枕詞

2023年07月05日

早桃雲便りNo.5:赤心慶福

こんにちは🐥 

今朝はなんとなく涼しい気がしましたが、バタバタいろいろやっていると勝るアツい〜!となります。前の記事も誤字やらなんやら気がついたので直しましたが、まだ見落としているかも💦

✱   ✱   ✱

「赤心慶福(せきしんけいふく)」という言葉を聞いて「赤飯満腹」と脳内変換してしまう😅 赤心慶福という言葉には「赤子のようないつわりのないまごころを持って、自分や他人の幸せを喜ぶ」という意味があるそうです。伊勢名物の赤福の由来にもなっているとか。夏休みにはお伊勢さんもスゴい人出になるでしょう。

✱   ✱   ✱

やわらかく凭(もた)れかかられ二駅を過ぎて戻りし会議ある朝  

佐々木漕さんの歌集『天飛む』より


6/26読売新聞の四季にあった短歌です。ガッツリ寄りかかられたのなら、うっとおしくて押し返すところですがですやわらかくもたれかかられては、なんかそれは出来ない……まぁどういう人物かにもよりますが(笑) 会議には間に合ったのかな? 余裕を持って電車に乗っても折り返してだからギリギリかな? 今はすぐ連絡できますが、昔だったら公衆電話を探して会社に事情説明して……ですね。

歌集は「あまだむ」と読み「天を飛ぶ雁」の意味で「軽」にかかる枕詞のよう。初めて知った🥸
http://gendaitanka.jp/book/kashu/098/

✱   ✱   ✱

Pixivに最近作った短歌やら俳句やらの画像を投稿しました。noteと重なるものもありますが、お暇な時にでもちらりと覗いてみて下さい🍉

https://www.pixiv.net/artworks/109635598



rohengram799 at 16:45|PermalinkComments(2)

2022年11月06日

水霜雲便りNo.4∶日曜日の隠り沼

こんにちは🐥
晴れていますが、風が冷たいですね。

18世紀のフランスを舞台に、世界に先駆けてレストランを開いた男性の奮闘を描いた『デリッシュ!』という映画、なんか面白そう〜と思いましたが、全国上映ではないのですね。関東は千葉と神奈川。舞浜まで映画を観に行くとかナイナイ……近くの映画館にさえずっと行っていない出不精なワタクシ、おフランスの話題にはやはり喰い付いてしまうのです😅


さてさて…コチラは柿本人麻呂の歌、ヌマってます!

隠り沼の下ゆ恋ふればすべをなみ妹が名告りつ忌むべきものを

こもりぬのしたゆこふればすべをなみいもがなのりついむべきものを

ひそかに片思い中のボク、どうしようもなくて好きなあの娘の名前を口にしてしまった! いけないことなのに(ノД`)シクシク

↑ かなりの意訳ですが、片思いじゃなくて恋人同士でもなかなか会えないのかも? 「隠り沼」は流れが滞った沼のこと。当時は好きな人の名を口に出して言うと悪いことがあると思っていたようですねぇ。そんな〜「物言わぬは腹ふくるるわざなり」ってことわざもあるのに。しかし…コモリヌノって音だけ聞くと、好きな人のことを考えてうわぁ~!!!と身悶えしながら毛布に包まっている様子を思い浮かべてしまうわぁ😆

※ちゃんとお勉強した人は「隠り沼の」は(隠り沼」→茂った草の下にあって見えないので)「下(シタ)」にかかる枕詞だとわかっていると思います!


自分の好きなこと、趣味でも何でも時間とお金を限りなく惜しまず使う状態を「沼にハマる」というようですが、恋愛関係は泥沼化しそう(⁠*⁠﹏⁠*⁠;⁠)と思いながらこの歌を鑑賞?しました🥸

今日の脳内BGMは百恵ちゃんの『絶対絶命』? それとも杏里の『悲しみがとまらない』? 高橋真梨子さんの『ごめんね…』で締めくくる?


意味なくメクルメク日曜日の昼下り、皆さま、明日からもどうぞご安全に💐



rohengram799 at 13:10|PermalinkComments(4)

2022年07月28日

涼天雲便りNo.14:知智乃実乃

ダンナさんとどうでもいい話をしていた時に出てきた疑問が「父の枕詞はなんだ?」でした。斎藤茂吉の短歌で「たらちねの母」は知っているけれど(それに付随する話も以前チラリと書いた)……で調べたらあった!! 今って本当に便利だわぁ(^ ^*)

ちちのみ‐の【乳実の】
同音の繰り返しで「父」にかかる枕詞。
母にかかる枕詞に「ははそばの」(ははそはの、とも)と言うのがあり、「ちちのみ」は「ちち」の実の意ではないかと。
「ちち」については未詳。山桃の類、トチの実、松毬(まつかさ)、イチョウ、イチヂクなどの諸説がある。
https://kotobank.jp/word/%E4%B9%B3%E5%AE%9F%E3%81%AE-2061537

