眞鍋呉夫

2012年06月09日

あかね雲便りNo.48:愛しあってるか~い(^з^)-☆

たしか今日は語呂合わせで『ロックの日』だったような~木曜日の夜からどうも身体がだるくて仕方ないわ(;_;)と思っていましたが、関東も梅雨入りしたみたいで…毎日しとしと雨が降った方がかえって落ち着くのでしょうか?今日はレインコートではなくマントをひるがえすチャリンコの人を見ました(^^;)))


音楽のロックはイマイチわからない私、好きな短歌やら俳句を6句あげてみようかしら、とロクでもない発想をしていたら、眞鍋呉夫さんという俳人で作家の方の訃報記事が…。


『めくり食ふ千枚漬とかなしみと』


戦争を体験した方の「かなしみ」を、ちょっとしたことでも愚痴ってしまう自分がそう簡単にわかるわけもなく……。一枚食べるごとに辛い記憶を咀嚼しているのでしょうか?


作家の檀一雄さんとの交流も深く、兄弟のような関係がずっと続いたそうです。こんな二人の友情について、眞鍋さんは芭蕉の『嵯峨日記』に出てくる「さびしさをあるじなるべし」という言葉を引いて、こう説明したとか。


「人間のさびしさはそれぞれ違っていて、まったく同じさびしさを持っている人はいません。そして、自分がさびしさの固まりだと自覚した人から他者への思いやりが生まれる。その思いやりによって成立するのが恋愛であり友情であり、師弟の関係です」


雪女をテーマにした作品もたくさんあるみたいですが、いろんな方の記事を読むと、恋い焦がれてやまない理想の女性みたいですね。


『口紅のあるかなきかに雪女』


『雪女溶けて光の蜜となり』


『花よりもくれなゐうすき乳暈かな』(はなよりも くれないうすき ちがさかな)(句集『雪女』より)


艶っぽいだけでなく、女性に対しての畏敬の念さえ感じてしまうこの一句、いいなぁ…緋色の襦袢(白い着物でも良いのですが)をはらり…と脱いだ色白の女性をこっそり見てみたい気分になるおやぢなワタクシでした!!




rohengram799 at 12:47コメント(15) 
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