氷
2024年06月09日
姫楮雲便りNo.6:ロックだねぇ〜!?
こんばんは🐥
今日はロックの日だそうで🥸
音楽のロック、鍵のロック、石のロック、浅草六区(笑)……いろんな「ロック」があるなぁと思いながら、頭に浮かぶのは『島耕作』でおなじみの漫画家・弘兼憲史さんが69歳の誕生日に「いやらしい年になってしまいました」と欄外でつぶやいていた文章です😆
🐾
今日は宮沢賢治の『氷と後光』を読みました。賢治の風景描写は本当に美しい✨ そしてこの話に出てくる眠る子の描写も素敵です。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card4882.html
この話から出来たというアクセサリー🥰
今は販売中止されているようですが、眼福でした。
キレイなものは大好き😆😆😆
https://assets.minne.com/items/30328930
🐾
明日は時の記念日ですね。
愛子さまが遅刻した理由を寝坊しました、と謝ったとかなんとか週刊誌の見出しにありましたが、誰も起こしにいかないのかしら? よく漫画やドラマにある「お嬢さま、お時間です」とかメイドが声をかける場面を想像してしまいました😆
ではでは👋👋👋
今日はロックの日だそうで🥸
音楽のロック、鍵のロック、石のロック、浅草六区(笑)……いろんな「ロック」があるなぁと思いながら、頭に浮かぶのは『島耕作』でおなじみの漫画家・弘兼憲史さんが69歳の誕生日に「いやらしい年になってしまいました」と欄外でつぶやいていた文章です😆
🐾
今日は宮沢賢治の『氷と後光』を読みました。賢治の風景描写は本当に美しい✨ そしてこの話に出てくる眠る子の描写も素敵です。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card4882.html
この話から出来たというアクセサリー🥰
今は販売中止されているようですが、眼福でした。
キレイなものは大好き😆😆😆
https://assets.minne.com/items/30328930
🐾
明日は時の記念日ですね。
愛子さまが遅刻した理由を寝坊しました、と謝ったとかなんとか週刊誌の見出しにありましたが、誰も起こしにいかないのかしら? よく漫画やドラマにある「お嬢さま、お時間です」とかメイドが声をかける場面を想像してしまいました😆
ではでは👋👋👋
2022年03月25日
春和雲便りNo.19:Yesterday 🎶🚗💨🎶
映画『ドライブ・マイ・カー』に触発されて村上春樹のこの本を買うのね(* ̄∇ ̄*)
レジのおねーさんにそう思われたらイヤだなぁ、と思いつつ、他の本と一緒に『女のいない男たち』を「お願いします」とカウンターに置いたのは先月のこと。なんかエロ本を買う中学生みたいじゃないか! 映画の帯がついているのはイヤなのでそれがないのを買いましたけど。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167907082
表題作は短くてコレを映画に?と思いましたが、この本1冊が原作みたいですね。映画は見ていませんが、西島秀俊さんではちょっと若いかなぁ、というイメージを持ちました。こちらに名言集の記事がありました。なんだかんだ言ってもやはりうまいですね。短編しか読んでませんが。
https://www.haruki-m.com/meigen/onna.html
私は「イエスタディ」が一番よかったです。あのビートルズのイエスタデイを関西弁に訳す木樽という男。関西ではなく田園調布の生まれ。関西弁は一生懸命勉強して覚えた。関西まで何度か実習にも行って(爆) こんな彼の幼馴染と形式的に付き合うことになった男が主人公の話。幼馴染の女の子が見る夢が美しくてかなしくてせつない。
私は同じ夢をよく見るの。私とアキくんは船に乗っている。長い航海をする大きな船。私たちは二人だけで小さな船室にいて、それは夜遅くで、丸い窓の外には満月が見えるの。でもその月は透明なきれいな氷でできてる。そして下の半分は海に沈んでいる。『あれは月に見えるけど、実は氷でできていて、厚さはたぶん二十センチくらいのものなんだ』とアキくんは私におしえてくれる。『だから朝になって太陽が出てきたら、溶けてしまう。こうして見られるうちによく見ておくといいよ』って。その夢を何度も繰り返し見た。とても美しい夢なの。いつも同じ月。厚さはいつも二十センチ。下半分は海に沈んでいる。私はアキくんにもたれかかっていて、月は美しく光っていて、私たちは二人きりで、波の音が優しい。でも目が覚めると、いつもとても悲しい気持ちになる。もうどこにも氷の月は見えない」
栗田えりかはしばらく黙っていた。それから言った。
「私とアキくんと二人だけでそういう航海を続けていられたら、どんなに素敵だろうと思う。私たちは毎晩二人で寄り添って、丸い窓から氷でできた月を見るの。月は朝になったら溶けてしまうけれど、夜にはまたそこに姿を見せる。でもそうじゃないかもしれない。ある夜、月はもう出てこないかもしれない。そのことを思うとひどく怖い。明日自分がどんな夢を見るのか、それを考えると、身体が音を立てて縮んでいくくらい怖い」(P107〜108)
長編も読んでみようかなぁと思いつつ……いつになるかわかりません。まだら短編集があったらそちらを手に取るかも(^_^;)
虫のカブトムシと車のビートルをかけた俳句か短歌を見つけたのだけれど、メモをしなかったので何に書いてあったのかわからなくなってしまった……残念!
