白雪姫

2015年12月02日

色雲便りNo.1:いろいろ師走

12月になりました~ウチにいくつかあるカレンダーの1つは函館のどこかの(笑)クリスマスツリーの写真です。今日は冷えるし、冬の函館かぁ…温泉でゆっくりしたい!と思っていたらテレビで湯の川温泉にマッタリつかるおサルさんたちの映像が流れた~!うらやましい~!



昨日は喜多南さんの『絵本作家・百灯瀬七姫のおとぎ事件ノート』という長いタイトルの文庫書き下ろしを読みました。絵本作家で童話マニアの不思議少女と彼女に振り回される真面目なクラス委員の少年。アニメ向けだな~という内容ですが、知らない童話の世界を絡めた青春ミステリーはおもしろかったです。あ、名前は「ももとせ・ななひめ」と読みます。長い名字にハデな名前、イマドキかしら(´・ω・`)?


最初は白雪姫をモチーフにした話だったのですが、グリム童話初版では王子さまのkissではなく王子の家来に背中を蹴られて毒リンゴを吐き出すという……ちっともメルヘンではないですね(-o-;) 他に『ヘンゼルとグレーテル』『雪の女王』『シンデレラ』『狼と少年』『眠れる森の美女』『幸福な王子』が出てきます。


シンデレラの男バージョンとしてロシア民話『魔法の馬』が紹介されていました。絵本でもあるんですね。馬の絵本は『スーホの白い馬』しか見たことがないかも。目から火花をちらし、鼻から煙をふきあげている。人間の言葉を話すという不思議というかスゴい馬です。高い塔の窓辺にいる姫のもとへ馬で駆け上がり指輪を指から抜いた者が姫と結婚できるという条件をクリアした三人兄弟の親孝行な末息子が逆玉にのりました!的なハッピーエンドらしいです(; ̄ー ̄A



リンゴといえば、以前書いた新人さんが昨日休みなのに、職場にリンゴをもって現れました。「オスカーさんとはしばらく会わないから早いうちにと思って」と言われましたが、土曜日に仕事一緒ですよ~リンゴはそんなにすぐ傷まないはずだけど……すぐ届けたい!ところが不思議系オバサマなのかしら? 有り難く頂いてきました。リンゴの赤は可愛らしい(´∇`) そういえば愛媛発の日向夏×アンコール(キングと地中海マンダリンの交雑種)から出来た「姫の月」というミカン?があるそうですね。あと宮崎の完熟キンカン「たまたま」……もしいただく機会があればですが、誰からもらうかで受け取る時の反応が違ってきそうです(≧▽≦)
 



今月は寒くて慌ただしいけれど、カラフルな色に囲まれて元気に過ごしたいと思い「色雲便り」にしてみました。「いろくも」さんという名字は奈良県に数軒いらっしゃるようです。



ではでは…今月もどうぞよろしくお願いいたします。皆さま、お身体に気をつけて下さいませ。




◆『絵本作家・百灯瀬七姫のおとぎ事件ノート』カバー公開!
http://blog.konorano.jp/archives/51976663.html





rohengram799 at 15:02コメント(14) 

2015年05月07日

碧雲便りNo.7:Some Day My Prince Will Come

昨日の朝、『マッサン』の総集編を少しだけ見ました。朝ドラはもうずーっと見ていなかったのでなんか新鮮……戦地に向かうおにいさんを蛍の光を歌ってお別れした場面が印象的でした。スコットランドでは旧友との再会を喜ぶ歌なんですよね。おにいさんとの再会が叶わなかったのですね……ρ(・・、)


そして、仕事帰り~最寄り駅で写真サークルの作品展示があり、そこに《呑んべえ羅漢》さんがいました!! お酒の話題が続いてたので羅漢さんが会いに来てくれたのかしら←(゜゜;)\(--;) 検索してみるといろんな酒呑み羅漢さんがいてビックリしましたわ。


