牡丹

2022年05月27日

写月雲便りNo.18:牡丹 と 雨 と 風

「国色天香(こくしょくてんこう)」という 牡丹の別名があります。また、非常に美しい人の形容にも使われるとか。「国色」は国中で第一の美しい色。また、国一番の美人。「天香」は天のものかと思うばかりの妙たえなる香り。すばらしい香りの意。「天香国色(てんこうこくしょく)」ともいうそうな。

なんで牡丹の話かと言いますと、牡丹の花色って赤系と白い花のイメージだったのに黄色い花があると知ったので。フワフワした黄色い花びら♪ こちらには歴史なども書かれています。
https://www.yuushien.com/botan-flower/

花色も名称も思ったよりたくさんありました。牡丹なのに「椿」や「桜」って混乱する🌀😱 昼ドラにあった♪牡丹と薔薇はどちらが綺麗〜 を思い出したりして(笑)

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週刊現代(5/28号)の新聞広告見出しに

梅霖(ばいりん) 銀竹(ぎんちく) 天泣(てんきゅう) 並雲(なみくも) 彩雲(さいうん) 「雨と雲」の美しい言葉

とありました。「並雲」って美しい……のか?

「魄飛雨」(なんて読むんだ?)という雨の名前があり、 これは秋口に降るにわか雨で、祖霊をはこんでくると信じられているそうです。

「魂飛魄散(こんひはくさん) 」という四字熟語もあり、意味は激しく驚き、恐れること。 「魂」は死後天に昇る魂。 「魄」は死後地上にとどまる魂。 魂が飛んでいって心が空になるほどに驚くこと。 「魂飛び魄散す」とも読み「魂銷魄散(こんしょうはくさん)」「 魂飛胆裂(こんひたんれつ)」とも。なんかスゴい字面……胆裂とか熊を解体しているのかと Σヽ(゚∀゚;)

「猫毛雨(ねこんけあめ)」という雨の名前もありました。佐賀県唐津市では小雨のこと、宮崎県日向では霧雨のことを言うそうです。こまかな雨を猫のやわらかな毛にたとえたものだそうで……。九州で猫というと、どうしても鍋島潘の化け猫騒動が浮かびますわ💦
https://rekijin.com/?p=15112

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風も時期によりいろんな表現がありますが、渕上毛銭の『無門』の冒頭にある「風は、 きらひといふものが ないのだらう。/ 道も 持つてゐないくせに、 何処へでも行き、 なんにでも触れて。」は、プレイボーイの風来坊? (;´∀`)

https://kazahanamirai.com/fuchigamimosen-mumon.html

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今日は朝から雨☔ 皆さま、どうぞお身体に気をつけて楽しい週末をお過ごし下さいませ。次の更新は月曜日の予定です♪(o・ω・)ノ))



rohengram799 at 08:30コメント(9) 

2021年07月04日

細蟹雲便りNo.4:花の終わり

前の記事タイトルに使った「紫陽花はしがみつく」……誰が言ったのかは知りませんが!花の散り際を表す言葉として紫陽花のかも場合、しがみつくになったようですけど花びらが散らない、そのうち形のまま枯れていく様子をそう感じたのでしょうか?


桜は「散る」
梅は「こぼれる」
椿は「落ちる」
菊は「舞う」
朝顔は「しぼむ」
牡丹は「崩れる」


私は牡丹の崩れる、という表現が妖しくて一番好きです……うふふ(〃艸〃)



画像がまだ表示されなかった『ここは今から倫理です』6巻はコチラ。

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/yjsearch/431200/A002626245/?utm_source=special_search&utm_medium=dd&utm_campaign=titledd&utm_content=newdd9_newbook_title


最新話では、高柳先生がが自分のことを好きだと思い込んでいる女子学生が出てきて、大城な事件とかにはならなかったけど、こういう思い込みタイプってコワいなぁ、と思いました。



rohengram799 at 09:45コメント(4) 

2019年12月03日

黄冬雲便りNo.2:菊と牡丹

幸田露伴の『菊 食物としての』(*)を読んだ時に


花で味のよいものは何と云つても牡丹であるが、これは力よく之を得るに及びやすい訳にゆかぬ。ゆふ菅すげの花も微甘でもあり、微気の愛すべきものがあつて宜いが、併しかし要するに山人のかすけき野饌である。甘菊の大なるものは実に嬉しいものである。



という文章があって、牡丹を食べる!? … 作家の藍川京先生にブログコメントで質問したら(先生のブログは植物の写真がたくさん。月下美人やカタクリを食べるのもコチラで知ったので)「イノシシ肉のぼたん鍋🐗かもしれない」的なお返事をいただきました(笑)


私のコメント(前半は台風被害の話で略)……幸田露伴の随筆でしたか、食用菊について書かれていた中に、牡丹も甘くて美味しい、とありましたが、先生は食した経験はありますか? 煮て食べるようですが…。


先生のお返事コメント(о´∀`о)

台風、大雨の被害による農家の方達の哀しみはいかほどかと心が痛いです。
苦労して愛情を込めて育てたものが、一瞬にして台無しになってしまうのですから。
国からの手厚い援助があればと思っています。
多くのボランティアが現地に入っているようで、手を合わせたくなります。

食用菊、特に紫の「もってのほか」は大好物ですが、「牡丹も甘くて美味しい」とあり、私は食用は知りません。おせんべいなどに花びらを入れることはあるようですが。
甘くておいしく、煮て食べると書いてあり、もしかしたら牡丹は牡丹でも猪の肉のことではないかと(笑)。
それなら煮て食べますし、美味しいので。
京都で有名なぼたん鍋のお店で、美味しい牡丹(猪)を戴いたことを思い出しましたが、さて、幸田露伴が書いたものはどちらでしょうね(笑)。




検索しても花びらで包んだ手まり寿司みたいなものしか見つからず……花びらを酢の物みたいにして食べたのか、天ぷらにしたのか? 最初に食べようと思った人は食べたらたら艶やかな美女に変身すると思ったのかなぁ……漢方薬の記事の中に食べ方は書いてありました(**)



ユウスゲは食レポ記事を発見!! (***)
興味深いです〜慌ただしい師走でありますが、お暇な時にでもお読み下さいませ。




https://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/3538_47839.html

**
https://www.kampo-sodan.com/column/entry-2307

***
https://daisensando.hatenablog.com/entry/20150712/1436660449


rohengram799 at 09:45コメント(4) 
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