火災予防

2013年11月14日

わた雲便りNo.14:ともしび

空気が乾燥してきましたね。火災予防のポスターでしょうか~『火をつけたら はなれない 見守って』という標語がありました。鍋やフライパンを焦がした経験のあるワタクシ、肝に命じなくてはいけないのにおやぢモードに着火してしまい「アナタがちょっかい出したから恋心が目覚めちゃったじゃない!責任とってよ!」という「ハートに火をつけて」ストーリーを脳内に……延焼しないように気をつけます!


「火の用心」といいますど、子どもがライターをイタズラして…というニュースをきかなくなった気がしますが、二段階で着火しにくくなったライターのおかげなんでしょうか?高齢者のひとり暮らしも火の元が気になりますね。IHはどうかしらと思っても、今まで使っていたものから新しいモノにはなかなか慣れないし……私も多分慣れない気がする(~_~;)


過ぎてしまいましたが、11日は『介護の日』でしたね。昨日の朝刊の家庭欄に《認知症6年 素直で元気な母》という投稿がありました。以前は「自分の分まで食べなさい」と言っていた母が好きなものが出ると「これ、一人で食べられるよ」と本当に一人で食べてしまう。ある時は一緒にケーキを食べようとお茶の支度をしていたら、先に一人で食べてしまい「お腹いっぱい、とってもシアワセ(*^^*)」という顔をしていたとか……今月中に米寿を迎えるので、丸い大きな誕生日ケーキで祝いましょう、と書かれていました。


今まで家族優先で自分のことは後回しだったお母さんなんでしょうね。介護をするほどでなくでも、歳をとった親と接するのは正直、気をつかいます。同居している人、ましてや義理の関係だったら…もう毎日「ワガママなんだから」「子どもじゃないんだから!」とイライラしてしまいそう……症状の程度にもよるのでしょうが、その時にこのくらい余裕というか、ゆとりをもって介護ができたら……(´-ω-`)


医師で作家の帚木蓬生さんが以前インタビュー記事でこんな話をされていました。


終末期医療も同様です。亡くなる間際に点滴などの濃厚な治療をする必要があるのでしょうか。『アフリカの瞳』を書いた時は、アフリカには寝たきりの老人がいないというのを知りました。彼の地では、弱った老人のもとへ食事を持っていくことで自分が食べられなくなったら終わりです。私はそれも一つの医療の限界だと思います。


今、帚木さんの『インターセックス』という‘第三の性’を扱った本を読んでいますが、小さい頃から医学生や病院関係者の目に晒されての診察とか…妊娠時の検診だってイヤだったのに……今後の治療のためとはいえ、配慮が足りなさすぎる!ひどい!とか、いろいろやるせない思いで読み進めています。医療の進歩は必要だけれど、心は置き去りにしてほしくないと思いました。どんな結末が待っているのかしら(゜゜)


夜になり、シンシンと冷えてきました。あたたかくしてお過ごし下さいませ。





rohengram799 at 20:15コメント(8) 
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