今日は仕事は休み、読みかけだった『ここは退屈迎えに来て』という短編集の読書再開です(((^^;) 著者の山内マリコさんは「1980年富山県生まれ。バブル崩壊後の地方都市で、外国映画をレンタルしつづける十代を送る。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞するも、本を出せない不遇の時代がつづき、みんなに心配される。本作がやっとやっとのデビュー作!」と紹介されていましたが、内容はご本人の体験に基づいているのかな?という感じ。

主人公はすべて女性で、年齢は高校生から30歳までと幅広い。共通しているのはみんな「ここは退屈」と口には出さずとも思っている(無意識もあるかも)こと。都会から田舎に戻ってきて、故郷に愛着もあるしそれなりに居心地もいいけれどやっぱり「迎えに来て」と思う……特定の誰かというより見知らぬ誰か、これから出逢う運命の人!という乙女チックな雰囲気もあるかな? だからタイトルを「いつか王子様が」にしてみました(^◇^) ディズニーアニメ『白雪姫』の挿入歌ですね。今は『シンデレラ』実写映画が公開中ですが、ダンナさんが「意地悪なオネエサンって3人いなかった?」というので2人のはずだけど……『リア王』の三姉妹と勘違いしている? でももしかして私の記憶違いかも…と検索しちゃいましたよ(^o^;) ディズニー映画では姉は2人で、名前はドリゼラとアナスタシアでした。


話をもどしますが、全部で8つある物語の2話目「やがて哀しき女の子」ではかつてのアイドルが田舎に帰ってきて、「ウェディング・サポート・サロン“結婚しま専科”」に行く場面があります。このサロンでは女性会員の年代別にいくつかランクを設けていて、最高ランクはフローランスといって年齢が28歳まで……かつてのアイドル・あかねは28歳、いくら美人でスタイルがよくても29~36歳はトリプルエー(AAA)と牛肉のランクみたいにされてしまう…そして36歳以降は10歳刻みでレディ・大和撫子・良妻賢母になるそうだ……なんだかんだいっても基準は年齢なのか? 若いのがいいのか? 労働力として長く使えるからか?とか思ってしまう~!! でも男性も同じようにランク付けされているのかしら?

この本の感想など読んでいると《ファスト風土》という言葉がよく出てきます。三浦展(みうらあつし・1958年生まれ。ライター。郊外文化研究者)という人の造語で「地方社会において固有の地域性が消滅し、大型ショッピングセンター、コンビニ、ファミレス、ファストフード店、レンタルビデオ店、カラオケボックス、パチンコ店などが建ち並ぶ風景が全国一律となったことをさす」そうです。ウマイこと名付けたものだと思いますね~! 本の舞台も「地方都市」で具体的に何県なのかを推測するような個別性は見つからず……ユニクロやらブックオフとかゲーセンとか出てくるし……東京や大阪で生活していたという記述があるので、まぁその近県かな?とは思いますが、離島という言葉もあったので淡路島から大阪へ出てきた子かな?と想像したり……。渋谷でまだまだ迷子になっちゃうような子が田舎には帰らないという気持ちもわかるし、物語によく登場する「椎名君」が「リア充」代表みたいになっている感じがしました。そして田舎では車がないと本当に不便だ!な話も( ̄0 ̄;)

人間関係はちょっとうっとおしいかもしれないけれど、慣れてしまえばすっかり地元民に戻っていたりして……私なんかも田舎から東京に出て、もしまた戻ってきていたら……と自分の体験と重ね合わせたり、妄想少女が結構出てきたのも共感ポイントが増えましたね。それぞれの年代の出来事を思い出してウンウンしたり(笑)


小さい頃、本当の親は別にいてもっとお金持ちで優しくていつか迎えにきてくれるはず!!と叱られたりしたらアホなことを思いましたが……今も時々、もしかしたらここにいる自分は本当の自分ではなくて、違う世界に連れていってくれる誰かが現れるかもしれない~(≧∇≦)なんて考えることもあるワタクシ!! 皆さまの「退屈しのぎ」にこのブログが少しでも役に立てば嬉しいです。


wonderfulでbeautifulな1日になりますように(o^ O^)シ彡☆






rohengram799 at 08:18コメント(14) 
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