甲賀三郎
2021年09月30日
鹿火雲便りNo.19:出ておいで
今は『蟇屋敷の殺人』という本を読んでいます。
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309415338/
18782(イヤなヤツ) + 18782 = 37564(ミナゴロシ) というのを見たせいか、ブキミちゃん系に関心が向いてしまう(; ̄ー ̄A
今日で9月も終わりですね。今月もお付き合いいただき、ありがとうございました。最後に杉山平一さんの『希望』という詩集から「出ておいで」という詩を紹介したいと思います。
出ておいで 杉山平一
カメラを向けると
口を閉じて
髪に手をやり
とり澄まし
心を文字にしようとすると
飾ったり誇張したりする
本当の顔よ心よ
恥ずかしがらずに
出ておいで
来月もよろしければまたご訪問下さいませ ヾ(´ー`)ノ
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309415338/
18782(イヤなヤツ) + 18782 = 37564(ミナゴロシ) というのを見たせいか、ブキミちゃん系に関心が向いてしまう(; ̄ー ̄A
今日で9月も終わりですね。今月もお付き合いいただき、ありがとうございました。最後に杉山平一さんの『希望』という詩集から「出ておいで」という詩を紹介したいと思います。
出ておいで 杉山平一
カメラを向けると
口を閉じて
髪に手をやり
とり澄まし
心を文字にしようとすると
飾ったり誇張したりする
本当の顔よ心よ
恥ずかしがらずに
出ておいで
来月もよろしければまたご訪問下さいませ ヾ(´ー`)ノ
rohengram799 at 23:10|Permalink│Comments(0)
2017年07月01日
蘭月雲便りNo.1:くもゆき
7月になりました。むし暑いです~!
青空文庫で甲賀三郎の『蜘蛛』を読みました。 もちろん短編です(笑) 急に大学を辞めて、専門外の蜘蛛の研究を始めた辻川博士。しかし、不注意から毒蜘蛛に咬まれて死亡。辻川の研究室の始末を任された私(大学の助手)は、辻川の秘密の日記を発見。そこには、辻川の友人である潮見博士が、研究室の階段から転落死した事件の真相が……な話です。
完全犯罪、と言えるんでしょう。文中「眼だ眼だ。おそろしい蜘蛛の眼だ」とあり、蜘蛛の眼なんて意識したこともないわ……と思いましたが、ちょっとホラーな気分に浸れます!
クモはクモでも、今月のワタクシは7月の異名「蘭月(らんげつ)」を冠して「蘭月雲便り」にしてみました。「蘭月蜘蛛」だと妖しい、蜘蛛女って感じがしないでもない(◎-◎;)
卓球の福原愛ちゃんが秋に出産予定とか。あの愛ちゃんが結婚してお母さん!と親戚のおばちゃんの気分です(笑) 女の子ではないかと言われていましたが、男の子もかわいいよ!な池井昌樹さんの詩がありました。コレはおとーさん、たまりませんな~ハイハイする息子、きっとヨダレだらだらの満面の笑みに違いないと思うのだけれど。ウチの子どもたちにもこんな時代がありました。懐かしい(*´ω`*)
『息子』
真昼の襖のむこうから
むすこはきっとぼくをめがけて這ってくるのである
くりかえしくりかえし這ってくるのである
わらいながら抱きとめようとする妻の腕(かいな)を振り切って
真昼の襖のむこうから
ぼくのなにかをめがけていっしんに這ってこようとするのである
むかしながらのおおなみみたいに
なんどでもなんどでも打ち寄せようとするのである
それでは皆さま、相変わらずのワタクシですが、今月もどうぞよろしくお願いいたします。
青空文庫で甲賀三郎の『蜘蛛』を読みました。 もちろん短編です(笑) 急に大学を辞めて、専門外の蜘蛛の研究を始めた辻川博士。しかし、不注意から毒蜘蛛に咬まれて死亡。辻川の研究室の始末を任された私(大学の助手)は、辻川の秘密の日記を発見。そこには、辻川の友人である潮見博士が、研究室の階段から転落死した事件の真相が……な話です。
完全犯罪、と言えるんでしょう。文中「眼だ眼だ。おそろしい蜘蛛の眼だ」とあり、蜘蛛の眼なんて意識したこともないわ……と思いましたが、ちょっとホラーな気分に浸れます!
クモはクモでも、今月のワタクシは7月の異名「蘭月(らんげつ)」を冠して「蘭月雲便り」にしてみました。「蘭月蜘蛛」だと妖しい、蜘蛛女って感じがしないでもない(◎-◎;)
卓球の福原愛ちゃんが秋に出産予定とか。あの愛ちゃんが結婚してお母さん!と親戚のおばちゃんの気分です(笑) 女の子ではないかと言われていましたが、男の子もかわいいよ!な池井昌樹さんの詩がありました。コレはおとーさん、たまりませんな~ハイハイする息子、きっとヨダレだらだらの満面の笑みに違いないと思うのだけれど。ウチの子どもたちにもこんな時代がありました。懐かしい(*´ω`*)
『息子』
真昼の襖のむこうから
むすこはきっとぼくをめがけて這ってくるのである
くりかえしくりかえし這ってくるのである
わらいながら抱きとめようとする妻の腕(かいな)を振り切って
真昼の襖のむこうから
ぼくのなにかをめがけていっしんに這ってこようとするのである
むかしながらのおおなみみたいに
なんどでもなんどでも打ち寄せようとするのである
それでは皆さま、相変わらずのワタクシですが、今月もどうぞよろしくお願いいたします。
rohengram799 at 19:45|Permalink│Comments(8)