竹内浩三
2024年02月09日
早梅雲便りNo.9∶口業
おはようございます🐥
朝起きてすぐ目がカユい……😭😭😭
🌱
キボリノコンノさんのホームページ🌳
木なのに木じゃない! たい焼きも美味しそう!😆😆😆
https://kibori-no-konno.jimdofree.com/
🌱
多分書き残しておかないと忘れてしまう言葉なのでφ(..)メモメモ!
【陋巷 ロウコウ】
むさくるしく見苦しい町。狭くきたない町。狭い小路。また、俗世間。
【殷賑 インシン】
「殷」はさかん、「賑」はにぎやかの意。
非常ににぎやかで活気に満ちていること。また、そのさま。
メインはコチラ🥸🥸🥸
【口業 クゴウ 】
仏語。身、口、意の三業の一つ。口、すなわちことばによって行なう善悪の行為。語業(ごごう)。
これは竹内浩三が書いた散文?のタイトルでした。最初、意味がわからず「口がうまい人」「口が達者な人」かと思っていたおバカさんは私です😱
https://www.aozora.gr.jp/cards/001675/files/54785_54767.html
修利修利 摩訶修利 修修利 娑婆訶
⇧
最初に出てきたのは、いろいろ検索していくと「浄口業真言」というものらしいです。
「シュリシュリマリマカシュリシュシュリソワカ」と読むのだと思われます。
https://twitter.com/yuki7979seoul/status/1103820761351913472
もっと詳しいことがわかる方がいらしたらぜひこの作品の読取り方を教えていただきたいです🙇🙇🙇
⇧
noteでいろいろ教えていただきました! 有り難い🙏
https://note.com/during0901/n/na00d1737b595?from=notice
皆さまもこういう意味かも?など気になることがありましたら、教えて下さいませ🥸🥸🥸
朝起きてすぐ目がカユい……😭😭😭
🌱
キボリノコンノさんのホームページ🌳
木なのに木じゃない! たい焼きも美味しそう!😆😆😆
https://kibori-no-konno.jimdofree.com/
🌱
多分書き残しておかないと忘れてしまう言葉なのでφ(..)メモメモ!
【陋巷 ロウコウ】
むさくるしく見苦しい町。狭くきたない町。狭い小路。また、俗世間。
【殷賑 インシン】
「殷」はさかん、「賑」はにぎやかの意。
非常ににぎやかで活気に満ちていること。また、そのさま。
メインはコチラ🥸🥸🥸
【口業 クゴウ 】
仏語。身、口、意の三業の一つ。口、すなわちことばによって行なう善悪の行為。語業(ごごう)。
これは竹内浩三が書いた散文?のタイトルでした。最初、意味がわからず「口がうまい人」「口が達者な人」かと思っていたおバカさんは私です😱
https://www.aozora.gr.jp/cards/001675/files/54785_54767.html
修利修利 摩訶修利 修修利 娑婆訶
⇧
最初に出てきたのは、いろいろ検索していくと「浄口業真言」というものらしいです。
「シュリシュリマリマカシュリシュシュリソワカ」と読むのだと思われます。
https://twitter.com/yuki7979seoul/status/1103820761351913472
もっと詳しいことがわかる方がいらしたらぜひこの作品の読取り方を教えていただきたいです🙇🙇🙇
⇧
noteでいろいろ教えていただきました! 有り難い🙏
https://note.com/during0901/n/na00d1737b595?from=notice
皆さまもこういう意味かも?など気になることがありましたら、教えて下さいませ🥸🥸🥸
2022年11月21日
水霜雲便りNo.14:十二ヶ月
おはようございます🥸
『日本が見えない』の竹内浩三の『十二ヶ月』という詩を知りました。 まだ振り返るには少し早い気がしますが、どんな1年だったでしょうか?
