2018年08月22日

炎昼雲便りNo.30:わすれもの

読売新聞(8/19)の「こどもの詩」にドキッ!としました。いつからこんな気持ちをなくしてしまったのか・・・こんなやさしさを思い出させてくれるために、小さい子どもは一生懸命大人に話をしているのかもしれない、そんなにふうに思いました



『ありさん』 佐々木凛人(りんと)ちゃん・3歳

ままー

ありさんが ちょうちょ

はこんでるよ

きっと びょういんへ

いくんだね




rohengram799 at 14:08コメント(4) 

2018年03月07日

桃月雲便りNo.7:埴輪メガネくんと蝶々

『世界の眼で見る古墳文化』のポスターがたまらない~!なワタクシです。埴輪に眼鏡ヾ(o≧∀≦o)ノ゙

https://sp.museum.or.jp/event_details/90228



メガネといえば、石川県に用水路を埋め尽くす数千の白い蝶(蛾)の群れを怪異と見なす話があるという記事を読んで蝶について検索していたら、おかしな兜を発見しました。ウサギの耳とかムカデとか妙なデザインの兜は今までいくつか雑誌などで見てきましたが、このチョウ+メガネ付は・・・なんなのよ~!?
https://sengoku-g.net/blog/2018/01/helmet.html/helmet7_m


メガネは江戸時代になってから追加されたようですが、こんなので戦場に行くの? 真面目に作ったのかどうか、わからない~!


蝶の群舞の話に戻りますと、これははしばしば見られる現象で「蝶合戦」や「蝶雨」と呼ばれるそうです。かなり昔の文献にも記述があるようです。蝶がキライな人でなくてもなんでも大群になると恐ろしいし気持ち悪いだろうなぁ、と思いました。

万延元年(1860)6月には江戸市中でもこの現象があり、岡本綺堂『半七捕物帳』、横溝正史『人形佐七捕物帳』にそれぞれ「蝶合戦」という題の短編があるそうです。積ん読本が全く減らないのに、読んでみたいと思ってしまう(;´∀`)

今井彰さん『蝶の民俗学』(1978年)では蝶雨の正体について、本物の蝶とは限らず、カゲロウ、ユスリカ、ウスバツバメガ、トビケラといった群である場合が多かったのではないかと書かれているそうです。


下記ブログの3つめの記事に詳しく書かれていますので、お読み下さいませ。
http://d.hatena.ne.jp/morita11/touch/20150925/1443160757


今井彰さんという方を知らなかったので、検索していたら「蝶の民俗館」がありました。飾ってあるお人形さんがちょっとホラーっぽい気がする・・・(≡人≡;)

http://inagakirecipe.blog114.fc2.com/blog-entry-734.html





rohengram799 at 22:39コメント(2) 

2016年11月15日

新雲便りNo.6:8月の青い蝶

昨日はアツいなぁ、と思うような天気でしたが、今日はもうドンヨリした曇り空ですね。 もうどこに行ってもハロウィンの後はクリスマス!な飾りつけが始まっていて、昨晩仕事帰りに寄ったスーパーでは、なんと!もう♪ジンングルベル~ジンングルベル~が流れていました・・・あの、七五三は・・・と思っていたら、今日行った別のスーパーではお年玉のポチ袋にお供え餅が・・・で、もう季節感が無さすぎてお口ポカーンになってしまいました。



さてさて・・・今、私はコバルトの風~でなくて(サーカスの♪アメリカンフィーリングを知っている人にしかわからないですよね)「8月の青い蝶」(周防柳)という本を読んでいます。8月をずっと繰り返してきたという、急性骨髄性白血病の祖父・亮輔。彼は中学の時に広島で被爆していました。ある日、母と見つけてしまった、少しだけ羽の欠けた青い蝶の標本。これには祖父のどんな思い出があるのか・・・と気になる展開!と思っていたら、亮輔クンは軍人の父親の愛人に恋心を抱いていました(笑)  まあ、囲われ者ではありますが、年も若くてとてもキレイなおねーさんなのです。 病弱で美人、殿方の庇護欲がかき立てられますね~!


きっとかなしくせつなくなって、本を閉じることになると思うのですが、今の段階では文章が私のツボにハマりまくりで笑ってしまいます。亮輔クンの今の母上は家事全般は苦手で見てくれも残念ながら、病死した前の奥さんにはかなわない。でも、外部の活動にはとても熱心で元気ハツラツ!

