西條八十

2023年03月09日

柳絮雲便りNo.5:酒の唄

こんにちは🐥

額に白い斑点のある馬を「戴星の馬(ウビタイノウマ)」って言うけれど、コチラはハート♡ 
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8dd2f9e8e0692d2ed9b33bfa648a92845489bfd


この前読んだ話(多分ネット小説…記憶にない💦)に「スミノフ」というお酒が出てきて、ジョニ赤やジョニ黒みたいに何種類かあるような表現があったので、メモって置いたのを検索したらウォッカだったのね😅
https://otokonokakurega.com/learn/curiosity/64397/

 
アイルランドの詩人・イエーツ(表記はイェーツだったりイェイツだったりいろいろ)の『酒の唄』、Wineをそのままワインとするか酒にするか、Mouthを口にするか唇にするかでイメージがだいぶ違うなぁとGoogle先生、西條八十、リンボウ先生を比べて思いました。飲み比べならぬ読み比べ😄

Wine comes in at the mouth  
And love comes in at the eye;
That's all we shall know for truth
Before we grow old and die.      
I lift the glass to my mouth,    
I look at you, and I sigh.

Google翻訳
ワインは口から入ってくる
そして愛は目に入ってきます
それが真実として私たちが知るすべてです
私たちが年老いて死ぬ前に
グラスを口元に持ち上げ
私はあなたを見て ため息をつきます

西條八十訳
酒は唇(くち)よりきたり
恋は眼(まなこ)より入(い)る。
われら老いかつ死ぬる前に
知るべき一切の真はこれのみ。
われ杯(さかづき)を唇(くち)にあて
おんみを眺めかつ嘆息(ためいき)す。

林望訳
うまし酒は 口より入りて
うまし恋は 目より至ると
これぞこれ この世のまこと
われら老いて やがて死すとも
その前に
いざ わが口に さかづきを
いざ わが目に君を その息を


イエーツはこんな言葉も残しています。妖精の国らしいなぁ🍀 
いつの時代でも純真な人や、古代の叡智ある人たちは、あの「聖なる人々」に会ったり話したりしているのだ。


あと財津和夫さんが『酒の唄』を作詞作曲していました🐤
https://www.uta-net.com/song/77450/


そういえば今日は「ありがとうの日」〜いつもありがとうございます🙏 どうぞよい1日を😄😄😄



rohengram799 at 09:25コメント(8) 

2021年08月07日

金涼雲便りNo.7:山羊笑う

今日は立秋。台風の影響か、晴れていますが雲が多くていくぶん暑さがやわらいでいるような気がする……今まで暑すぎたので、いろんな感覚がおかしくなっている気がします。連日のオリンピック中継の「初対戦」は「初体験」に聞こえるし「楽譜」が「薬膳」に見えたり……3日に一度くらいの割合で昼間、急激な眠気に襲われるのはやはり年齢なのか、熟睡出来ていないからなのか(;´д`)


春は山笑う、夏は山滴る、秋は山装う、冬は山眠る……山羊笑うなんてないぞ !? なタイトルですが、本日の読売新聞・四季にあった大串章さん(*)の俳句から。


秋風に白鬚揺らし山羊笑う


鬚(ひげ) は あごひげなのでこの字ですね。
「髭」→ くちひげ
「鬚」→ あごひげ
「髯」→ ほおひげ

長谷川櫂さんの解説(?)
山羊が笑うのを最後に見たのはいつだったか。山羊はいつも笑っているが、大人になると悲しげな顔に見えてしまう。この句は子どもの心に帰って見た山羊の笑顔。それとも子どものころに見た山羊の笑顔の思い出。句集『恒心』から。


「恒心」とは人間として常に持つべき変わらぬ心の意味だそうです。中学の時「恒子(つねこ)」という名前の先生がいたことを思い出しました〜キラいだった (´∀`;)


「ひげ」つながりで『電車の中で』という西條八十の詩を最後に。



電車の中で


  釣革に吊(ぶらさ)がっていると、
  眼のまえに白い髭の老人が腰かけている、
  まっ白な、食塩のようにまっ白な、
  なんて美しい髭だ。

  わたしは考える、──
  自分もいつか老人になるだろう、
  あんな髭を持つようになるかもしれない、
  嵐のあとの朝の庭のような
  こころ静かな、懐かしい老年!
  その時、今のわたしを悩ませている
  彼女の思い出はどんな姿になるのだろう。