「ははそば」は「柞(ははそ)」の葉。コナラ・クヌギの類の総称。
http://kemanso.sakura.ne.jp/hahaso.htm


三好達治の『いにしへの日は』 に「ははそはのはは」 が出てきます。 最後は平仮名ばかりなので、一瞬ナニが書かれているのだ?となってしまいました(;´∀`)
http://blog.livedoor.jp/supermilktea/archives/50244643.html



垂乳根について
http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50772427.html


rohengram799 at 11:25|PermalinkComments(6)

2018年06月07日

芸香雲便りNo.7:あゆちがた・ナゴヤ

私の好きなアニメ(もとはPCゲームだったらしい)の『シュタインズ・ゲート』がパチンコになり、今週から全国導入~! なんか延々とリーチを繰り返して大当たりがこないような気がするけど(;´∀`)

http://www.pachinkovillage.com/news/?p=59136


今は『シュタインズ・ゲート ゼロ』が放送中なので、ネットの感想などを読みあさっています~ああ、ずっと引きこもってアニメを見続けたい!←50過ぎた大人の発言とは思えないですなヽ(;´ω`)ノ

http://steinsgate0-anime.com/



パチを作っているニューギンという会社は名古屋に本社があると知り、新聞に名古屋の歌枕が「年魚市潟」云々とか載っていました。「あゆちがた」と読むそうです。難読漢字ですな ( ゚ε゚;)


http://nagoya-sanpo.info/article/388896036.html


名古屋って独立したイメージで愛知県と言われてもピンとこないのですよね。そして海があるイメージも私の中にはなかったので、名古屋水族館にも違和感を持ってしまいました。そこで見つけた「ブタバナカメ」! カメなのにブタバナ・・・(´;ω;`)


http://www.nagoyaaqua.jp/ill_book/2014090813320971.html



子どもが幼稚園の時に葛西臨海公園の水族館に行ってから、ずーっと水族館とはご無沙汰かも・・・ペンギンとか見たいな。


rohengram799 at 00:39|PermalinkComments(4)

2016年06月02日

閑雲便りNo.3:難読、ナットク(;゜0゜)

『一石日和(いっこくびより)』という言葉がありました。降ったり晴れたり、天気の定まらない状態を言うそうです。


「降るごと降らざるごと」の「ごと」を「五斗」に掛け、「五斗と五斗で一石」というシャレらしいのですが、私には『一日石和』に見えてしまいます……読み方は「いちにち・いさわ」意味は「一日、山梨の石和温泉でのんびりゆったり過ごしましょう」……観光PR(≧▽≦)


そして『五風十雨( ごふうじゅうう)』を『五十風雨』と変換し、50代になると気候の変化が身体に響いて辛いわぁ、と勝手な解釈までするワタクシ……(;゜゜)


五風十雨の正しい解説(笑) 五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降るの意から、気候が穏やかで順調なことで農作物によいとされる。また転じて世の中が平穏無事であること。「五日一風、十日一雨」ともいうそうです。



先月末でしたか、新聞に『これだけは知っておきたい! 難読漢字ドリル』という本の広告があり、5つばかり問題がありました。


1)玉蜀黍 2)行潦 3)剽軽 4)晩稲 5)葡萄染


それぞれヒントがあり、やさい・天候に関する言葉・性格・性格・色……で「玉蜀黍」(トウモロコシ)と「剽軽」(ひょうきん)はヒントなしでもわかりましたが、あとはナニかしら(´・ω・`)?



「行潦」読み方は“ニワタズミ”。 雨が降って、地上にたまり流れる水のこと。地上にたまった水が流れるようすから「流る」「すまぬ」「行方しらぬ」にかかる枕詞にもなっています。


「晩稲」性格を表す場合は“おくて”……成長・成熟の遅いこと、遅い人ですね。植物、特に稲の遅く生長する品種にもあります(-_-;) 「ばんとう」は遅く実る稲のこと。これを 「おくて」と言うこともあるそうで、話の流れをうまくつかまないと('_'?)になりますね。「早生・中稲・晩稲(わせ・なかて・おくて)」というそうで、おませさんは成長の早いワセからきたのかと思いましたが、これは違うみたいです( ̄0 ̄;)


「葡萄染」ブドウゾメではなくエビゾメ。赤みがかった少し薄い紫色のこと。葡萄葛(えびかずら)の熟した実のような色で、紫草の根を用いて染められました。平安時代に宮廷の女官に好まれたらしく『枕草子』に「女の表着は薄色、葡萄染、萌黄、桜、紅梅、すべて薄色の類(たぐい)」という表記がみられるそうです。『衣服令』によると服色条九番目の色。ちなみに「葡萄」の文字は江戸中期頃から「ぶどう」とよばれるようになったそうです。



う~ん、日本語、難し過ぎます! そしてほとんど書いたり使ったりする機会がない漢字・言葉なので、一晩寝たら……どころか寝る前にはもう忘れている気がします(;゜∇゜)





rohengram799 at 17:10|PermalinkComments(6)
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