レジのおねーさんにそう思われたらイヤだなぁ、と思いつつ、他の本と一緒に『女のいない男たち』を「お願いします」とカウンターに置いたのは先月のこと。なんかエロ本を買う中学生みたいじゃないか! 映画の帯がついているのはイヤなのでそれがないのを買いましたけど。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167907082
表題作は短くてコレを映画に?と思いましたが、この本1冊が原作みたいですね。映画は見ていませんが、西島秀俊さんではちょっと若いかなぁ、というイメージを持ちました。こちらに名言集の記事がありました。なんだかんだ言ってもやはりうまいですね。短編しか読んでませんが。
https://www.haruki-m.com/meigen/onna.html
私は「イエスタディ」が一番よかったです。あのビートルズのイエスタデイを関西弁に訳す木樽という男。関西ではなく田園調布の生まれ。関西弁は一生懸命勉強して覚えた。関西まで何度か実習にも行って(爆) こんな彼の幼馴染と形式的に付き合うことになった男が主人公の話。幼馴染の女の子が見る夢が美しくてかなしくてせつない。
私は同じ夢をよく見るの。私とアキくんは船に乗っている。長い航海をする大きな船。私たちは二人だけで小さな船室にいて、それは夜遅くで、丸い窓の外には満月が見えるの。でもその月は透明なきれいな氷でできてる。そして下の半分は海に沈んでいる。『あれは月に見えるけど、実は氷でできていて、厚さはたぶん二十センチくらいのものなんだ』とアキくんは私におしえてくれる。『だから朝になって太陽が出てきたら、溶けてしまう。こうして見られるうちによく見ておくといいよ』って。その夢を何度も繰り返し見た。とても美しい夢なの。いつも同じ月。厚さはいつも二十センチ。下半分は海に沈んでいる。私はアキくんにもたれかかっていて、月は美しく光っていて、私たちは二人きりで、波の音が優しい。でも目が覚めると、いつもとても悲しい気持ちになる。もうどこにも氷の月は見えない」
栗田えりかはしばらく黙っていた。それから言った。
「私とアキくんと二人だけでそういう航海を続けていられたら、どんなに素敵だろうと思う。私たちは毎晩二人で寄り添って、丸い窓から氷でできた月を見るの。月は朝になったら溶けてしまうけれど、夜にはまたそこに姿を見せる。でもそうじゃないかもしれない。ある夜、月はもう出てこないかもしれない。そのことを思うとひどく怖い。明日自分がどんな夢を見るのか、それを考えると、身体が音を立てて縮んでいくくらい怖い」(P107〜108)
長編も読んでみようかなぁと思いつつ……いつになるかわかりません。まだら短編集があったらそちらを手に取るかも(^_^;)
虫のカブトムシと車のビートルをかけた俳句か短歌を見つけたのだけれど、メモをしなかったので何に書いてあったのかわからなくなってしまった……残念!