  釣革にさがりながら
  わたしはしみじみと想う、
  老年のわたしの白い髭のかげに
  雪の中の水仙の花のように
  はっきりと咲き出るであろう
  彼女の美しいおもかげを。──



(*) http://momotori.com/profile.html



rohengram799 at 09:20コメント(4) 

2020年04月19日

鎮月雲便りNo.19:風になりたい

昨日は台風のような天気でしたが、今日はいいお天気になりました。緑がまぶしい季節がやって来ますね。



誰が風を見たでしょう 僕もあなたも見やしない


西條八十が訳したクリスティーナ・ロセッティの詩を初めて知ったのは、小学生の頃、岸裕子さんの漫画だったと思います。『風に乗ったら』という漫画がそれだったのか? 全く思い出せないのですが(-_-;)

http://www.worldfolksong.com/sp/songbook/japan/wind-christina-rossetti.html


最近、彼女に兄がいて画家のダンテ・ゲイブリエル・ロセッティという人物だと知りました。

https://www.christianpress.jp/december-5-christina-rossetti-birthday/


こちらを読むと彼の生涯はおいおい……!となりますが、絵を堪能して下さい(笑)

https://taesunworld.com/rossetti/




「さっきから撫でられているこの風はあなたのゆびの感触がする」千原こはぎ (*)


「風になりたい」というとTHE BOOMの歌を思い出す人の方が多いのだろうけど、私は吉田拓郎が作った歌の方が好き〜拓郎が歌っているのがないのが残念!

https://sp.uta-net.com/movie/22180/



(*)ちるとしふと (新鋭短歌シリーズ39) >> https://bookmeter.com/books/12765628

千原こはぎさんの短歌もイラストも可愛いです(*´ω`*)
http://kohagiuta.com/gallery.html



rohengram799 at 13:10コメント(2) 

2016年06月03日

閑雲便りNo.4:バラと麦わら帽子

西條八十というと映画『人間の証明』で引用された《ぼくの帽子》が有名ですね。


《母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。》以下略(笑)


そして♪歌を忘れたかなりやは~など、叙情的な詩人という印象だったのですが、小説もたくさん書いていたようです。児童文学というか少年少女文庫みたいな感じ? 西條八十もサトウハチローみたいに母の詩をいくつか書いているというのを知り、彼の作品を検索していたら『人喰いバラ』という作品にhitして「なんだ、このタイトルは(゜д゜)」となったワケです。彼の写真も見ましたが、これまたイメージが違いました(笑)


あらすじですが……貧しい生活を送る英子は、正月から毛糸を売って歩いていた。七草の日にたまたま通りかかったある大邸宅に招かれてしまう。そしてその家の当主、向井元男爵から、自分が余命いくばくもないことを告げられ、死んだ場合に全財産を相続してくれと頼まれる。驚く英子はいったん辞退するものの、結局は遺産を相続することにする。ところがそこに現れた向井氏の姪、春美。彼女は自分が相続すると思っていた財産を横取りされたと逆恨みし、ついには英子の殺害を企てる……。


初版は昭和29年みたいで、復刻版がゆまに書房から2003年に発売されたようです。タイトルも絵柄も時代を感じました(笑) 中原淳一さん風ですかね~こんな雰囲気の絵柄の“ぬりえ”で遊んでいた頃を思い出しました。今はぬりえは大人の趣味になっていますが( ̄▽ ̄;)




さてさて、今日は6月3日、ロクヨンならぬロクサンですが(¨;)……「六三除」というおまじない(?)というか厄除けがあるのですね。飛行機の御守りで有名な飛不動さんのサイトにありました。他の寺社でもあると思います。


六三除は年令による身体の部分的な厄除けで、本年どこが六三に当たる場所かは、数え年を9で割り、余りの数字で判断。割り切れた時は余りを9とします。その数字を身体の場所に当てはめるワケですね。詳しくは下記サイトをご覧下さいませ。


《飛不動尊》
http://tobifudo.jp/engi/engi.html

《六三除》
http://tobifudo.jp/newmon/kigan/63yoke.html



ではでは、皆さま、お身体に気をつけてよい週末をヾ(´ー`)ノ






rohengram799 at 08:40コメント(6) 
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