『十二ヶ月』 竹内浩三
一月――
凍てた空気に灯がついた
電線が口笛を吹いて
紙くずが舞上った
木の葉が鳴った
スチュウがノドを流れた
二月――
丸い大きな灰色の屋根
真白い平な地面
つけっぱなしのラムプが
低うく地に落ちて
白が灰色に変った
三月――
灰色はコバルトに変り
白は茶色に変った
手を開けたら
汗のにおいが少しした
四月――
ごらん
おたまじゃくしを
白い雲を
そして若い緑を
五月――
太陽がクルッと転った
アルコホルが蒸発して
ひばりが落ちた
虫が少し蠢いてみて
また地にもぐりこんで
にやりとした
六月――
少年が丘を登って
苺を見つけて
それを口へ入れ
なみだぐんだ
七月――
海が白い歯を見せ
女が胸のふくらみを現す
入道雲が怒りを示せば
男はそっと手をさしのべる
ボートがゆれた
八月――
ウエハースがべとついて
クリームが溶けはじめた
その香をしたった蟻が
畳の間におちこんで
蟻の世界に椿事が起り
蝉が松でジーッとないた
九月――
石を投げれば
ボアーンと響きそうな
円い月が
だまって ひとりで
電信柱の変圧器に
ひっかかっていた
十月――
ゲラゲラ笑っていた男が
白い歯を収め 笑いを止めて
ひたいにシワをよせ
何事か想い始めた
炭だわらの陰でコオロギが鳴いた
十一月――
空は高かった
そして青かった
しかし 俺はさみしかった
十二月――
ラムプがじーと鳴って
灯油の終りを告げた
凩こがらしが戸をならして
「来年」のしのびやかな
足音も聞えた
ドイツでは「ゴールデン・オクトーバー」という表現があるようです。ビール祭りだけじゃなかったのか🍻
萩尾望都さんの漫画に『ゴールデン・ライラック』ってあったような気がする。あとフランスに初めてのコンビニという記事を読みました。日本のイメージからはかなり遠い(@_@;)
https://www.oshiri2hi.com/article/493683594.html
ではでは、今週もご安全に!
『日本が見えない』の竹内浩三の『十二ヶ月』という詩を知りました。 まだ振り返るには少し早い気がしますが、どんな1年だったでしょうか?
『十二ヶ月』 竹内浩三
一月――
凍てた空気に灯がついた
電線が口笛を吹いて
紙くずが舞上った
木の葉が鳴った
スチュウがノドを流れた
二月――
丸い大きな灰色の屋根
真白い平な地面
つけっぱなしのラムプが
低うく地に落ちて
白が灰色に変った
三月――
灰色はコバルトに変り
白は茶色に変った
手を開けたら
汗のにおいが少しした
四月――
ごらん
おたまじゃくしを
白い雲を
そして若い緑を
五月――
太陽がクルッと転った
アルコホルが蒸発して
ひばりが落ちた
虫が少し蠢いてみて
また地にもぐりこんで
にやりとした
六月――
少年が丘を登って
苺を見つけて
それを口へ入れ
なみだぐんだ
七月――
海が白い歯を見せ
女が胸のふくらみを現す
入道雲が怒りを示せば
男はそっと手をさしのべる
ボートがゆれた
八月――
ウエハースがべとついて
クリームが溶けはじめた
その香をしたった蟻が
畳の間におちこんで
蟻の世界に椿事が起り
蝉が松でジーッとないた
九月――
石を投げれば
ボアーンと響きそうな
円い月が
だまって ひとりで
電信柱の変圧器に
ひっかかっていた
十月――
ゲラゲラ笑っていた男が
白い歯を収め 笑いを止めて
ひたいにシワをよせ
何事か想い始めた
炭だわらの陰でコオロギが鳴いた
十一月――
空は高かった
そして青かった
しかし 俺はさみしかった
十二月――
ラムプがじーと鳴って
灯油の終りを告げた
凩こがらしが戸をならして
「来年」のしのびやかな
足音も聞えた
ドイツでは「ゴールデン・オクトーバー」という表現があるようです。ビール祭りだけじゃなかったのか🍻
萩尾望都さんの漫画に『ゴールデン・ライラック』ってあったような気がする。あとフランスに初めてのコンビニという記事を読みました。日本のイメージからはかなり遠い(@_@;)
https://www.oshiri2hi.com/article/493683594.html
ではでは、今週もご安全に!
