河野進

2013年02月19日

らくだ雲便りNo.5:知らない人の車には乗らない!!

今日は雪もチラリのお天気でしたね。買い物に出かける時には雨も降っていなかったのですが、買い物を終え、店から出たら雨が…(´д`)


一応ビニール傘を持っていたので「ぼちぼち帰るか~」と思ったら誰かが私を呼んでいる?スーパーの前で道を聞くとは珍しい人だな~と思ったら、車の窓を開け「乗っていかない?向こうでしょ?」みたいなことを言う女性がいた……えっと…私はアナタが誰なのかわからない…(~_~;)私は人の顔も名前も覚えられないタイプで、よほど特徴があるとか長くお付き合いがない限り「どちらさま?」なのですわ…今日の方は全くわからなかったので(専門学校の時の同級生に似ていたんだけど、彼女は千葉にはいない)にこやかに(曖昧に微笑み)ご辞退致しました。本当に誰なんだろ!?


家に戻りオタ息子にこの話をしたら「知らない人の車には乗らない!!」と真顔で言われました……だから歩いて帰ってきたじゃないのさ~(ToT)


こんなワタクシでいいのかと反省してしまう河野進さんの詩があります。



『雑 草』


どうぞ庭の草はそのままおいてやって下さい
どんな草でもきれいな花が咲きます
そう言って雑草をひかせなかった母
小さい孫たちにもたのんでいた母
雑草だけで充分たのしかった母
草花のように素朴な母でした



私の場合は「妄想だけで充分たのしかった母/酔っぱらいのように始末に終えない母でした」と語られそうです。河野さんの母上は「白い割烹着がよく似合うお母さん」という気がします。いつもおだやかで春風みたいな人だったんだろうなぁ。





rohengram799 at 23:31|PermalinkComments(10)

2013年02月17日

らくだ雲便りNo.3:ちゃんちゃらおかしいや(°°)

明日は雨になるとか……まど・みちおさんの作品に雨の日に玄関で待ってれている「ぞうきん」の詩があります。


『ぞうきん』

雨の日に帰ってくると
玄関でぞうきんが待っていてくれる
ぞうきんでございます
という したしげな顔で
自分でなりたくてなったのでもないのに

ついこの間までは
シャツでございます という顔で
私に着られていた
まるで私の
ひふででもあるかのように やさしく
自分でそうなりたかったのでもないのに
たぶん もともとは
アメリカか どこかで
風と太陽にほほえんでいたワタの花が
そのうちに
灰でございます という顔で灰になり
無いのでございます という顔で
無くなっているのかしら
私たちとのこんな思い出もいっしょに
自分ではなんにも知らないでいるうちに

ぞうきんよ!



まどさんらしいやさしさがあって好きな詩です。河野進さんの『使命』という詩にはハンカチも出てきます。



『使命』


まっ黒い ぞうきんで
顔はふけない
まっ白い ハンカチで
足はふけない
用途がちがうだけ
使命のとおとさに変わりがない
ハンカチよ 高ぶるな
ぞうきんよ ひがむな



なんとなくぞうきんは江戸っ子で、ハンカチと比べられたら「てやんでぇ」「ちゃんちゃらおかしいや」と言いそうな気がするのは私だけでしょうか?( ̄▽ ̄;)←こんな気分になったので、今は『ちゃんちゃら』(朝井まかて)という植木屋というか庭師の小説を読んでいます。職人気質、たまりませんな!!


ローズガーデンとかオシャレで華やかなお庭もいいですが、枯山水やら苔寺とか、日本人ならではの美意識が集結した庭園は素晴らしい!!京都のお寺で1日ぼ~と庭を眺めて過ごせたら……やはり京都は大人が楽しむ場所だわ(笑)


そうそう「ちゃんちゃらおかしい」の意味についてYahoo!知恵袋に質問がありました。そうだったのか~とタメになりました!!

