暮れと今の夕暮れでは、やはりどこか違う情景なのかなぁ、と考えてしまいます。
今『大奥づとめ』という本を読んでいます。大奥のお仕事小説でなかなか面白いです。
https://www.shinchosha.co.jp/book/102881/
「ここにいては恋ができぬなどと、誰が決めました」
「触れずともできる恋もある。胸の内深く抱いていれば、それは己の宝になろう」
こう話すお藤様が素敵……! などと思いつつ、サクサク読んでおります。先月、テンション高く10冊ほど新しく本を買ってしまったので、今月は買わない!と決めたワタクシです。
ではでは皆さま、体調に気をつけて花金(古い…!)を楽しくお過ごし下さいませ ヾ(´ー`)ノ
http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50808225.html
タイトルの「いつも月夜に米の飯」ですが、「月夜と米の飯さえあれば人は幸せでいられる」という……昔は電気もなく、月の光は貴重な存在。米はめったに食べることのできない贅沢なもの。これらにありがたみを込めたことわざだそうです。また、何不自由ない生活を送ること、という意味も。新米の季節、実りに感謝していただきたいです。
『枕草子』では「秋は夕暮れ」とありましたね。
https://www.sagawa-artmuseum.or.jp/blog/2017/09/post_100.html
このところの異常気象を思うと、清少納言が見ていた夕暮れと今の夕暮れでは、やはりどこか違う情景なのかなぁ、と考えてしまいます。
今『大奥づとめ』という本を読んでいます。大奥のお仕事小説でなかなか面白いです。
https://www.shinchosha.co.jp/book/102881/
「ここにいては恋ができぬなどと、誰が決めました」
「触れずともできる恋もある。胸の内深く抱いていれば、それは己の宝になろう」
こう話すお藤様が素敵……! などと思いつつ、サクサク読んでおります。先月、テンション高く10冊ほど新しく本を買ってしまったので、今月は買わない!と決めたワタクシです。
ではでは皆さま、体調に気をつけて花金(古い…!)を楽しくお過ごし下さいませ ヾ(´ー`)ノ
rohengram799 at 11:35|Permalink│Comments(4)
2016年06月02日
閑雲便りNo.3:難読、ナットク(;゜0゜)
『一石日和(いっこくびより)』という言葉がありました。降ったり晴れたり、天気の定まらない状態を言うそうです。
「降るごと降らざるごと」の「ごと」を「五斗」に掛け、「五斗と五斗で一石」というシャレらしいのですが、私には『一日石和』に見えてしまいます……読み方は「いちにち・いさわ」意味は「一日、山梨の石和温泉でのんびりゆったり過ごしましょう」……観光PR(≧▽≦)
そして『五風十雨( ごふうじゅうう)』を『五十風雨』と変換し、50代になると気候の変化が身体に響いて辛いわぁ、と勝手な解釈までするワタクシ……(;゜゜)
五風十雨の正しい解説(笑) 五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降るの意から、気候が穏やかで順調なことで農作物によいとされる。また転じて世の中が平穏無事であること。「五日一風、十日一雨」ともいうそうです。
先月末でしたか、新聞に『これだけは知っておきたい! 難読漢字ドリル』という本の広告があり、5つばかり問題がありました。
1)玉蜀黍 2)行潦 3)剽軽 4)晩稲 5)葡萄染
それぞれヒントがあり、やさい・天候に関する言葉・性格・性格・色……で「玉蜀黍」(トウモロコシ)と「剽軽」(ひょうきん)はヒントなしでもわかりましたが、あとはナニかしら(´・ω・`)?
