深見けん二

2021年09月21日

鹿火雲便りNo.14:十五夜 🎑

今日は十五夜で満月🌕 スーパーではお月見団子がおはぎと一緒にたくさん並んでおりました。 お団子のようなまとめ記事でございます!


◆昼メロの『緋の稜線』の原作漫画を描いていた佐伯かよのさんの訃報……昨晩から『恋恋華』をスキマで読んでおりました。『エリア88』でおなじみのご主人の新谷かおるさんは休筆中ですが、もしかしたら奧さまの病気のこともあったのかなと思いました。
https://area88.jp/top.html


◆恋が愛に変わる時……こんなハーレクイン的な店名があるとは知りませんでした(;´∀`)
http://nagano2shin.com/archives/9955731.html?ref=popular_article&id=8222268-461670


◆ビジュアル「国字」字典
和製漢字、国字と言われるものの代表的な一字は美しさを身につけるの「躾」でしょうか? 他にもこんな美しい漢字が✨となりました。欲しい……!
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000250.000009728.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D


◆コスモスの季節
「コスモス街道 」は長野以外にもあるようですね。狩人の歌を聞きたくなります。
https://youtu.be/_GWZ_IXY7t0

コスモスにも「ベルサイユ」!
https://www.sakataseed.co.jp/product/search/code02cos.html


◆埴輪
水鳥の埴輪なんですが……おまるっぽくないですか?
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/418314


◆北野勇作さんの『100文字ねこ』
https://note.com/yuusakukitano/n/n72b855be37f2


◆月よりの風が涼しく届きけり 深見けん二
深見先生のことを知ったのは『ふらんす堂編集日記』(ブログ)を読むようになってから。

白寿のお祝い
http://furansudo.com/archives/19760

お別れ(9/20)
https://fragie.exblog.jp/


いろんな俳人、歌人を知ることが出来て嬉しい反面、別れもあり……やはりかなしくさみしい気持ちになる。





ではでは皆さま、おだやかな1日でありますようにヾ(´ー`)ノ




rohengram799 at 10:40コメント(4) 

2021年09月19日

鹿火雲便りNo.13:虹の向こう側 さよならの向こう側

今日はいいお天気 ☀️ しかし、正やんと「風」で活動していた大久保くんと俳人の深見けん二先生の訃報が続いてかなしい……。深見先生は99歳。世間で言えば大往生なのかもしれないけれど。それぞれの作品は残るので、まだまだ大切にしていきたいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ae63f079b6f9a63349e9293295edacbb8eb1a9b

https://news.yahoo.co.jp/articles/a9b420ee5f879a96fd07c703c91062a790efc1f0


*****


この漫画を読んで、今の合唱曲ってハイカラなのね!と思いました。私たちの時代、合唱コンクールは『翼を下さい』とか『風』とか『モルダウ』だった(; ̄ー ̄A

https://www.pixiv.net/artworks/87143085


合唱曲『虹』 初めて聞きました。指揮者の動きに注目してしまった(笑)

https://youtu.be/p58KxaSwKCE


「虹」の短歌で気にいったものをご紹介。晶子はやはり情熱的ですね。


傷ついた眼鏡をはずし仰ぎたり青空の傷、すなわち虹を 服部真里子(*)


わが恋は虹にもまして美しきいなづまとこそ似むと願ひぬ 与謝野晶子


きみと居て恋人と呼ぶこともなく うつくしい雨 うつくしい虹 早坂類




(*)https://books.bunshun.jp/articles/-/4503



rohengram799 at 10:00コメント(2) 

2019年01月20日

萌月雲便りNo.20:梅と光

「老いてなほ小さき立志梅白し」   


深見けん二さんの句集『日月』から。朝日に向かって自分にとっての特別な日に誓いを立てているようなこの句が好きです~清々しいというか、頑張ろうという気持ちになれる。


水仙が咲き始めたとか花粉情報などがニュースで流れたり、日没時間が遅くなるのを感じると、だんだん春に向かっていくなぁ、と。大晦日までは冬まっしぐら!な気分ですが、年が明けてセンター試験が過ぎて節分、バレンタインなど浮かれた話題が多くなると、一足お先に「春🌸 」なアタマになってしまいます。



今年の歌会始のお題は「光」でしたね。一般からの作品(詠進歌というらしい)で選ばれた山梨県・82歳の石原義澄さん(石原良純と同じ読み方なのかしら)の歌は農業に携わる人の歌で、勝沼のぶどう畑を思い出しました。

「剪定の済みし葡萄の棚ごとに樹液光りて春めぐり来ぬ」


召人控の栗木京子さんの歌もよかった。

「言葉には羽あり羽の根元には光のありと思もひつつ語る」



選者のひとりの永田和宏さんの歌に詠まれた「ひと」はやはり亡くなった奥さまの河野裕子さんなんでしょうねぇ………2010年にご夫婦で選者でした。その時に河野さんが詠まれた歌。


