油団

2014年07月22日

美雲便りNo.23:ニッポンの夏・油団快適(;・∀・)

『蓮の香や一男去ってまた一男』(仁平勝)


日付がかわってしまいましたが、昨日の朝刊にあった一句であります。なんとなくクスッとしてしまいました(*´∀`)♪


日中は思ったよりも過ごしやすく、夜になっても窓から入る風が冷たいくらいです。お布団もヒンヤリかしらん……と思っていたところ『油団』という文字が目につきました。なんでしょう、コレは……寝苦しい夜、汗まみれになってしまった布団のことかしら(-""-;)


読み方は「ゆとん」らしいです。和紙を幾重にも貼り合わせて、その表面に荏胡麻の油を塗ったもので、つるつるとしていて、座ると「ひんやりと涼しい」O(≧∇≦)O むし暑い日本の夏の家屋に最適の敷き物だったらしく、高浜虚子は「柱影映りもぞする油団かな」という俳句を詠んでいました。夏の季語なんですね。あとこんな句もありました。「踏むやそもまたなつかしき油団かな」(上川井梨葉) 


ただ、良質の和紙をたくさん使用しますし、手間のかかる作業なので(完成まで時間がかかる)昔でも高価な商品で、庶民の暮らしに一枚!というよりは名家や料亭などで用いられたことが多かったようです。福井県鯖江市の名産で(メガネだけじゃなかった!)今では同市にある紅屋紅陽堂が油団を作ることができる唯一の店だそうです。


http://www.handmadejapan.com/features_/ft007_01.htm



意外な夏の快適グッズについてちょっと勉強出来たので、寝ることにします~皆さま、おやすみなさいませ(+.+)(-.-)(__)..zzZ





rohengram799 at 00:10コメント(8)トラックバック(0) 
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