「行潦」読み方は“ニワタズミ”。 雨が降って、地上にたまり流れる水のこと。地上にたまった水が流れるようすから「流る」「すまぬ」「行方しらぬ」にかかる枕詞にもなっています。
「晩稲」性格を表す場合は“おくて”……成長・成熟の遅いこと、遅い人ですね。植物、特に稲の遅く生長する品種にもあります(-_-;) 「ばんとう」は遅く実る稲のこと。これを 「おくて」と言うこともあるそうで、話の流れをうまくつかまないと('_'?)になりますね。「早生・中稲・晩稲(わせ・なかて・おくて)」というそうで、おませさんは成長の早いワセからきたのかと思いましたが、これは違うみたいです( ̄0 ̄;)
「葡萄染」ブドウゾメではなくエビゾメ。赤みがかった少し薄い紫色のこと。葡萄葛(えびかずら)の熟した実のような色で、紫草の根を用いて染められました。平安時代に宮廷の女官に好まれたらしく『枕草子』に「女の表着は薄色、葡萄染、萌黄、桜、紅梅、すべて薄色の類(たぐい)」という表記がみられるそうです。『衣服令』によると服色条九番目の色。ちなみに「葡萄」の文字は江戸中期頃から「ぶどう」とよばれるようになったそうです。
う~ん、日本語、難し過ぎます! そしてほとんど書いたり使ったりする機会がない漢字・言葉なので、一晩寝たら……どころか寝る前にはもう忘れている気がします(;゜∇゜)
「降るごと降らざるごと」の「ごと」を「五斗」に掛け、「五斗と五斗で一石」というシャレらしいのですが、私には『一日石和』に見えてしまいます……読み方は「いちにち・いさわ」意味は「一日、山梨の石和温泉でのんびりゆったり過ごしましょう」……観光PR(≧▽≦)
そして『五風十雨( ごふうじゅうう)』を『五十風雨』と変換し、50代になると気候の変化が身体に響いて辛いわぁ、と勝手な解釈までするワタクシ……(;゜゜)
五風十雨の正しい解説(笑) 五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降るの意から、気候が穏やかで順調なことで農作物によいとされる。また転じて世の中が平穏無事であること。「五日一風、十日一雨」ともいうそうです。
先月末でしたか、新聞に『これだけは知っておきたい! 難読漢字ドリル』という本の広告があり、5つばかり問題がありました。
1)玉蜀黍 2)行潦 3)剽軽 4)晩稲 5)葡萄染
それぞれヒントがあり、やさい・天候に関する言葉・性格・性格・色……で「玉蜀黍」(トウモロコシ)と「剽軽」(ひょうきん)はヒントなしでもわかりましたが、あとはナニかしら(´・ω・`)?
「行潦」読み方は“ニワタズミ”。 雨が降って、地上にたまり流れる水のこと。地上にたまった水が流れるようすから「流る」「すまぬ」「行方しらぬ」にかかる枕詞にもなっています。
「晩稲」性格を表す場合は“おくて”……成長・成熟の遅いこと、遅い人ですね。植物、特に稲の遅く生長する品種にもあります(-_-;) 「ばんとう」は遅く実る稲のこと。これを 「おくて」と言うこともあるそうで、話の流れをうまくつかまないと('_'?)になりますね。「早生・中稲・晩稲(わせ・なかて・おくて)」というそうで、おませさんは成長の早いワセからきたのかと思いましたが、これは違うみたいです( ̄0 ̄;)
「葡萄染」ブドウゾメではなくエビゾメ。赤みがかった少し薄い紫色のこと。葡萄葛(えびかずら)の熟した実のような色で、紫草の根を用いて染められました。平安時代に宮廷の女官に好まれたらしく『枕草子』に「女の表着は薄色、葡萄染、萌黄、桜、紅梅、すべて薄色の類(たぐい)」という表記がみられるそうです。『衣服令』によると服色条九番目の色。ちなみに「葡萄」の文字は江戸中期頃から「ぶどう」とよばれるようになったそうです。
う~ん、日本語、難し過ぎます! そしてほとんど書いたり使ったりする機会がない漢字・言葉なので、一晩寝たら……どころか寝る前にはもう忘れている気がします(;゜∇゜)
rohengram799 at 17:10|Permalink│Comments(6)
2016年03月14日
春雲便りNo.14:シュンとして……春
今日はホワイトデーですね。マシュマロをお返しにするのはお断りの意味だとかイヤ違うとか……私はあんまりマシュマロは好きじゃないのでどちらにしてもいらないかな~なんて、そんな出来事も遠い昔なのにアレコレ考えています!