第二章で過去に戻るのですが、その中に愛妾同居に近い状況になった経緯が書いてあるのですが「若い、美しい、妊娠している。自分には望むべくもない三題噺みたいなものが福子のプライドを打ちのめした。」というところでは、笑ってしまいました!  とてもむかつきはするけれど、大人の対応ができるのが本妻であります1「不動明王の火炎のように暴れる心を、福子は力ずくでねじ伏せた。」のです。  亮輔クンと希恵さん(愛人)の共通点は虫が好きなことだったので、話をするようになったら急速に盛り上がったみたいですね~まだ読みかけなので、どこまでの関係になるのかわかりませんが。



昨日は↑まで書いて終わってしまいました・・・やはり長文は疲れる・・・思ったことの半分も書けない・・・悲しい~!







rohengram799 at 13:49コメント(8)トラックバック(0) 

2014年03月23日

東雲便りNo.16:「しゅん」な読書

木曜日から三連休をもらっていたワタクシ、今日は久々の出勤であります。さすがに店内から雪だるまの置物はなくなり、また菜の花の敷物や造りものの桜、蜂の飾り物が登場していました。


そういえば……蜂ではないのですが、田舎からの帰りの電車で蝶のピアス(だと思う)をしたおねーさんがいました。まるで夏休みの昆虫採集の標本のように(大きさもシジミチョウみたいな小さいモノではなく、モンシロチョウくらいはある)誰が見ても「明らかに蝶」が耳たぶにバァン!とあるのは……ちょ~コワイ←スミマセン、おやぢスイッチonになりました(;^_^A


薄い黄色の蝶でキライな人が見たら「蛾」だと思ってしまうかも……。頭がお花畑の方とご兄弟の蝶が大好き!なハトヤマさんになんという名前なのかきいてみたい……と思っているうちに、おねーさんは下車してしまいました。


話を職場に戻しますが、食堂に業界雑誌やら自己啓発本などが置かれているのですが(昨年夏くらいからかな)あまり借りる人もいなくて……『海賊とよばれた男』上・下巻もずっとキレイなまま~1ヶ月くらい前にようやく社員さんが借りていきました。そして今日、その棚に《今が旬!是非、お読みください》というPOPがつけられていました。お客さまが目にするわけでもないのにわざわざパソコンで作ったみたいです。そして「今が旬」って……たしか第10回本屋大賞を受賞したのは2013年4月だったはず……すでに1年近く前の話だし……ドラマや映画公開とかも聞かないし、マンガ化とかそんなに騒ぐこともない気がするし……作家として旬とかなんかなぁ~と思うし←後は下り坂っぽいイメージがある(~_~;)


もしや私の知らない「旬」の意味があるのか?と調べてしまいました! 「季節を先取りするはしりと呼ばれるもの」「収穫量がピークに当たる時期」「素材がもっとも美味しい時期」……この3つに当てはまるとは思えないのですが。「収穫量」が売上げだとしてもピークに当たるとは考えにくい~第一、出版社でもないし(^^;)))


まだ「店長、オススメ!」とか「男ならコレを読め!」とか「海賊になろうぜ!」とかだったら「ふーん(゜.゜)」くらいで終わったのですが。 本好きならおいおい、勘弁してくれよ、しょぼしょぼんρ(・・、)な気分になるのでしょうが……ワタクシ、思いっきり鼻で笑ってしまいましたわ( ̄▽ ̄;)
よかった、誰もいなくて!!



rohengram799 at 20:20コメント(13) 

2010年10月16日

ひつじ雲便り259:天高くアホ舞い上がる秋の空

『古(いにしえ)の海を渡りし名僧の肩に止まりて行きし蝶あり』


今日の新聞で見つけた、石田比呂志さんの俳句です。空海も最澄も中国に留学して仏教を学んだ。その人の肩に止まり、蝶が海を渡ってやって来た…という解説がありましたが、私がイメージした名僧は「鑑真」でありました。


蝶は、優しく軽やかで慈悲深げなイメージで、私には何度も荒海を越えて日本に来てくれた和上のイメージなんですよね。実際、暴風雨だったら、蝶など止まっていられないでしょうけど(--;)海中に沈んでしまった経典が、蝶に姿を変え、和上の肩に止まり日本にやってきた……と考えると、メルヘン!!しかし、巻物が数が多すぎて、和上の衣がモリ・ハナエ風になっていたら…ああ、こんな発想は罰当たり(@_@)


それより、最澄や空海だと肩に「鷹」とか「鷲」とか乗っているイメージがありませんか(~o~)さすがに『母をたずねて三千里』のアメデオは連想しませんでしたよ~と書き込みしながら『海猿』の二文字が浮かんできました(´Д`)





rohengram799 at 09:26コメント(4) 
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