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1069838840



河野進さんの言葉🐦

最も大切なものは
みな ただ
太陽の光
野や山の緑
雨や川の水
朝夕のあいさつ
神への祈り
そして母の愛




rohengram799 at 20:45|PermalinkComments(7)

2013年02月16日

らくだ雲便りNo.2:あ!う~ん(-_-;)の呼吸

今日もPASMOの残高がオーメン666円になってしまった…カルメン'77円よりはいいけど('~`;)


昨日「イヤな空気を吸っても吐く息は感謝でありたい」というような詩を立ち読みした…なんて書いたので、確認しに仕事帰りに本屋にいきました。立ち読みした本は『ぞうきん』というタイトルで河野進さんという方の詩集でした。しかし…全然書いてあることが違いましたわ(´д`)



どのような苦難を
吸っても
はく息は
希望で
ありますように



えっと…どうして私のアタマでは違う内容になってしまったのか…全くわかりません!思い込みってオソロシイですね。きっとタバコ臭い職場がイヤでたまらないので、毎日文句を言いたくなるけれど、それはイケナイ…と自分の中で自制したんでしょうね。それが変化球になって現れたのでしょう……と思いたい!!(-_-;)


河野さんは1904年和歌山県生まれ、玉島教会名誉牧師。日本キリスト教救癩協会理事。マザー・テレサに協力するおにぎり運動( おにぎり一つ分の献金をと世間に呼びかけお願いした働き)に尽力。1990年召天。


渡辺和子さんの『置かれた場所で咲きなさい』という本の中で河野さんの《ぞうきん》という詩が引用され、たくさんの方に知られるようになったみたいです。私は《花》という作品がいいな~と思いました。



《花》

花は自分の美しさに
気がつかない
自分の良い香りを知らない
どうして 人や虫が喜ぶのかわからない
花は 自然のままに
咲くだけ
香るだけ



そこにいるだけでよろこんでもらえる存在になりたいですね~笑われる確率の方がはるかに高いワタクシですが、そんなことを思いました(((^^;)





rohengram799 at 23:55|PermalinkComments(10)

2013年02月15日

らくだ雲便りNo.1:雨の中のらくだσ(^_^;)?

今日は雨ですね~良かった、仕事じゃなくて…と思う私(((^^;)


『凍りのくじら』を読み終わったこともあり(ちょっとあのラストにはガッカリしました。他の辻村深月さんの作品もあんな感じなのかなぁ~スゴく面白く読んでいたのに)No.的にもキリがよいので、今日からは「らくだ雲便り」にしてみました。こんな雲はないでしょうが、暑い熱い砂漠を荷物を乗せてゆらりゆらりとお口をモゴモゴさせながら進むラクダはちょっと修行僧っぽい!!というアホな連想のもと、ワタクシも少し荷物を背負い、困難な道を歩いてもいいお年頃ではないかと……要するに「そんな気分になった」ということですね。昨年から読みかけの『雨ン中の、らくだ』が目に入ったこともありますが(^^;)))…今日中には読み終わります!!


ラクダって砂漠で生活しているので、体内の水分が減らないようにあらゆる手段を講じているそうですね。気温に応じて体温を変化させることが出来るので、通常は体温調節のために汗をかく必要がない!ただし、体温が40℃を超えると汗をかくそうです。ラクダの平熱って何度だ!?


人間は体内の水分量が減ると血液が濃くなるため血液の循環が悪くなり、体内の12%の水分が無くなると生命の危険にさらされますが、ラクダは体内の水分が30%無くなっても平気なんですと。


あと、呼吸の回数が少ないんだそうです。(呼気と一緒に水分が失われるのを防ぐ効果がある)今日立ち読みしてきたどなたかの詩に(スミマセン!)「イヤな空気を吸っても吐く息は感謝でありたい」という言葉があったような…ラクダの吐く息は砂金なるとロマン(!?)ですが絶対!違いますよね('~`;)また足が長いため、地面からの照り返しが少なく(体温の上昇を防げる)背中に張り出たコブで太陽の光を多少は遮ることが出来る(笑)


昔はラクダの背中にあるコブには水が入っているって言われていましたね~本当はコブの中に詰まっていて、使うとコブは小さくなる。そして忘れてはいけないラクダのモモヒキ(^o^)本当にラクダの毛を使用したモノならお高いんでしょうなぁ(~_~;)



rohengram799 at 18:05|PermalinkComments(12)
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