チョッコレェ~ト、チョッコレェ~ト、チョコレートは明治!のコマーシャルは定番ですが、戦後の話で米兵がチョコやチューインガムを子どもたちに配った(というか投げた?)も定番だと思うのですが、ダンナがコンビニで買ってきた『教科書も間違っていた 歴史常識のウソ』という雑誌(?)に「米兵がやさしさでチョコを恵んだというのはウソ」というのがありました。「このチョコレートやガムの費用はすべて日本が負担していた」というのは事実なんですかね?
出典がはっきりしないので、日本がそこまで「米兵はもう敵じゃない、優しいんだよ♪」を演出させていたとは思えないんですが……GHQ=Go Home Quicklyだったのでは(´・ω・`)?
またまた雨の1日になりそうですが、あたたかくなくてもなんだかダルくて眠い……(=_=)
『春は曙そろそろ帰ってくれないか』(櫂末知子)
『三月の甘納豆のうふふふふ』1年を甘納豆で語る(笑)坪内稔典さんは「春は曙」の清少納言の時代に曙は後朝(きぬぎぬ)の別れの時間、恋人が帰ってゆく名残惜しい時間のはずなのに、それを「そろそろ帰ってくれないか」って……それはないでしょρ(・・、)みたいな解説をされていたようです。
私は、朝早くから野菜とか届けに来てくれた近所のおばちゃんの話が長くて(早く帰ってくれないかなぁ、まだ眠いのよ)と思って読んでいました~ちっとも風流じゃない(笑) 櫂末知子さんは私より4つほど年上の方。豊富な恋愛体験からうまれた一句だったのかも……なんでこういう時には色気のある発想にならないのかしら( ̄0 ̄;)
皆さま、元気におだやかに過ごせる1週間になりますように(*´∀`)ノ
チョッコレェ~ト、チョッコレェ~ト、チョコレートは明治!のコマーシャルは定番ですが、戦後の話で米兵がチョコやチューインガムを子どもたちに配った(というか投げた?)も定番だと思うのですが、ダンナがコンビニで買ってきた『教科書も間違っていた 歴史常識のウソ』という雑誌(?)に「米兵がやさしさでチョコを恵んだというのはウソ」というのがありました。「このチョコレートやガムの費用はすべて日本が負担していた」というのは事実なんですかね?
出典がはっきりしないので、日本がそこまで「米兵はもう敵じゃない、優しいんだよ♪」を演出させていたとは思えないんですが……GHQ=Go Home Quicklyだったのでは(´・ω・`)?
またまた雨の1日になりそうですが、あたたかくなくてもなんだかダルくて眠い……(=_=)
『春は曙そろそろ帰ってくれないか』(櫂末知子)
『三月の甘納豆のうふふふふ』1年を甘納豆で語る(笑)坪内稔典さんは「春は曙」の清少納言の時代に曙は後朝(きぬぎぬ)の別れの時間、恋人が帰ってゆく名残惜しい時間のはずなのに、それを「そろそろ帰ってくれないか」って……それはないでしょρ(・・、)みたいな解説をされていたようです。
私は、朝早くから野菜とか届けに来てくれた近所のおばちゃんの話が長くて(早く帰ってくれないかなぁ、まだ眠いのよ)と思って読んでいました~ちっとも風流じゃない(笑) 櫂末知子さんは私より4つほど年上の方。豊富な恋愛体験からうまれた一句だったのかも……なんでこういう時には色気のある発想にならないのかしら( ̄0 ̄;)
皆さま、元気におだやかに過ごせる1週間になりますように(*´∀`)ノ
rohengram799 at 11:59|Permalink│Comments(6)