2020年08月15日
親月雲便りNo.12:骨のうたう
骨のうたう(原型)
竹内浩三
戦死やあわれ
兵隊の死ぬるやあわれ
とおい他国で ひょんと死ぬるや
だまって だれもいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
こいびとの眼や
ひょんと消ゆるや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や
苔いじらしや あわれや兵隊の死ぬるや
こらえきれないさびしさや
なかず 咆えず ひたすら 銃を持つ
白い箱にて 故国をながめる
音もなく なにもない 骨
帰っては きましたけれど
故国の人のよそよそしさや
自分の事務や 女のみだしなみが大切で
骨を愛する人もなし
骨は骨として 勲章をもらい
高く崇められ ほまれは高し
なれど 骨は骨 骨は聞きたかった
絶大な愛情のひびきを 聞きたかった
それはなかった
がらがらどんどん事務と常識が流れていた
骨は骨として崇められた
骨は チンチン音を立てて粉になった
ああ 戦場やあわれ
故国の風は 骨を吹きとばした
故国は発展にいそがしかった
女は 化粧にいそがしかった
なんにもないところで
骨は なんにもなしになった
2020年8月 終戦から75年 合掌
竹内浩三
戦死やあわれ
兵隊の死ぬるやあわれ
とおい他国で ひょんと死ぬるや
だまって だれもいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
こいびとの眼や
ひょんと消ゆるや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や
苔いじらしや あわれや兵隊の死ぬるや
こらえきれないさびしさや
なかず 咆えず ひたすら 銃を持つ
白い箱にて 故国をながめる
音もなく なにもない 骨
帰っては きましたけれど
故国の人のよそよそしさや
自分の事務や 女のみだしなみが大切で
骨を愛する人もなし
骨は骨として 勲章をもらい
高く崇められ ほまれは高し
なれど 骨は骨 骨は聞きたかった
絶大な愛情のひびきを 聞きたかった
それはなかった
がらがらどんどん事務と常識が流れていた
骨は骨として崇められた
骨は チンチン音を立てて粉になった
ああ 戦場やあわれ
故国の風は 骨を吹きとばした
故国は発展にいそがしかった
女は 化粧にいそがしかった
なんにもないところで
骨は なんにもなしになった
2020年8月 終戦から75年 合掌
2018年12月14日
竜潜雲便りNo.20:叱られて・・・
今朝も寒いですね~鳩が思いっきり身体を膨らませてジッとしている姿を見ました。枯れ葉の中に埋もれていたらあったかいだろうに、と思ったけれど、この辺りにそんな場所はなかった!
今年は戌年だったな~と思いながら、さだまさしさんの『私は犬に叱られた』という歌を聞きました。耳が痛い、胸が痛い・・・。
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/sweep-tact/entry-10566964680.html%3Fusqp%3Dmq331AQJCAEoAVgBgAEB
竹内浩三さんの「しかられて」・・・こういうのもいつか懐かしい記憶になるんでしょう。
『しかられて』(竹内浩三)
しかられて
外へは出たが
我家から
夕餉の烟と
灯火ともしびの
黄色い光に
混ぜられた
たのしい飯めしの音がする
強情はってわるかった
おなかがすいた
風も吹く
三日月さんも
出て来たよ
あやまりに
行くのも
はずかしい
さらさら木の葉の
音がした
今年は戌年だったな~と思いながら、さだまさしさんの『私は犬に叱られた』という歌を聞きました。耳が痛い、胸が痛い・・・。
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/sweep-tact/entry-10566964680.html%3Fusqp%3Dmq331AQJCAEoAVgBgAEB
竹内浩三さんの「しかられて」・・・こういうのもいつか懐かしい記憶になるんでしょう。
『しかられて』(竹内浩三)
しかられて
外へは出たが
我家から
夕餉の烟と
灯火ともしびの
黄色い光に
混ぜられた
たのしい飯めしの音がする
強情はってわるかった
おなかがすいた
風も吹く
三日月さんも
出て来たよ
あやまりに
行くのも
はずかしい
さらさら木の葉の