「白梅に光さし添ひすぎゆきし歳月の中にも咲ける白梅」


こちらが今年の永田さんの歌。

「白梅にさし添ふ光を詠みし人われのひと世を領してぞひとは」



ずっと奥さまは永田さんの心を占領しているのでしょう。それが悲しみであったとしても、なんといとおしいものなのか。相聞歌といってよいのではないでしょうか。


体調が一向に回復に向かわない状況(むしろ悪化していたのでは)で、選者となった裕子さんには辞退すべきだったのでは、の意見もあったようですが、歌の世界に詳しくない私などはこういう機会がなければ知らないままの方々がたくさんいらっしゃるし、いろんなことを考える機会にもなったので有り難く思っています。


皇族の皆さまのお歌は正直、う~ん、わからない😖のもありましたけど、日本語の美しさやそれを表す手段としてこの技法がずっと残ることを願っています。


rohengram799 at 09:26コメント(0) 

2019年01月02日

萌月雲便りNo.3:竜の玉

『老いゆくは新しき日々竜の玉』 (深見けん二)


竜の玉、と聞くとドラゴン🐲ボール的なアレを思い浮かべてしまいますが、これは植物の実でした。俳句では冬の季語になります。


【竜の玉】

https://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/b63bc48131926e8914c73d8e3b38db79



子どもの毎日も大人の毎日も老人の毎日も、昨日と違う新しい1日には違いないのですよね。美しい実を結べるように、栄養を蓄えたいものです。もちろん、身体ではなく(これ以上のぷるぷるお肉は要りません!)心に……ですよ!



「ぷるぷる」ではなく「ブルブル」という鳥がいました。植物の名前も面白いけれど、鳥の名前も面白い🐦


http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1370152/1385700/68866393





rohengram799 at 00:03コメント(4) 

2016年04月15日

暮雲便りNo.16:つながっているのだ!

今日は『世直し小町りんりん』(西條奈加)を読んでいます。長唄の師匠であるお蝶は三味線の腕前と美声で気性も粋な弁天との評判。お蝶の兄嫁の沙十(さと)はたおやかな色白美人で観音のたたずまいですが、薙刀を持たせたら……!の意外な人物。仲のよいふたりにシスコン気味の兄上、他の登場人物もクセモノっぽくて……起承転結でいえば「転」にさしかかったところで、この先が気になります。



読売新聞を購読中の我が家(ダンナが巨人ファンなので)、スポーツ面にほとんど関心がない私の楽しみは書籍関連広告に人生相談や読者の投稿欄、内長谷川櫂さんによる「四季」(俳句や短歌の紹介)に「こどもの詩」など。


この前は『深見けん二俳句集成』からこの句が載っていました。

『そら豆の花のおしやべり昼深く』


初夏になりかけの昼下がりの不思議な時間。皆さまがそら豆の花から連想するおしゃべりはどんな内容でしょう? 深見さんの句集を発行されている出版社の方のブログに、書店員さんから在庫確認があって、その時に「深見けん“ツー”」さんと言われた……というような記事がありました。なぜあえてそんな読み方をしたのか……この書店員さんも本屋大賞に関わっているのかしら?といろいろ考えてう~ん( ̄~ ̄;)となってしまいました。



「こどもの詩」は私が読みはじめてから何人か選者がかわっていて、この人が選ぶのは私のシュミにはあわないなぁ…というのが続いたのですが(私の感性がズレているのでしょう…(´;ω;`))今日の詩は、久々にキター!でした。


『なっとうはのびる』
(根岸花帆さん・小2の詩)

なっとうはのびる
なぜのびる?
なぜかというと
つながっているなっとうは
かぞくだから
あいのいとで
つながっているのだ!



最後のダメ押しのような力強い「のだ!」に、おやぢは元気が出ました。納豆を食べよう!キャンペーンとかあったら採用間違いなしな気がします(笑) 田中角栄氏が今ちょっとしたブームになっていますが、あのダミ声の持つ力にパワーをみんな求めているのかな、と思っています。ダミ声にはいろんなしがらみがネバネバついて大変ですが(; ̄ー ̄A


私も落ち込んだ時には、何の根拠もなく、ただ「大丈夫、大丈夫」と繰り返していたことがあります。それだけでも気持ちが落ち着いてきた経験があるので、力強く言い切るって大事なのかも(^o^;)



こどもの持つ力、言葉の持つ力、大地の恵みが持つ力、そして人が持つ誰かをいたわり、つながり、ともに生きていこうとする力……大切にしたいと思いました。





rohengram799 at 14:00コメント(4) 
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