煌夜祭

2018年12月22日

竜潜雲便りNo.27:運盛り~冬至の七種

『冬至とて男にやどる力かな』


この句は「松瀬青々」という大阪生まれの俳人のもの。まつせせいせい……老松ではなくいつまでも若松で、みたいな気持ちでつけたんでしょうか? 本名は弥三郎さんです。(1869~1937・ 正岡子規に師事・大阪朝日新聞社で「朝日俳壇」を担当)




冬至にカボチャを食べるように「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめると言われているそうです。


「なんきんーかぼちゃ」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」が冬至の七種(ななくさ)。「ん」のつくものを「運盛り」といい、縁起をかついでいたとか。かんてん……一時期ブームになりましたね(笑)




冬至を扱った本では『煌夜祭』(多崎 礼)が面白かったです。私が読んだのは中公文庫。表紙がとってもキレイ✨


【魔物が歩き回り、人を食うという冬至の夜――漂泊の語り部たちが、十八の諸島を巡って集めた物語を、夜を徹して披露する煌夜祭が開かれる。そして今年も冬至の夜が訪れ、廃墟となった島主屋敷跡で、二人だけの煌夜祭が幕を開けた。】


https://300books.net/koyasai/




rohengram799 at 08:57コメント(4) 
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