石上露子

2012年07月23日

あかね雲便りNo.100:カモ~ン!ごりょうさん(^3^)/

ツヨちゃんが27時間テレビで100キロマラソン~いやぁ、そんなことしなくていいのに~と思っていたワタクシ、無事完走できたと知り、はぁ、良かった~です。が、長い時間テレビ放送する意味はやっぱりワカラナイ('~`;)

昨日から山崎豊子さんの『花紋』を読んでいます。とあるお屋敷で手伝いとして働いていたことがある主人公。いきなり「旦那様お葬式」が…。ここには御寮人様と女中しかいないのでは?主人公はこの屋敷を出てから月日が流れ、御寮人様が亡くなられたとの手紙をもらう。御寮人様は世間で素晴らしい歌人といわれ、若くして亡くなったはずの「御室みやじ」だった……。老婆の昔語りで「御寮人さま」の一生がわかるのですが、まだまだその面白い部分までたどり着いていません。


ところでドラマなんかでも「ごりょうさん」「ごりょんさん」という言葉を耳にしますが、はっきりした意味がわからず~曖昧だったのでちょっと調べてみました。「御寮」は本来、貴人や貴人の子女を敬って言う語で「御寮(料)人」は中世以降用いられましたが、近世には貴人の娘や妻に対して用いられるようになったそうです。そう言えば信玄さんの側室で諏訪御料人とかいたっけ…と思う私。近世以降には中流の町人の間でも使われるようになって、大阪中心に西日本の店(たな、商家)では“若奥さん”のことをいうようになったと…ふむふむ!!

「若奥さん」がいるからには「大奥さま」もいらっしゃるハズ…でこちらは「おえさん」というらしい。大阪言葉の「お家(いえ)さん」の転訛したものとか。大店(おおだな)を守り続けた後、息子に譲り渡した母親のこと。しかし!!江戸城の「大奥」のお局様のように頑固者で伝統を重んじるグレートマザーが実権を握っていることが考えられますな!そして嫁姑バトルが……( ̄▽ ̄;)

私、『細雪』とかも読んだことがないのですが、こちらも舞台は大阪で商人の話ですか? 木曜日から本屋のポイント10倍セールが始まるので、いろいろ物色中です。

さてさて……あかね雲便りに記事を変更してから今回めでたく100号、通し番号は間違っていないと思うのですが(笑)読んで下さる皆さま、コメントを下さる皆さま、ちょっとでも興味を持って下さった皆さま、ありがとうございます。またゆるゆると毎日更新していきたいと思います。よろしくお願いいたしますm(__)m


追記∶2022/11/20
『花紋』の「御寮人さま」のモデルは作家・歌人の石上露子とのこと。 
https://creators.yahoo.co.jp/okukawachiinfo/0100250421


rohengram799 at 14:56コメント(17) 
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