音がした
2018年12月12日
竜潜雲便りNo.19:「災」~よく生きてきたと思う
スマホの画面をみたら12:12……12月12日に12時12分かぁ~、なんかイイコトありますかね~なんてノンキに思っていましたが、特に何もなく……まぁそれが一番いいんですよね。
今年の漢字は「災」とか。今年だけでなく、平成ってずっと災害に対してどう備えるか、防ぐか、そんな年月だった気がします。私自身は大きな災いに遭遇することなく過ごしてきましたが、まだまだ辛い状況にある方がたくさんいらっしゃるという現実。
【過去23年の「今年の漢字」】
https://www.oricon.co.jp/news/2125286/full/
前にも竹内浩三さんのことを書きましたが、昨日読んだ「よく生きてきたと思う」。こういう気持ちっていつの時代もみんなが抱えているものなのかもしれないですね。
『よく生きてきたと思う』
竹内浩三
よく生きてきたと思う
よく生かしてくれたと思う
ボクのような人間を
よく生かしてくれたと思う
きびしい世の中で
あまえさしてくれない世の中で
よわむしのボクが
とにかく生きてきた
とほうもなくさびしくなり
とほうもなくかなしくなり
自分がいやになり
なにかにあまえたい
ボクという人間は
大きなケッカンをもっている
かくすことのできない
人間としてのケッカン
その大きな弱点をつかまえて
ボクをいじめるな
ボクだって その弱点は
よく知ってるんだ
とほうもなくおろかな行いをする
とほうもなくハレンチなこともする
このボクの神経が
そんな風にする
みんながみんなで
めに見えない針で
いじめ合っている
世の中だ
おかしいことには
それぞれ自分をえらいと思っている
ボクが今まで会ったやつは
ことごとく自分の中にアグラかいている
そしておだやかな顔をして
人をいじめる
これが人間だ
でも ボクは人間がきらいにはなれない
もっとみんな自分自身をいじめてはどうだ
よくかんがえてみろ
お前たちの生活
なんにも考えていないような生活だ
もっと自分を考えるんだ
もっと弱点を知るんだ
ボクはバケモノだと人が言う
人間としてなっていないと言う
ひどいことを言いやがる
でも 本当らしい
どうしよう
ひるねでもして
タバコをすって
たわいもなく
詩をかいていて
アホじゃキチガイじゃと言われ
一向くにもせず
詩をかいていようか
それでいいではないか
今年の漢字は「災」とか。今年だけでなく、平成ってずっと災害に対してどう備えるか、防ぐか、そんな年月だった気がします。私自身は大きな災いに遭遇することなく過ごしてきましたが、まだまだ辛い状況にある方がたくさんいらっしゃるという現実。
【過去23年の「今年の漢字」】
https://www.oricon.co.jp/news/2125286/full/
前にも竹内浩三さんのことを書きましたが、昨日読んだ「よく生きてきたと思う」。こういう気持ちっていつの時代もみんなが抱えているものなのかもしれないですね。
『よく生きてきたと思う』
竹内浩三
よく生きてきたと思う
よく生かしてくれたと思う
ボクのような人間を
よく生かしてくれたと思う
きびしい世の中で
あまえさしてくれない世の中で
よわむしのボクが
とにかく生きてきた
とほうもなくさびしくなり
とほうもなくかなしくなり
自分がいやになり
なにかにあまえたい
ボクという人間は
大きなケッカンをもっている
かくすことのできない
人間としてのケッカン
その大きな弱点をつかまえて
ボクをいじめるな
ボクだって その弱点は
よく知ってるんだ
とほうもなくおろかな行いをする
とほうもなくハレンチなこともする
このボクの神経が
そんな風にする
みんながみんなで
めに見えない針で
いじめ合っている
世の中だ
おかしいことには
それぞれ自分をえらいと思っている
ボクが今まで会ったやつは
ことごとく自分の中にアグラかいている
そしておだやかな顔をして
人をいじめる
これが人間だ
でも ボクは人間がきらいにはなれない
もっとみんな自分自身をいじめてはどうだ
よくかんがえてみろ
お前たちの生活
なんにも考えていないような生活だ
もっと自分を考えるんだ
もっと弱点を知るんだ
ボクはバケモノだと人が言う
人間としてなっていないと言う
ひどいことを言いやがる
でも 本当らしい
どうしよう
ひるねでもして
タバコをすって
たわいもなく
詩をかいていて
アホじゃキチガイじゃと言われ
一向くにもせず
詩をかいていようか
それでいいではないか