贅沢品

2015年05月14日

碧雲便りNo.14:江戸前味噌

台風の影響が関東にも…と言っていた一昨日、ダンナと遅い夕飯でラーメンを食べに行きました。9時前、雨は本降りになりかけでお目当ての店(味噌蔵・田所商店とかいうところ)にない着いた時にはスゴい雨量でした……(;´д`)



メニューはラーメンの味は味噌のみ。店舗により味噌の種類は違うみたいですが、三種類はあるよう……私たちが行った店は「札幌味噌」「信州味噌」「江戸前味噌」で、食べたのは札幌味噌の野菜ラーメンでありました。味は……とにかく濃い!ですかね~薄めるスープありますと貼り紙があって、試しにもらいましたが、このスープ自体にあまりうま味は感じませんでした。まぁワタクシの舌なのであまりアテになさらず(^。^;)



さてさて、気になったのは江戸前味噌! 初めて聞いたし、甘口とありました。甘口は白味噌と単純にインプットされていたので、ダンナとふたりなんだろう~ね?と思いつつ、チャレンジはまた後日ということで、取り合えず調べてみました。


たっぷりの糀を使った甘みと少ない塩分が特徴で、 将軍家ご出身地の三河「八丁味噌」の旨みと、京都「白味噌」の上品さを兼ね備えた味噌として、江戸中期に開発されたそうです。江戸前の新鮮な魚が手に入る江戸の人にとって、魚の中まで完全に火を通してしまうのは粋ではない! そこで江戸料理では煮詰めて味をしみこませない代わりに、周りのタレの味を濃くするように……しかし普通の味噌で味を濃くしようと量を増やすと、塩辛くなるだけ(ーー;) 江戸甘味噌は塩分が通常の半分以下。なので、たっぷりと味噌を使う事が出来る! 江戸の味噌料理には必ずと言っていいほどこの江戸甘味噌が使われていたそうです。


通常の倍以上の米糀を使う、これが第二次世界大戦中には賛沢品という理由で生産が禁止に。昭和27年に生産が解禁になった時には、大豆の配合割合が多い辛口味噌(仙台味噌、信州味噌)が主流になっていたので、庶民の生活からはすっかり忘れられた存在になっていました……だから都民でも知らない人が多いようです。



私たちの後から来たちょっとアキバ系の殿方は、この江戸前味噌ラーメンを注文していました! 結構仕事帰りっぽいサラリーマンとかやって来ましたね~1日の疲れを味噌ラーメンで癒すのかしら?



昨晩はダンナが職場近くまで迎えにやって来て(帰りに本屋に行ってアレコレする計画だったのに~)回転寿司を食べて帰宅しました。 最近はふたりで出掛ける機会がメチャメチャ増えました。もう違う意味でのお迎えが近いので、思い出作りかね~と半分本気で話しています( ̄▽ ̄;)



《江戸前について》
http://homepage3.nifty.com/shokubun/edomae.html


《田所商店》
http://www.misoya.net/brand/index.html



新聞のコラムで太宰治が「味の素」大好き(≧∇≦)だったと知りました! 檀一雄の『小説 太宰治』の中でも(太宰が)「僕がね、絶対、確信を持てるのは味の素だけなんだ」と言っているらしい(´∇`) 皆さまもどうぞ美味しく楽しい味のある木曜日をお過ごし下さいませ(*´∀`)♪





rohengram799 at 08:35コメント(18) 
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